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どこで差が生まれる?DXを進めるために企業が押さえるべきポイント

どこで差が生まれる?
DXを進めるために企業が押さえるべきポイント

多くの日本企業デジタルトランスフォーメーション (DX) の実現に向けた取り組みに着手しているが、DX推進一歩を踏み出したものの、想定していたように進捗せず、難航している企業も多い。“DX順調企業”と“DX難航企業”には、どこに差があるのか。2021年10月に日本企業ミドルマネジメント層を対象実施した「DX調査」の結果をもとに、推進実態はどうなのかを探ってみよう。

  • ※ 2022 年 1 月 26 日~ 2022 年2 月 25 日に日経電子版広告特集にて掲載 。
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約4割の企業は「DX順調」多くの企業が動き出している

2021年10月に、日経IDを持つ従業員数500人以上日本企業調査実施した。職位ミドルマネジメント層 (事業部門部課長クラス) 対象とし、400人の有効回答を得た。

まずは企業のDXが上手く取り組めているかについて尋ねた結果を見てみよう。
順調に進んでいる」とした回答者全体の41.8%。
難航している」とした回答者全体の21.3%という結果だった。
企業によって取り組み状況に差があることは推測できたが、実際には予想以上にDXが順調に進んでいるという企業が多いことが分かった。

 

図1:DX順調企業とDX難航企業

図1:DX順調企業とDX難航企業

 

また、「DXの必要性についてどのように考えているか」という設問を投げかけると、ほとんどの企業が「重要」としている。つまり、企業においてDXはますます喫緊課題となっていることが浮き彫りになった。

経営層に対する要望期待も調べてみた。難航している企業ほど不満が多く、なかでも以下3点を課題として挙げた回答者過半数を超えている。

部署部門間連携機会創出連携しやすい組織づくり」
「DXに関する明確ビジョン指針提示
「DXに明るい人材育成教育強化

DXを進めている現場では、まさに組織面人材面での悩みを感じていることが分かる。

これらは具体的にどのような悩みなのか、またその対策をKDDIがホワイトペーパーでまとめている。以下からダウンロード (無料) して、参考にしていただきたい。

 

図2:経営層に対して要望や期待 (複数回答)

図2:経営層に対して要望や期待 (複数回答)

「コーポレートDX」は順調に進みつつあるが……

では、回答企業が取り組んでいるDXのテーマはどのようなものだろうか。

最も多かったのが「デジタル技術(AI・RPA・IoTなど)を活用した業務自動化最適化」(239人) だった。人工知能 (AI)・RPA (ロボティック・プロセス・オートメーション)・IoTなどが実用化されたこともあり、これらを活用した業務プロセス刷新が進められている様子がうかがえる。

2番目に多かったのは「デジタル技術活用したリモートワーク環境導入 (ペーパーレスネットワーク環境整備など)」(221人) という回答だった。2019年4月に「働き方改革関連法」が施行され少しずつ進められてきたが、2020年初めに始まった新型コロナウイルス感染拡大影響により、在宅勤務・テレワーク業務環境用意しなければならないという危機感から急速に進んだと考えられる。

3番目には「デジタル技術・データ活用した商品・サービス開発変革」(203人) と続く。DXの本質は単なる業務効率化だけではなく、デジタル技術活用した新たなビジネス創出にあることが認識され、それを模索する動きが見て取れる。とくに業界によっては、コロナ禍で既存事業業績悪化し、従来固定観念を改めるきっかけになった企業も少なくないはずだ。

 

図3:取り組んでいるDXのテーマ (複数回答)

図3:取り組んでいるDXのテーマ (複数回答)

 

このように幅広テーマが並んでいるが、導入検討のしやすさに濃淡があるのは言うまでもない。順調に進められているテーマ降順に並び替えると別の傾向が見えてきた。

まず、最も多かったのが「デジタル技術活用したリモートワーク環境導入 (ペーパーレスネットワーク環境整備など)」(75.6%) だった。2番目に「拠点間設備間ネットワーク化による管理一元化」(55.2%)、3番目に「携帯端末ウェアラブル端末を用いた作業指示支援」(54.4%) が挙がっている。

 

図4:取り組みが順調に進んでいるDXのテーマ (複数回答)

図4:取り組みが順調に進んでいるDXのテーマ (複数回答)

 

この結果から明らかなのは、日本企業の多くが業務効率化や働き方改革といった、いわゆる「コーポレートDX」(社内向けのDX) に取り組み、それらの施策比較的順調に進んでいるという実態だ。

では、どんな取り組みが上手くいっていないのか。どのような課題解決必要になるのか。また、順調に進んでいる企業が次に打つべき手は何か。KDDIがまとめたホワイトペーパーでは、それらを明らかにするとともに、DXの取り組みを加速させるために必要施策ソリューションを詳しく紹介している。以下ホワイトペーパー (無料) をダウンロードして、DX推進一助としていただきたい。