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建設業全体の傾向として、従業員の高齢化が挙げられます。その対策として、若手社員の採用に力を入れている会社も多いでしょう。人手不足の状況の中、人材の採用は簡単ではありません。だからこそ新入社員の教育が重要になります。OJTをしようにも、ベテラン社員も忙しく、十分な教育ができず、新入社員も即戦力となり難い状況もありえます。今回は、スマートフォンを活用した社内教育について解説します。
今では、多くの人がプライベートでスマートフォンを使いこなしています。総務省の『情報通信白書 平成29年版』によると、20代、30代の層で9割以上、40代でもそれに迫る人が、スマートフォンを活用しています。特に20代、30代の若い世代の特徴は、『スマートフォンを使いこなすこと』だそうです。また、50代でも約7割がスマートフォンを使いこなしており、ビジネスでもスマートフォンを活用していくことは自然な流れだと思われます。
高齢化が進む建設業界で、若手社員は大切な存在です。その若手社員がベテランの技術を習得するまで教育することは、大変な手間ひまがかかります。かつては「見て覚えろ」というやり方があったかもしれませんが、それでは時間がかかりすぎ、十分に教育できる前に離職してしまうかもしれません。そこで使い慣れたスマートフォンを活用した教育法を導入し、若手社員の育成に事例を紹介します。
水道設備工事を主に請け負っている建設業のD社では、社員の高齢化が悩みのタネでした。主な従業員は50~60代、最高齢は75歳のベテラン従業員です。そこで昨年、20代の若手社員を3名採用しました。当初はOJTとしてベテラン社員と一緒に現場に行かせていたのですが、そのうち若手社員から「なかなか仕事を教えてもらえない」という相談がありました。担当していた従業員に話を聞くと「自分は先輩から『仕事は盗むもの』と言われて育ったので、今も若手に見て覚えろと言っている」ということでした。忙しくて教えている暇がないということも事情としてはあるようです。加えて最高齢の従業員が、体力的な不安から内勤への変更を相談してきました。
現在の人手不足の状況を考えると、昨年採用した若手社員には、三カ月程度のOJTを終えたら、一人で現場に行ってほしいと、社長は考えています。しかし、現在はOJTに半年以上かかっています。教育を担当した従業員からは、若手社員の状況について「基本的なことは大丈夫だが、イレギュラーなことが現場で起こると不安だ」という報告が上がっています。若手社員も同じような感想を漏らしています。
D社は現場に出る従業員にスマートフォンを支給しました。同時に最高齢のベテラン社員を内勤に配置転換しました。若手社員はクラウド型のグループウェアに共有された作業手順書をスマートフォンで見ながら作業することで、基本的な業務のほとんどを行うことができます。作業手順書には写真だけではなく、ポイントになる部分については、動画での解説もあるので、手順を間違える可能性は低くなります。
また、特殊な排水管の配置、珍しい機材などがあった場合、あるいは図面と現場の状況が異なるなど、若手社員では判断が難しい場合には、スマートフォンで本社のベテラン社員と動画通話を行い、現場の状況を共有し、実践的なアドバイスをリアルタイムで聞きながら、作業をすることができるようになりました。ベテラン従業員も動画で状況を見ながらアドバイスできるので、的確な指示を出すことができます。
スマートフォンでベテラン社員の技術、知識を実践的に得ることができて、若手社員たちは自分たちの成長を実感でき、仕事への意欲が増しているように見えます。これまで、半年以上かかっていたOJTも三カ月以内で基本的なことは習得でき、若手社員が一人で現場に出向くようになりました。50~60代の社員も若手の成長に目を見張り、互いに声を掛け合うことも増えているようです。
このように、現場とベテラン社員を直接つなぐことで、技術の継承が進むケースがあります。D社では一人のベテラン社員が、一日に何人もの若手社員の教育を実地で行っています。最近では、50代の社員でも難しい現場の場合には、75歳のベテラン社員に相談をしているようです。
詳細は、こちらの資料でも紹介しています。ぜひ、ご一読ください。
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