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法人トピックス

次世代eSIM規格「SGP.32」対応のIoT SIMを共同開発、7月7日から順次提供開始 ~用途や利用エリアなど将来的な運用変更に応じた最適な通信設計が可能~

  • (2026年7月24日更新)
  • 株式会社ソラコム
  • KDDI株式会社

ソラコムとKDDIはGSM Association (以下、GSMA) (注1) が策定したIoT機器向け次世代eSIM規格「SGP.32」対応のIoT SIMおよびプロファイル管理機能を共同開発し、商用化に向けた検証を完了しました。ソラコムは2026年7月7日から、KDDIは2026年度下期から、順次サービス提供を開始します。国内の移動体通信事業者 (MNO) およびその関係会社として、「SGP.32」対応のIoT SIMおよびプロファイル管理機能を商用提供するのは初めて (注2) となります。

昨今、IoT機器は世界中のさまざまな業界・業種で活用されている一方で、BCP対策を目的としたネットワークの冗長化や、画像・動画などの大容量通信、海外ローミング規制国における通信手段の確保など、求められる要件が多様化しています。加えて、従来のIoT通信では、あらかじめ契約したプロファイルの利用を前提とした運用が一般的である中、将来的な利用環境の変化にも柔軟に対応できるIoT通信への需要が高まっています。

「SGP.32」はIoT SIMの物理的な交換を行うことなく、IoT SIM内のプロファイルを遠隔操作で切り替えることが可能な規格です。また、「SGP.32」に対応したIoT SIMとプロファイル管理機能は、ソラコムおよびKDDIのプロファイルに加え、他社通信事業者のプロファイルも含めて管理・選択・切替が可能となります (注3) 。これにより、用途や利用エリアに応じて最適なプロファイルを選択できるほか、将来的な運用変更が生じた場合には、遠隔からプロファイルを再選択することも可能です。

なお、「SGP.32」対応IoT SIMおよびプロファイル管理機能の共同開発は、2025年3月に両社が締結したIoT分野における協業に関する包括契約に基づき (注4) 、相互の技術協力により実現しました。

お客さまの通信設計の実現に貢献する内容の図で、IoT SIMのプロファイルのダウンロードや切替を遠隔で指示できることが表されている。IoTは製造、社会インフラ、モビリティなど多岐にわたる。下部には「SGP.32」の特長として、ネットワークの冗長化、小容量から大容量までのプロファイル利用、利用国での許可されたプロファイルの利用が記載されている。

「SGP.32」の特長

「SGP.32」は、GSMA (GSM Association) が策定したIoT向け次世代eSIM規格です。
IoT機器に搭載されたeSIMに対し、出荷後であっても通信プロファイルを遠隔で追加や切り替えができる仕組みを定めています。

1. 通信プロファイルの遠隔管理・切替

遠隔操作でIoT回線ごとに通信プロファイルの追加や切り替えが可能です。これにより、IoT機器の用途や利用エリア、および経年的な状況の変化に応じた最適な通信設計が可能です。

2. 通信プロファイルの自動切替

通信品質の変化や予期せぬトラブルなどが発生した際、あらかじめ設定したバックアップ用の通信プロファイルに自動で切り替え、冗長構成を確保します。これにより、お客さまの事業継続を支援します。

3. 海外でも利用可能

ローミング規制が導入されている国や地域においても、現地の通信事業者が提供する許可されたプロファイルを遠隔で追加や切り替えて利用することが可能です。これにより、海外でのIoT事業の展開を支援します。

主な活用事例

1. 事業継続を目的としたネットワークの冗長化

エレベーターの監視や自動販売機の電子決済において、状況に応じて他社通信事業者の回線へ自動で切り替えることで、お客さまの事業継続に貢献します。

2. 小容量通信と大容量通信の使い分け

商業施設や駅、空港、オフィスビル、医療機関などで利用されるデジタルサイネージでは、監視用途の小容量通信に加え、動画コンテンツの更新時には大容量通信が発生するなど、用途によって通信量が大きく異なる場合があります。「SGP.32」では、小容量から大容量までコンテンツ容量に応じた最適なプロファイルを選択することが可能となり、通信コストの抑制が可能です。

3. 国際ローミングを規制する国や地域における通信手段の確保

IoT事業をグローバルに展開する際に、国際ローミングを活用するとさまざまな国や地域で通信手段を確保しやすく、迅速な事業展開が可能となります。
一方で、国際ローミングを規制する国や地域も存在し、当該エリアでは利用を許可された現地通信事業者が提供するプロファイルの利用が必須となります。「SGP.32」を活用することで、利用する国や地域ごとの通信規制や運用環境の変化に応じて、国際ローミングと現地通信事業者のプロファイルを柔軟に選択・変更することができます。これにより、各国の規制に対応しながら安定的なグローバル展開と運用が可能となります。

各社の役割

企業名 役割
ソラコム 「SGP.32」対応IoT SIMおよびプロファイル管理基盤の開発の主導
KDDI 「SGP.32」対応IoT SIMおよびプロファイル管理基盤の開発の支援

お問い合わせ

KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターへご連絡ください。

< 法人お客さまセンター >
受付時間:9:00~18:00(土・日・祝日・年末年始を除く)

フリーコール0077-7007(無料)
/
フリーコール0120-921-919(無料)

  • 注1) 携帯電話事業者の業界団体「GSM Association」の略称で、750社以上の携帯電話事業者に加えて、およそ400社の通信機器ベンダーや端末メーカーなどのモバイル関連企業が参加する業界最大の団体。
  • 注2) 移動体通信事業者 (MNO) は、 移動通信サービスを提供する電気通信事業を営み、当該移動通信サービスに係る無線局を自ら開設または運用している企業を対象としています。2026年6月25日時点、ソラコムおよびKDDI調べ。
  • 注3) 今後、随時提携事業者を拡大予定。ソラコムおよびKDDIにて提供可能なプロファイルは各社へお問い合わせください。
  • 注4) 2025年3月28日 ソラコムプレスリリース ソラコムがKDDIとIoT分野の協業に関する包括契約を締結(外部サイトへ遷移します)

※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。