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~テンプレ付きですぐ使える!~プロンプトエンジニアリングとは? 生成AIプロンプト作成の上級テクニック5選!

~テンプレ付きですぐ使える!~
プロンプトエンジニアリングとは?
生成AIプロンプト作成の上級テクニック5選!

2025 6/25
基本的なプロンプトの書き方を一通り把握し、ChatGPTなどの生成AIを使いこなせるようになってきたら、すでにあなたは上級者です。しかし、ここから生成物の質をさらに引き上げるには、プロンプトエンジニアリングが必要です。生成AIを一段階深く活用するコツを、ぜひこの機会に習得しておきましょう。本記事では、複数条件の同時処理やロール指示、再利用可能なプロンプトの設計など、今日から実務で使える “プロンプトエンジニアリング”の実践テクニックを、5つに厳選してご紹介します。

※ 記事制作時の情報です。

1.プロンプトエンジニアリングとは

プロンプトエンジニアリングとは、生成AIに最適指示を与えるための
言葉設計技術”のことです。

初級者プロンプトは、生成AIに「やってもらう指示」を書く傾向がありますが、上級者プロンプトは「生成物設計する意識」で作成する傾向があります。
言うなればプロンプトは、生成物設計図です。「指示」から「設計」への意識転換が、質の向上につながります。

生成物を設計するイメージ画像

2.上級者が使う「5つのテクニック」

ここからは、上級者が使う「5つのテクニック」をご紹介します。

テクニック① ロール (役割) を指定し方向性を設計する
テクニック② ステップ分割で複雑な指示を制御する
テクニック③ 変数 + テンプレで再利用可能なプロンプトを作る
テクニック④ 出力例 (Output Format) をあらかじめ示す
テクニック⑤ 「制約条件」でAIをあえて “縛る”
「5つのテクニック」を踏まえた便利なテンプレ

プロンプトを入力するエンジニア

前章でご紹介した5つのテクニック効果的活用するのは、最初は難しいものです。

効果実感するために、まずは以下テンプレをご活用ください。

3.応用編:プロンプトでできる “一歩先の実務”

最後に、プロンプトの作り方次第でできる、一歩先実務をご紹介します。

会議議事録 → 要約 → 次のアクション案の提案まで

プロジェクト会議などの議事録から要点をまとめ、具体的実行プランまでを導くプロンプトです。

プロンプト例 以下は営業会議の議事録です。まず要点を3つにまとめてください
この要点から考えられる改善アクションを3案、提案してください
各アクション案に、期待効果と実行優先度 (高・中・低) をつけてください

競合分析 → トーン比較 → 自社トーン最適化の提案

競合との差別化や、自社ブランド強化直結するヒントが得られるプロンプトです。

プロンプト例 以下はA社とB社のWebサイトのコピーです。それぞれのトーンや訴求ポイントを分析してください
A社・B社と比べ、自社 (○○社) のトーンはどう差別化できますか?
想定するお客さまに響くよう、改善案を3パターン提案してください

文章校正 → ターゲット別に調整 → ABテスト用の案出し

営業資料採用サイト向けなど、対象読者別コンテンツ変換容易にするプロンプトです。
ステップを分けてプロンプト化すれば、より精度の高いアウトプット可能です。

プロンプトを効果的に駆使して実務で活かすシーン
プロンプト例 以下は技術者向けの解説文です。これを中学生にもわかる表現で書き換えてください
表現をさらに親しみやすくして、ブログ形式で出力してください

4.生成AIは「使いこなせる人」に味方する

生成AIで生み出せる生成物の質は、プロンプト次第で大きく変わるといっても過言ではありません。
そのプロンプトの質は、“指示力” ではなく “設計力” で決まります。どのような生成物にするか具体的イメージすることが設計力の肝です。設計したイメージ生成AIに伝わるよう、表現や伝え方も意識しましょう。

生成AIを使いこなせるようになれば、活用の幅も大きく広がります。業務でのご活用検討されている場合は、AIの導入実績豊富なKDDIの窓口へ、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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