このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして、または対応ブラウザでご覧下さい。

閉じる
閉じる

災害時でも事業を継続させるためには、
ネットワーク環境選びが重要

世界有数の地震大国である日本ですが、最近では台風や大雨の被害も多く、日本のどこに住んでいたとしても、災害に遭う可能性はゼロではありません。そこで企業としても災害対策の重要な要素の1つとして、事業継続性 (BCP) 対策をしておくことは、万が一の際にも利益を確保するために欠かすことはできません。企業のさまざまなデータをクラウド化することは、防災対策の一つとしても有効ですが、それだけでは不十分です。ネットワーク環境も万が一に備えておかなければ、クラウドサービスに接続することさえできなくなってしまうからです。そこで今回は災害時でも安心できるネットワーク環境について考えていきます。

中堅企業のクラウド化における問題点とその解決策 ネットワーク強化でクラウド化を推進 第5回災害時でも事業を継続させるためには、ネットワーク環境選びが重要

目次

クラウド化だけでは災害時に企業の資産を守れない

企業経営においてもっとも重要なことは、事業を継続していくことです。そのためには利益を上げ続けていくことが求められますが、それ以外にも地震や台風といった災害が起きた際であっても事業を止めることなく、継続していかなくてはなりません。そのため企業では万が一の場合でも平常時と等しく業務を行えるよう、社内のIT環境の維持、そしてネットワークを維持するための対策を取らなくてはなりません。

社内IT環境を維持する方法の一つとしてクラウド化が挙げられます、紙ベースの資料やデータを電子データに変換し、クラウド化することで、万が一、会社が被害に遭ったとしても、クラウド上にあるデータは守られます。

企業資産を守ることのできるネットワークとは?

ネットワーク環境の災害対策としては、冗長化が基本になります。冗長化とは災害時にコンピューターやシステムに障害が発生した場合に備え、予備装置を普段から配置・運用しておくことです。これによって万が一の際には予備装置を活用すれば事業を継続することが可能になります。

しかし冗長化には問題点もあります。それは予備装置の運用は高コストを招きかねないということ、そして地震が起きた際には、予備装置も被害に遭う可能性が高いということです。予備装置は別の場所に設置するといったことも考えられますが、それでは予備装置を設置した拠点にも情報システム管理者をおかなければならず、さらなるコスト増を招くことになってしまいます。

その対策として、自社内で冗長化するのではなく、「冗長化されたネットワークサービス」を活用することが考えられます。これであれば安定した環境が保たれ、維持管理のコストもかかりません。

サイト内の冗長構成に加え、東日本/images/西日本のBCP構成を標準で提供。クラウドの業務利用にも安心

今後ネットワークの重要性はさらに高まる

今回ご紹介した企業の災害対策、そして業務効率化、コストダウンなどにおいてクラウド化は大きな効果を発揮します。そして増え続けるデータを適切に維持管理していくうえで、クラウド化は多くの企業にとって今以上に欠かせないものになっていくでしょう。

特に現在、従来ではパッケージ製品として提供されていたソフトウエアを、インターネット経由でサービスとして提供・利用する形態であるSaaSの普及が進んでいますが、今後はSaaSをより進化させたPaaS (ネットワークやOSなどもクラウドで提供するサービス) やIaaS (サーバーやストレージなどの機器までクラウドで提供するサービス) へと移行が増加していきます。そうなれば、今まで以上にネットワークの重要性は高まることになります。そういった意味で自社のネットワーク環境の課題を洗い出し、解決していくことが企業として生き残っていくうえでも非常に重要になるといえるでしょう。

詳しい内容の資料を無料でダウンロードできます

クラウド導入が進む中堅企業のための社内ネットワーク強化ガイド

中小企業がクラウド化を進めた場合に生じる、『ネットワークの課題』について解説し、その予防策、解決のヒントをご紹介


ピックアップ