KDDIは2026年9月8日、auエリア構築ソリューション「au Starlink Station」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS:New Technology Information System (注1)」に登録されたことをお知らせします。
NETISとは、国土交通省が運用する、民間企業などの優れた新技術を共有するデータベースです。今回、「au Starlink Station」がNETISに登録されたことで、現場における通信環境の改善やコスト面での価値に加えて、施工者が「au Starlink Station」を選定・活用した際に、総合評価落札方式での技術点向上や工事成績評定の加点対象となるなど、制度面でのメリットが期待されます。
建設業界では、構造的な担い手不足やインフラ老朽化対策として、「i-Construction 2.0 (注2)」をはじめとするDX化が急務となっています。しかし、ダムやトンネルなどの主要インフラ工事は山間部に位置することが多く、携帯電話が圏外となるため、「DXツールを導入したくても通信環境がない」という課題を抱えています。
「au Starlink Station」の導入により、屋外の建設現場などの広域をLTEでカバーし、以下を実現します。
LTEの通信特性により障害物に電波が回り込むため、トンネル切羽付近などでも安定した通信環境を実現します。これにより、遠隔臨場が遅延なく可能となり、発注者と受注者間における「段階確認」などの移動・立会時間を削減します。
Wi-Fi環境とは異なり、緊急電話 (0X0/110・119発信) が可能となるため、緊急時の迅速な連携体制を確立します。さらに、各種センサーやカメラからのデータをリアルタイム伝送することで、危険区域への侵入検知をはじめとした遠隔監視も可能となります。
電波が届きにくいトンネル坑内でも、LTE (800MHz帯) により広範囲の通信エリアを確保します。これにより、ドローンによる3次元測量や建機の遠隔操作、自律走行ロボットによる資材搬送など、これまで導入が難しかったソリューションの安定稼働が可能になります。また、点在する労働力を最適に再配置し、建設現場の省人化と生産性向上を加速させます。
坑内からの報告・連絡を円滑に行えるほか、工事の進捗に合わせて通信エリアを柔軟に拡張できるため、継続的な通信環境を実現します。通信インフラの運用を効率化し、現場従業員の迅速な情報共有と円滑な業務遂行を支える、快適で生産性の高い労働環境づくりに貢献します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 技術名称 | 携帯電話不感地を解消するLTEエリア化ソリューション「au Starlink Station」 |
| NETIS登録番号 | KT-260023-A |
| 登録日 | 2026年8月27日 |
| 登録ページ | NETIS(外部サイトへ遷移します) |
KDDIは、「すべての建設現場に、当たり前に通信がつながる社会」の実現に向け、国土交通省直轄工事から自治体発注の小規模・急傾斜地工事に至るまで、「au Starlink Station」の普及を進め、ユースケースを拡大します。また、これまで困難だった建機・運行車両の遠隔操縦や、ロボットによる自動化など、現場の省人化を前進させます。さらに、KDDIスマートドローン(外部サイトへ遷移します) との連携による長距離自律飛行の実用化をはじめ、多様なソリューション提供企業との連携により、現場のDXソリューション創出を加速させ、建設業界の持続的な発展に貢献していきます。
KDDIが提供する「au Starlink Station」は、衛星ブロードバンド「Starlink」をバックホール回線として利用したau通信エリア構築ソリューションです。通信不感地の現場に設置することで、携帯電話による音声通話やデータ通信の利用が可能となり、建設現場と事務所、本支店間の情報伝達の効率や即時性が向上します。また、通信環境の整備により、ドローンやロボットを活用した遠隔でのインフラ点検やメンテナンスなども実現できるようになります。
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