読み方 : ウォームスタンバイ
正式名称 : ウォームスタンバイ (Warm Standby)
ウォームスタンバイとは、システムやサービスの予備機を用意し、障害や災害などの万が一の事態に備えて復旧可能な状態にあることを指します。予備機は、本番機と同じデータを保管し、同じ設定がなされているため、非常時に本番機と切り替えられるようになっています。
IT分野では、特に重要なシステムやサービスにおいて、障害発生時の復旧時間を最小限に抑えるために利用されます。例えば、金融業界や通信業界など、24時間稼働が求められる環境では、ウォームスタンバイが重要な役割を果たします。この手法により、システムの可用性を向上させ、事業継続性を確保できます。
さらに、ウォームスタンバイは、コストとリソースの観点からも効率的な選択であり、完全な冗長性を持つホットスタンバイよりはシステムの復旧に時間がかかりますが、運用コストを抑えることが可能です。