通信と多様なケイパビリティを活用し、DXと事業基盤サービスでお客さまビジネスを支援します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
データセンターからネットワークまで、業務に最適なソリューションをトータルで提供します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
※ 記事制作時の情報です。
まずは「なぜ会議が長くなるのか」を明確にしましょう。よくある原因は以下の通りです。
これらの課題は、人の負担を増やさずとも、AIを使うことでスマートに解決できるケースもあります。
議論が発散、別の方向に逸れてしまうなどの大きな原因は、議題 (アジェンダ) が明確になっていないことです。出席者に事前に議題を共有することで、事前に対処しておきましょう。その議題は、ChatGPTや Google Gemini などの生成AIに会議の目的や背景を伝えるだけで、叩き案を作成することが可能です。AIに叩き案を作ってもらうことで、内容のブラッシュアップに時間を使うことができ、会議を短く濃くするテクニックとして活用することができます。議題については、事前に送っていたとしても見ていない人がいる場合もあるため、会議冒頭でもあらためて内容を共有し、出席者間の認識を合わせるとよいでしょう。
会議中の議論が別の方向に逸れてしまう原因としては、途中で本来の議題を見失ってしまうことが挙げられます。少しでも議論が本筋から逸れないための対策のひとつが、音声認識AIや議事録SaaSを活用したリアルタイム議事録の作成です。会議中に議事録を見返すことができれば、議論が逸れた際に軌道修正を図ることができます。ただし、現状のAI議事録では専門用語や発言者の特定が難しく、精度に限界があることも多いため、人の手によるサポートを付け加えることで、より正確な内容の議事録に仕上げましょう。
さらに、会議の時間管理をAIにサポートさせることも有効です。タイマー機能を活用し、あらかじめ各議題に制限時間を設定しておくことで、人間による声がけが難しい場面でもAIが自動的にアナウンスを行い、会議時間を効果的にコントロールできます。議論の発散による時間切れを防ぎ、会議の集中力を維持するためにも、必要な場面で導入するとよいでしょう。
会議をやったことに満足して、その後にやるべきことが曖昧になってしまう原因は、会議結果の共有と次のアクションが明確でないことです。AIに議事録からアクションアイテムの抽出まで指示することで、次に誰が何をやるかが明確になり、その後の動きがスムーズになります。AIと連携しているタスク管理サービスを利用している場合は、タスク登録までAIに任せられるため、自社のスケジュール管理ツールとあわせて、効果的な使い方を選択するとよいでしょう。
さらに、次回の会議に向けた改善点の提案や会議の振り返りまでAIに指示しておけば、自社に適した会議内容にブラッシュアップしていくことも可能です。
また、会議の数を減らすことも、解決策のひとつです。会議の目的を明確にしてみると、その目的に応じたほかの手段で代替可能な場合があります。そのやり方次第では、会議を減らすだけでなく、AIやデジタルツールを使った“会議レス”の仕組みに切り替えることができ、業務のスピードと質の向上を狙うことも可能です。
会議の目的が情報共有であれば、チャットツールやタスク管理ツールを活用することで、その代替手段とすることもできます。さらに「Microsoft Teams」などにAI要約ツールを導入することで、チャンネルごとの発言から「要点・決定事項・ToDo」を自動で抽出可能です。
これにより会議を行わずとも、プロジェクトの状況やタスクが明確になり、業務時間の効率的な活用を実現します。
会社としての意思決定が会議の目的であれば、こちらもツールと進め方を工夫し、会議の目的を絞ることで、スリム化することができます。
まずは「会議でなくともプロジェクト管理ツールやチャットサービスで意思決定ができるもの」と、「どうしても会議が必要なもの」とに切り分け、その上で後者に関しては、時には「ChatGPT」や「Micirosoft Copilot」などの生成AIを用いることで、意思決定に必要な情報や要点を先にまとめ、参加者全員が認識を合わせた状態で集まるというルールを徹底するだけでも、会議時間を短くすることができます。
もちろん、「削れる会議を削る」だけでは、会社は前に進みません。どうしても必要な会議こそ、以下の原則を徹底しましょう。
長時間の会議に費やされる時間は、管理職をはじめ、多くの社員にとって1日の業務時間を逼迫する大きな原因のひとつです。AIという強力なパートナーと、様々なテクノロジーを組み合わせることで、その状況は必ず変えられます。すべてが有効でなくとも、自社にとって最適な方法を模索する意味でも、まずは自身の管理範囲で何かひとつでも試してみてはいかがでしょうか。
着手にあたり、自社の会議改革にどのツールが適しているかの判断や、AIの導入や初期設定に不安がある場合は、ぜひKDDIにご相談ください。
社内のAI活用事例や他社への豊富な提案事例を基に、貴社の課題やニーズに応じた最適なプランをご提案させていただきます。