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業界全体が安定した市況を示している建設業界では、多くの人が忙しく働いています。最近では、従業員が健康に働くことや、働きやすい環境を実現する取り組みにも注目が集まっています。働きやすい環境への取り組みには、『いま、どのように働いているか』を知ることが大切です。しかし、現場へ直行直帰することが多い現場監督や従業員は、その労務状況を正しく把握することも難しい状況ではないでしょうか。
建設業界の悩みの一つが、労働時間かもしれません。厚生労働省の調査によると建設業では、他業界よりも労働時間が長い傾向があることが分かっています。しかし、今後雇用関係を継続するためには労働時間を適切に管理する必要があります。
労働時間の短縮を実現するには、長時間化する原因を把握する必要があります。ただ現場監督や従業員は直行直帰が多く正確な勤怠の把握はなかなか困難です。タイムカードを使った勤怠管理では、空白や手書きでの書き込みが多くなりがちです。そこでスマートフォンを活用することで、正確な勤怠管理が可能になるのです。
C社は電気工事を中心に請け負っている建設会社です。この数年は安定して工事の発注があり、従業員は忙しくしています。週のうち2日、多い週では4日ほどは直行あるいは直帰になっています。
最近になって社労士より、「勤務時間を正しく管理したほうがよい」とアドバイスされました。今、タイムカードは使用していますが、直行直帰だとタイムカードが押せず、後から手書きで書き込むような状態です。従業員を信頼していますが、「正確な時間であるとは言い切れない」と社労士に言われています。
また、内勤の職員からは「自分たちは会社に着いた時点でタイムカードを押すが、現場で働いているメンバーは家を出た時間を書いている人もいる」との意見もありました。今、使っているタイムカードの機械が古くなっていることもあり、交換を期に直行直帰でも正しく記録できる勤怠管理の方法がないかと悩んでいます。
C社では、社労士のアドバイスを受けて、社員にスマートフォンを配布、会社専用のSNSで勤怠管理専用のメッセージをやりとりすることにしました。スマートフォンのGPSに連動させて時刻と場所を記録して『出勤」『退勤』のスタンプを投稿するだけです。従業員一人一人に専用の勤怠書き込みスペースを用意したので、間違いなく本人が、場所と時間を正しく申告できます。社内ルールとして、現場についた時点、離れた時点で出勤退勤とするということも定めました。
当初は懐疑的な反応だった社員も、数日運用してみると「思ったよりも簡単だった」「正確に申告できると、会社に状況を分かってもらえるので助かることもある」という声が増えてきました。実際のところ、現場で取引先より突然仕事を依頼されることもあり、残業が発生していた事実も明らかになりました。正確に勤怠管理を行うことで、追加業務に対して、担当者間でのやりとりではなく会社として対応できるようになりました。
最近は、タイムレコーダーに替わって、スマートフォンと連動できる勤怠管理システムの導入も検討し始めました。
次回は、若手社員の教育にスマートフォンを活用したケースを紹介します。
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