読み方 : ナレッジ
正式名称 : Knowledge
ナレッジ (Knowledge) とは、「知識」「知見」を意味し、企業にとって有益で付加価値を持つ体系化された情報や知識を指します。
単にデータや情報を集めるだけでなく、それを分析し、目的に応じた形に加工した知識のことで、データ、情報、ナレッジの順に付加価値が高まるという階層関係があり、業務で活用が可能です。
ビジネスで役立つナレッジは、「暗黙知」と「形式知」に分類され、暗黙知は個人の経験や直感に基づく主観的な知識で言語化が難しく、業務の属人化を招く場合があります。一方、形式知は文章や図表により客観的に表現された知識であり、共有が容易で組織の資産として蓄積しやすい特性を持ちます。
ナレッジの例として、業務マニュアルやFAQ、トラブル対応の手順書などがあります。これらを組織内で共有することで、業務効率化や生産性向上が図れます。
近年注目されるナレッジマネジメントは、組織全体の知識を集約し、共有できるようにすることで市場競争力を高める役割を果たします。これには属人化を防ぐためのマニュアル化や、顧客対応の均質化を目指したナレッジベースの構築が有効です。