・利用開始日
・料金プラン
・端末名
・データ利用量
・シリアル番号
・利用開始日
・端末利用月数
<本稿は、「ITmedia ビジネスオンライン」に掲載された記事を転載しています。>
“社用スマホ”は今やなくてはならない業務アイテムだが、その管理は意外に手間がかかっている。端末管理担当者は、社内で利用しているモバイル端末の種類や台数、料金プラン、オプション、契約形態、分割払いの終了日、機種変更のタイミングなど、広範かつ詳細な情報を管理しなければならない。人事異動や新入社員の入社時などさまざまなタイミングで、モバイル端末を新たに手配することもある。
そもそも端末管理担当者は「社用スマホの管理」がメインの業務ではないケースがほとんどだ。それにもかかわらず、回線や端末の契約状況をすぐに確認できない、申し込みや問い合わせには電話やメールで法人営業担当に連絡が必要、発注履歴がメールにしか残っておらず再確認や情報共有が難しいなど、「社用スマホの管理」に多くの時間を奪われている。
そんな端末管理担当者の負担を解消するサービスとして、KDDIは法人向けポータルサイト「My KDDI Biz」をリリースした。
auの法人向けスマートフォンの申し込み、契約情報の確認、管理などをオンラインで完結できる。「My KDDI Biz」のWebサイトから登録するだけで、無料で利用が可能だ。
吉冨 雄一 氏
「昨今、コンシューマー向けの通信サービスでは、『My au』のようにアプリやWebサイトで契約情報やデータ利用量の確認、料金プランなどの変更が簡単にできます。しかし法人契約になるとこれらの確認や変更は、法人営業担当と電話やメールでやりとりをしたり、端末管理担当者が直接ショップに出向いて手続きをしたりといったケースがまだ多く残っています。『My KDDI Biz』はそうした手間を解消するサービスです」とKDDIの吉冨 雄一 氏 (ビジネス事業本部 ビジネスデザイン本部 デジタルチャネル企画部 デジタル企画グループリーダー) は話す。
「My KDDI Biz」は3つの特長を備えている。
1つ目は、au回線の追加や、機種変更が簡単にできることだ。これまではすぐに端末を手配したくても、その都度、法人営業担当への連絡や、ショップに足を運ぶ必要があった。また、申し込みや見積書のやりとりにも時間がかかっていた。「My KDDI Biz」を利用すれば見積書の取得から申し込みまで画面上の操作だけで行える。
吉冨氏は「『My KDDI Biz』ならではの機能として、回線の追加や機種の変更など過去の内容と同じ条件で申し込みたい場合は、注文履歴から複製して簡単に申し込みが可能です。過去の設定を確認して同じ内容をイチから依頼する……といった手間がかかりません」と、オンラインならではの手軽さを語った。
2つ目は回線ごとに契約内容の確認が簡単にできること。具体的には以下の項目などが確認可能だ。
また過去の申し込みについても、申し込み日時や申し込んだプラン、端末、キッティングの内容などを確認できる。
割賦支払い情報といった、管理画面には表示されない詳細項目を含めた116項目に上る回線情報の詳細もCSVでダウンロードできる。ダウンロードした端末情報と社内の利用者情報をひも付ければ資産管理などに生かせる。
これまでこうした詳細情報の一覧を確認するには、法人営業担当に依頼する必要があったという。「お客さまが確認されたい内容によっては数日お待ちいただくこともありました。『My KDDI Biz』を使えば法人営業担当を介さずにこれらの情報をすぐに見ることができます。利用されていない、あるいは過剰に利用されていて料金プランが合っていない回線などの確認や機種変更の検討、プランの見直しにも活用していただけます」と吉冨氏は話す。
「本来は新しいモデルへの機種変更や料金プランの変更を検討すべき時期が来ていても気付かずに、古い端末を利用したり過去のプランを契約し続けたりしている」ことも多いという。ショップに行く時間がないことや、契約内容の見直しまで手が回っていないことが原因だろう。そうした状況にある端末管理担当者も、「My KDDI Biz」から簡単に確認・変更ができるというわけだ。
3つ目はオプションや契約情報の変更が容易であることだ。
「データ容量が不足した際、通信速度制限なくご利用いただけるオプションへ簡単に加入できます。これまでは通信速度制限がかかったら法人営業担当に連絡していただいて手続きする必要がありましたが、『My KDDI Biz』を使えばお客さまですぐにオプション加入できます。また、留守番電話機能やテザリングなどのオプションをつけることも可能で、不要になったら停止/解約することもできます」(吉冨氏)
このほか、契請求先情報や料金プラン、暗証番号などの変更も「My KDDI Biz」上で行える。
「My KDDI Biz」をすでに導入した企業は便利に活用しているようだ。よく使われている機能は、データ容量の上限に達して速度制限がかかってしまった際に速度制限を解除できるオプションの申し込みだという。
そもそも、容量の上限を超えないようにデータ利用量を定期的に確認する企業も多い。「My KDDI Biz」では1日前のデータ利用量が反映されるようになっており、回線ごとに日次で確認できる点も好評だという。
また、「My KDDI Biz」は回線契約“だけ”の申し込みもできる。吉冨氏によれば「最近は、別途購入された中古端末や既存の端末を使うために、回線“だけ”を契約するお客さまも増えています」とのことだ。
「My KDDI Biz」は今後さまざまな機能拡充を予定している。そのうちの一つが、主要なデータを一目でチェックできるダッシュボード機能だ。
「わざわざ契約情報をダウンロードしなくても、利用している端末の機種別の台数やプラン別の契約数、そして割賦支払いが完了する時期や台数といったデータを、グラフで一元的に分かるようにする予定です」と吉冨氏は説明する。
また、ECサイトとの連携も予定をしているという。
「『My KDDI Biz』を使われるお客さまの中には、スマートフォンのアクセサリーなどオプション品を同時に買いたいという方もいらっしゃいます。そこで『My KDDI Biz』とECサイトを連携させて、端末以外も購入できるようにしたいと考えています」(吉冨氏)
さらにインボイス制度に対応した適格請求書発行にも対応する予定だ。これが実装されれば経費精算も便利になりそうだ。
「My KDDI Biz」は2025年1月8日から3月31日まで、2つのキャンペーンを実施している。
1つは「新規登録キャンペーン」だ。キャンペーン期間中、法人名義でauに契約し、受付期間中に「My KDDI Biz」に申し込んだ担当者の中から抽選で500名にAmazonギフトカード500円分が当たる。
2つ目は「『My KDDI Biz』使ってほしいキャンペーン」。キャンペーン期間中に「My KDDI Biz」を利用して適用条件を満たすと、毎月抽選で500名にAmazonギフトカード1000円分が当たる。適用条件は、毎月1日から同月の最終日までに、「My KDDI Biz」で回線追加、機種変更、契約内容変更 (料金プラン/オプションサービスのいずれか) を申し込み、登録完了すること。こちらは毎月抽選が行われるため何度もチャンスがある。ぜひ、「My KDDI Biz」で各種申し込みをしてギフトカードをゲットしていただきたい。
管理する端末の数が多く、購買の頻度も高い、従業員の入れ替わりも激しい――そんな中堅・大企業の端末管理担当者は、「My KDDI Biz」を利用することで管理や手続きの煩雑さが大幅に低減されるはずだ。
近隣にショップがない企業は、端末の契約、管理、設定変更が手元でできるようになる。忙しい端末管理担当者の悩みを解消する「My KDDI Biz」をまだ利用していない企業は、この機会に使ってみてはいかがだろうか。