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Google の生成AI『Gemini』とは?特長をビジネスにおける具体例とあわせて解説

Google の生成AI『Gemini』とは?
特長をビジネスにおける具体例とあわせて解説

2025 4/23
近年のAIにおける進化はめざましく、Google の Gemini、OpenAIのChatGPT、Microsoft 365 Copilot などのAIモデルが次々と登場しています。そのなかでも Gemini (ジェミニ) は、Google の各種サービスと連携の取りやすい対話型の生成AIとして注目を集めていますが、実際にどういうところが特徴なのでしょうか。特に業務やビジネスシーンで活用できる Gemini の特徴について、具体例とともに詳しく解説いたします。

1. Google Gemini とは?

Gemini は Google が開発した次世代AIモデルで、特にマルチモーダル対応が強みのAIです。マルチモーダルとは、直訳すると「複数形式」という意味で、テキスト画像音声などを複合的総合的処理することで、より豊かな表現高度理解力を基にした提案提供することができます。

特に、Google が開発元という強みを活かし、Pixel などのスマートフォン搭載されることで、Google アシスタント進化版として「カレンダー登録して」や「メール要約して」など、対話形式スマホ操作し、日常業務効率化情報検索をよりスムーズに行うことができます。

■ 主な特徴

  • テキスト画像音声など複数情報同時処理できる
  • Google 検索やYouTubeなど Google サービスとの親和性が高い
  • マルチモーダル対応高度理解力を持ち、論理的応答可能
  • スマートフォン搭載され、音声カメラ連携でより便利利用できる
  • 特に音声認識によるリアルタイム翻訳カメラ連携での画像検索などに強い

■ Gemini の起動方法

【Google Pixel 9 以降】

  • 「OK Google」と話しかける
  • 電源ボタン長押し (起動ボタン変更可能)
  • Google アプリで Gemini をタップ
  • Gemini アプリ起動

【上記以外のAndroidスマホ】

  • アシスタントアプリ起動

【iPhone】

  • Gemini アプリを起動

【PC】

  • gemini.google.comにアクセス
Geminiの起動イメージ
  • ※ 画像はイメージです。

ほかにも、プログラミング知識があれば、Gemini API (注)利用することでチャットツール連携する独自多言語翻訳機能作成できるほか、人間らしい対話可能チャットボットによるFAQ対応なども作成可能なAIサービスです。

  • 注) API (Application Programming Interface) :アプリケーションインターフェースの略で、異なるソフトウェアシステム相互通信し、機能利用できるようにするための接点仕組みのこと。

2. ビジネスシーンにおける Gemini の具体的な活用方法

では、具体的にどのような活用方法があるのか、使い方例を元に見ていきましょう。


1. 文章の作成、要約

Gemini は、ほかのAIと同じく、長文要約ビジネスメール自動作成得意としています。さらに Gmail や Google ドキュメントとも直接連携できることが、大きなメリットです。ビジネス環境主軸を Google Workplace に置いている会社には、利用しやすいAIといえるでしょう。

■ 具体例

  • 会議議事録要約 ―「この議事録内容簡潔にまとめて」
  • 資料作成補助 ―「このサービス概要資料から重要ポイントを3つ挙げて」
  • 営業メール作成 ―失礼のない範囲で少し待ってもらう主旨メール文を作成して」

2. 画像認識と解析

また、Gemini は Google の持つ画像解析技術との連携得意としています。特にスマートフォンカメラ活用することで、撮った画像解析し、翻訳テキスト化による業務サポート可能です。

■ 具体例

  • 書類スキャンテキスト抽出 ―「この名刺情報デジタル化して連絡先追加して」
  • ホワイトボードテキスト化 ―「会議ホワイトボードスキャンして、文字情報にして」
  • 画像内テキスト翻訳 ―「この看板に書いてある文字翻訳して」
Geminiを使って貼り紙を文字情報にしたイメージ

3. 効率的で横断的な情報収集

さらに Gemini では、 Google の検索機能や Google マップ連携することで、WEB検索だけでなく、YouTube動画検索地図内での検索なども可能となります。

具体例

  • YouTubeの動画検索 ―「ゴルフ練習方法紹介している人気動画を5つ教えて」
  • Google マップ でのお店検索 ―「現在地から半径300m以内飲食店を教えて」
  • 画像内テキスト翻訳 ―「この看板に書いてある文字翻訳して」
Geminiを使って Google マップで現在地周辺の飲食店を検索しているイメージ

4. リアルタイム翻訳

ほかにも Gemini では、Google 翻訳裏付けされる豊富知見活用し、海外クライアントとの会議でのリアルタイム翻訳や、外国語資料メールの翻訳、海外出張時多言語サポートなど、テキスト翻訳だけでなく、スマートフォン連携した音声解析によるリアルタイム翻訳得意としています。

具体例

  • 会話翻訳 ―「今から話す会話日本語リアルタイム翻訳してください」
  • 海外からのメール翻訳 ―「このメール日本語翻訳し、重要ポイントをまとめてください」
  • チャットでのリアルタイム翻訳 ―「チャットでのメッセージ日本語リアルタイム翻訳してください」

ほかにも、Google スプレッドシート連携したデータ分析や、Google カレンダー連携した予定確認リマインダー設定なども可能です。

3. Geminiの注意点は?

このように Gemini はあくまでツールであり、利用する人間リスク管理を行う必要があります。あとに紹介する Gemini for Google Workspace では、エンタープライズグレードデータ保護適用され、送信されたデータモデルトレーニングには使用されず、人の目による審査も行われませんが、特に無料利用する場合には、上記注意点留意しながら利用することを心がけましょう。

4. Gemini の料金は?

(2025年3月現在)

プランに迷ったらプロに相談

Google Gemini は、マルチモーダル対応や Google サービス との高い親和性を備えた強力なAIツールです。特にテキスト要約情報収集リアルタイム翻訳といった機能活用することで、ビジネス生産性効率的向上させることができます。

その Gemini の導入方法は、PC、スマートフォン、API連携による自社環境での活用など多岐に渡りますが、AIでの業務効率化の取り組み方や活用方法に迷った際には、ぜひKDDIにご相談ください。どの活用方法であっても通信会社として取り扱っている豊富知見を活かし、導入支援として、貴社最適プランをご提案させていただきます。

  • ※ 2025年4月現在情報です。
  • ※ 本記事内使用している画像イメージです。実際デザイン機能とは異なる場合があります。
  • ※ その他会社名各製品名は、各社商標または登録商標です。

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