読み方 : メモリリーク
正式名称 : Memory Leak
メモリリーク (Memory Leak) とは、プログラムが動作中に確保したメモリ領域を、不要になった後も解放しない状態を指します。使用可能なメモリが徐々に減少し、システムのパフォーマンス低下やクラッシュの原因となります。
特に長時間稼働するサーバーや組み込みシステムでは、メモリリークが深刻な問題となりやすいです。
IT分野では、メモリリークは主にプログラミングの不備によって発生します。例えば、CやC++など手動でメモリ管理を行う言語では、解放忘れが典型的な原因です。一方、JavaやPythonなどガベージコレクションを備えた言語でも、参照が残り続けることでリークが起こる場合があります。
この問題を防ぐためには、適切なメモリ管理やツールによる検出が重要です。
近年では、メモリリークを検出するための専用ツールやプロファイラが広く利用されています。開発段階でのテストや監視を徹底することで、システムの安定性を維持し、長期的な運用における障害リスクを低減できます。メモリリーク対策は、信頼性の高いソフトウェア開発に欠かせない取り組みです。