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通信モジュール内蔵の独自のスキャンツールを共同開発。
素早い新車種対応や機動力のある診断・整備を可能にした。
通信モジュール内蔵の専用端末で簡単操作と作業時間の大幅削減を実現。
診断結果を帳票で印刷 (見える化)。
OBD-II情報のアップロードはKDDI閉域ネットワークを活用。
セキュアな通信環境下でのOBD-II情報の蓄積を実現。
自動車の電子化が進み、国産車においても故障内容を車載コンピュータに記憶保持するOBD-II (車載式故障診断装置) の義務化により、適切な自動車整備を行うにはOBD-II情報を読み取るスキャンツール (車両診断機) が不可欠になっていた。しかし、市販の汎用スキャンツールは高額な上、新車種対応のデータ更新が遅く更新費用もかかるなど、メーカーや車種を問わない専業整備業者にとって問題も多く、導入は進んでいなかった。
そこで、KDDIの通信モジュール『WM-M200A』を内蔵した自動車整備用モバイルスキャンツール『LOSSO-9 (Eagle Catch)』を独自にユーザーを代表してエムログと共同開発。『LOSSO-9 (Eagle Catch)』は、自動車のOBD-IIコネクタに接続し読み取ったOBD-II情報を通信モジュールを使いセンターサーバにアップロード。センターサーバで情報の診断を行い、診断結果はPCや携帯電話にメールで送信する。スキャンツールではなくセンターサーバの車種対応プログラムを更新することで、対象車種の拡充や新車対応にも素早い対応が可能となった (現在OBD-II対応車種の約95%をカバー)。
また、通信モジュールを内蔵することで、工場内はもちろんお客さまの駐車場など、au通信エリアなら全国どこからでも取得したOBD-II情報のアップロードができる上、診断結果も携帯電話で確認できるようにし、整備作業の機動性を飛躍的にアップさせた。その上で、初年度導入コスト (レンタル方式) は既存品の1/2未満を実現した。
従来の汎用スキャンツールは、操作が複雑で作業時間を要するものが多かった。メーカーや車種に関わらず誰もが簡単に操作ができ、短時間で診断結果を取得することで入庫する全ての車の診断を可能にした。
OBD-II情報の診断結果は、『LOSSO-9』の利用シーンに応じた診断結果帳票に印刷 (見える化)。新しい電子整備サービスとしてラインアップに加わった。
OBD-II情報はお客さまの大切なクルマの情報であるとともに、技術向上やノウハウ蓄積に欠くことのできない貴重な整備・技術情報であった。そのためOBD-II情報のアップロードには、情報漏洩防止などのセキュリティ対策が不可欠であった。
OBD-II情報のアップロードでは、KDDIの閉域ネットワーク (IP-VPN) を活用することでセキュアな通信環境を実現。情報漏洩リスクを軽減しお客さまの大切なクルマ情報を保護。さらに安全を担保した上で、センターサーバへのデータ蓄積を可能にしたことで、メーカーや車種ごとの故障傾向などを分析し、従来各社各社に点在していた整備・技術情報の蓄積を実現した。
自動車整備に関わる国内全ての事業者向けに、『LOSSO-9』 (ロータスクラブ向け) 及び『Eagle Catch』(ロータスクラブ外向け) の複数ブランドにより、適切な自動車整備、技術の向上など、整備業界自身の社会的な存在価値を高めたいと考えています。
今後は、OBD-II情報をより広く活用するためクルマを管理する必要がある法人のお客さまのニーズに応えるべく、社用車の運行状況、CO2排出量、燃費などの車両管理や遠隔メンテナンスにもOBDの技術を活用することで、整備事業者発の提案を行って新たな事業領域を開拓したいと考えています。また、海外進出を行っているロータスクラブの会員企業などに、日本から輸出された中古車のOBD診断や診断履歴の提供ができるようにしていきたいと思っています。
社名 | ロータス九州株式会社 |
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所在地 | 福岡県福岡市多区下川端1-1 |
URL | http://losso-9.com/ |
会議資料に、メール添付用に、印刷用にぜひご利用ください。
導入事例:ロータス九州株式会社様(2.1MB)
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