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すでに始まっているデジタルトランスフォーメーションの革命時代を生き抜くために
アイレット株式会社×KDDI株式会社 特別対談

すでに始まっているデジタルトランスフォーメーションの革命時代を生き抜くために

両者の強みを生かして最高峰のクラウドサービスをより多くのお客さまへ届ける

国内において最高峰アマゾン ウェブ サービス (AWS) 導入実績を誇るアイレット社は2017年初め、KDDIグループに加わった。両社の強みを融合して、クラウド時代リードする新しい価値創出目指す。その方向性について、アイレット社の齋藤将平氏とKDDIの藤井彰人が語り合った。

  • ※ アイレット株式会社は、2026年4月1日よりKDDI Digital Divergence Holdings株式会社経営統合し、「KDDIアイレット株式会社」を発足しました。

イノベーションが求められる時代 クラウドの役割は一層大きく

KDDI株式会社
ソリューション事業本部
ソリューション事業企画本部 副本部長
兼 クラウドサービス企画部長

藤井 彰人

藤井 ICT分野変化において、重要な動きの1つがクラウド普及進化です。デジタルトランスフォーメーション実現クラウド抜きには語れませんが、クラウドには当然ネットワーク役割が欠かせません。
KDDIは早い時期からクラウド事業強化してきました。しかし、自社構築クラウドにはキャリアとしての知見ノウハウから自信を持っていたものの、お客さまからニーズの高いAWSを中心とするパブリッククラウド導入支援運用サービス十分とは言えませんでした。お客さまが業務クラウド活用する場合、システム構築だけでなく、運用保守などの継続的サポート不可欠です。KDDIはこの弱点を補うために、アイレット社への出資選択しました。同社クラウドサービスにおける国内屈指実績と高い技術力があります。今回ミッシングピースが埋まったことで、お客さまにご提案できるクラウド活用選択肢が広がり、ネットワークからクラウドまでより厚みのあるワンストップサービス提供できるようになりました。

齋藤 当社は2003年に創業したベンチャー企業です。システム開発サーバ運用保守代行ワンストップサービスとして提供できることを大きな強みとし、2009年ごろからは特にAWS上でのインフラ構築運用注力してきました。AWSのパートナー企業世界で約2万社に達しますが、最上位プレミアコンサルティングパートナー全世界で55社。国内で7社のうち1社が当社です。

藤井 非常に早い時期から、一気クラウドに向けてアクセルを踏んだということですね。

齋藤 お客さまの海外プロジェクトサポートした経験から、AWSをはじめクラウド威力実感しました。サーバをすぐに調達して、迅速サービスを立ち上げることができます。初期コスト大幅に抑えることができ、使った分だけ支払うという従量課金魅力的です。やがて、日本でもクラウド存在感を高めると確信しました。

藤井
 多くの企業イノベーション追求する中、試行錯誤プロセスは避けて通れません。いわば、正解が分からない時代です。どの程度使われるか分からないサービスのために、何台ハードウェア購入してシステム構築するというやり方は現実的ではありません。クラウドなら成功すればインフラ柔軟増強ができ、仮に失敗すればサービス利用を止めるだけ。小さく始めて大きく育てたいというビジネスニーズに対して、最適環境提供することができます。

齋藤 典型的な例はゲーム業界ですね。ゲームリリースに合わせて数百台サーバ用意したとしても、1週間後には10台に減らさなければならないことがあります。逆に、大ヒットした翌週数千数万台サーバ必要になる場合もあります。こうしたニーズ柔軟対応できるのが、クラウドの大きなメリットです。

藤井 IoTの分野でも、クラウド役割重要です。センサーから集めた大量データは、クラウド蓄積分析されることになるでしょう。

アイレット株式会社
代表取締役

齋藤 将平氏

齋藤 クラウド側でもIoTを意識したサービス拡充しつつあります。私たちとしても、IoTは重点分野と考えています。

藤井 刻々と増大するIoTデータクラウド側で受け止め、お客さまに安定的サービススピード感を持って提供し続けるためには高品質マネージドサービスが欠かせません。

齋藤 急成長見込まれるIoT分野においても、私たちの技術ノウハウを生かしてお客さまをサポートしていきたいですね。

クラウドの普及がもたらしたガバナンス問題を解決する

藤井 企業クラウドシフトは大きな流れですが、すべてのシステムクラウド移行するわけではありません。特に基幹システムを、自社環境運用したい企業は多いと思います。そこでKDDIは、パブリッククラウドプライベートクラウド、あるいは従来オンプレミス環境を含めて、ハイブリッドクラウド環境ニーズに合わせて提供しています。お客さまのニーズに応えるハイブリッドクラウドサービス強化推進する上でも、アイレット社には大いに期待しています。

齋藤 当社オンラインショッピングなどの消費者向けECサイトをはじめ、企業基幹システムなど幅広領域コンサルティング設計開発運用サービス提供しています。その経験ノウハウをKDDIの強みと融合することで、お客さまにより大きな価値提供したいです。

藤井 アイレット社は国内トップクラスのAWS導入実績を持っています。AWSを導入した企業が陥りがちな失敗パターンがあれば、教えてください。

齋藤 AWSは簡単に始めることができますが、AWS内の多様サービスを使いこなすのは容易ではありません。十分知識がないままAWS上にシステム構築してしまった結果再構築必要になるケースもあります。また、年間100~200の新機能リリースされるため、私たちも日々研鑽を重ねています。

藤井 使い始めるのは簡単でも、適切に使い続けることは簡単ではないということでしょうか。

齋藤 そうですね。例えば急激負荷が上がったときの適切かつタイムリー対処方法やAWS特有設定が分からない、という話はよく耳にします。そんなときでも気軽にご相談いただけたら、最適構成に組み直したりするなどして、お客さまの課題解決協力しています。

藤井 今や、クラウドを使わない企業はほとんどないですが、企業内のさまざまな部門クラウド導入したことにより、ガバナンス上の課題指摘されています。

齋藤 特に大企業では大きな課題だと考えています。CIOやIT部門からは見えないところで、いくつものクラウドが動いています。そこで懸念されるのは、それぞれのセキュリティレベルが異なっていること。全社的ポリシー徹底できず、システムによって凸凹のある状態が生まれています。

藤井 セキュリティレベルの低いところから脅威侵入を許すと、大変事態を招きかねません。

齋藤 解決策としては、企業内で使われている複数クラウドサービスをまとめ、1つのマネージドサービス適用するのが合理的です。アイレット社は、そうしたお客さまの事業基盤強化貢献したいと考えています。これまで、大規模案件対応するには限界がありましたが、KDDIとの連携でその限界突破することができます。

藤井 両社得意分野を組み合わせることで、これまで以上価値をお客さまに提供することができる。今後、次々に新しいサービス開拓していきたいですね。