通信と多様なケイパビリティを活用し、DXと事業基盤サービスでお客さまビジネスを支援します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
データセンターからネットワークまで、業務に最適なソリューションをトータルで提供します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
KDDIは、お客さまにご不便をおかけするような通信・回線状況が発生した場合、本ページでお知らせします。
お支払い方法の変更や請求書の再発行方法、その他ご請求に関する便利なサービスなどをご案内します。インボイス制度対応についてはこちらからご確認ください。
よくあるご質問についてお答えいたしております。お問い合わせの際には、まずこちらをご覧ください。
サービスご利用中のお客さまへ、フォームでのお問い合わせをご案内します。電話でのお問い合わせ先は、各サービス別サポート情報からご確認ください。
IT化を考える場合、セキュリティを無視することはできません。特に、クラウドサービスやスマートフォンなどのモバイル活用を考えた場合、セキュリティリスクは大きな問題になります。
アンケートでは、将来自社内で主流となるモバイル端末としては、フィーチャーフォンは1割以下で、圧倒的にスマートフォンを導入しているという意向が強く出ています。これまでのコラムでも何度か触れたように、スマートフォンを、単なる電話機ではなく情報通信端末として捉え、グループウエアを介した情報共有・コミュニケーションツールとして活用することで、生産性向上・業務効率化を実現できると期待されているのです。
一方で、セキュリティへの不安も少なくありません。クラウドサービスを導入する際にサービス提供事業者に求める要件として、事業者の信頼性、サービスの信頼性と並んで、セキュリティ対策が挙げられています。自社内で管理せずクラウド事業者に運用を任せることで、自分たちですべてを把握できないために心理的なセキュリティへの不安が色濃く出ているとも言えるでしょう。
クラウド化やモバイル活用において、セキュリティを重要な要素として認識していながら、アンケート結果では正反対ともいえる数値が出ています。セキュリティ対策において、『運用ルールを明文化し、十分に運用・セキュリティ対策ができている』と回答した企業は、大企業で4割を割り込み、中小企業では1割あまりにとどまっています。『従業員に注意を促す程度』という、事実上セキュリティ対策をほとんど行っていない企業は、中小企業では4割近くにのぼっているのです。サービス事業者には高いセキュリティを求めつつ、自社では何もしていないという非常にアンバランスな状態だと言えます。
クラウドサービスの活用・モバイル端末の活用は、すでに述べたとおり、これからの企業の成長には欠かせないことです。特に、常に人材不足に悩む中小企業では、今いる人材に最大限に活躍してもらうためにも、クラウド×モバイルの活用による社内環境の整備は不可欠です。そして、そのためにもセキュリティ対策を欠かすことはできません。
スマートフォンの活用において、中小企業がまず取り組むべきセキュリティ対策は、BYOD (個人のスマートフォンやタブレット端末、パソコンなどの端末を業務に使用すること) からの脱却です。従業員の私物スマートフォンを仕事に使っている以上、最終的な管理責任は従業員個人に帰結してしまい、十分なセキュリティ対策を取ることが難しくなります。まずは、社内で管理するスマートフォンを支給することです。
それと同時に、MDM (モバイル端末管理)・EMM (統合モバイル端末管理) などのサービスで、スマートフォンそのものを簡潔に管理することです。一般的なMDMでは、紛失時に遠隔でスマートフォンをロックする、データ消去をするなどの対策が可能です。EMMでは、インストールするソフトウエアの管理・制限、スマートフォンの使われ方の管理などが行われます。どれも簡易に活用できるサービスが提供されているので、スマートフォンを活用するならば必ず導入すべきサービスです。
今回のアンケートでは、企業のIT化の実態として、企業規模による差が見られないもの、顕著な差が見られたものが混在していました。本コラムでは、少し企業規模が大きい中堅企業、さらに大企業とも比較をすることで、中小企業にとって、これから企業が成長するためにすべきIT環境の整備、クラウド化・モバイル化について、何が足りず何から手を付けていくべきかを考えてみました。これからの成長に役立てば幸いです。
より規模の大きい『中堅企業』へとステップアップしていくために必要なクラウド化、モバイル化について、5つの視点から考察します。