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自宅からでも使える クラウドRPA
Smart Workコラム vol. 17

自宅からでも使える クラウドRPA

売上・利益に貢献する業務改善へ

2021 7/19
日々繰り返される定型業務を自動化するRPA (Robotic Process Automation) 。コロナ禍でスマートワークが進むなか、RPAに対するニーズはどのように変化しているのでしょうか。RPAのトレンドと未来について、KDDI株式会社 ソリューション事業本部 サービス企画開発本部 クラウドサービス企画部の日比野 健太郎が、クラウドRPA「BizteX cobit」を提供するBizteX株式会社 代表取締役 嶋田 光敏 様に話を聞きました。
※ 記事内の社名、部署名、役職は取材当時のものです。

いま、なぜRPAが必要とされているのか?

日比野 ここ数年RPAが注目されていますが、具体的にどのようなニーズが多いのでしょうか。

嶋田様 当社クラウドRPA「BizteX cobit」を正式リリースした2017年11月当時は働き方改革が叫ばれており、「RPAを使えば残業時間が減らせる、生産性が上がる」と期待する方が多かったと思います。
そこでまず、ツール特性や、できること・できないことについて情報収集する方が大半でした。

その後2年くらい経つと、大企業一通各社ツールを試し終わり、各ツール特徴理解した上で「さらにこの業務効率化したい」「他社ツールではうまくいかなかったが、このツールでは対応できるのか」といった観点でお問い合わせをいただくケースが増えました。一方中小企業は、RPAという言葉は聞いていても、実際利用しているところはまだ少なかった印象があります。

嶋田 光敏 様
BizteX株式会社
代表取締役

嶋田 光敏 様

日比野 コロナ禍でその傾向変化はありましたか?

嶋田様 リモートワーク環境対応し、自宅からでも使えるRPAに対するニーズが増えてきました。
それともう1つ、例えば請求書を扱う経理部のように「業務で使う紙文書をAI-OCRでデータ化したい」や、「顧客からの問い合わせをチャットボット対応したい」というように、RPAの周辺業務も合わせて効率化したいというケースが増えてきました。


RPA導入を成功に導くツールの選び方

日比野 最初のころは、働き方改革生産性向上など、経営サイドからのニーズが大きかったものが、RPAが根付くにつれ、現場の細かい業務効率化自動化リモート対応などにニーズシフトしてきた印象ですね。RPAは業種業務で使い分けるものなのか、それとも1つに絞ったほうがいいのか、どちらでしょうか。

嶋田様 やはりツールによって得意不得意がありますし、実際導入企業を見ていると、使い分けしているところが多いですね。
業務」、「環境」、そして「使う人」。この3つの観点で適したRPAを選ぶことがポイントだと思います。
RPAベンダー姿勢重要です。たとえ自社のRPAの範囲でなくても、業務ビジネスモデル全体を見て、より効率化できる手立てを提案してくれるところがあれば、安心して長く使っていけるはずです。


業務効率化からシステム間連携による完全自動化まで対応できる
「BizteX cobit」

日比野 健太郎
KDDI株式会社
ソリューション事業本部
サービス企画開発本部 クラウドサービス企画部

日比野 健太郎

日比野 「BizteX cobit」が得意とする領域を教えてください。

嶋田様 クラウドツールログインし、定期的データ入出力をするなど、Webブラウザベースで行う定型業務に強いのが特長です。現場の方が使いやすいようにシンプルなUIでわかりやすさを重視しています。

例えば、Google Workspace と連携し、「Slack」や「Chatwork」などのチャットツールメールを通じて自動でやり取りしたり、データスプレッドシート展開して保存するなど、Google Workspace との連携機能はかなり作り込んでいます。

さらにもう1つ、各種SaaSツールとAPI経由連携できるiPaaS (注1)「BizteX Connect (注2)」を昨年リリースしました。これにより、RPAが向かない分野ではAPI経由データ入出力できるようになりました。

  • 注1) iPaaS (Integration Platform as a Service) :複数システム連携して業務自動化実現するサービス

日比野 具体的に、どのようなケースに適しているのでしょう?

嶋田様 例えば、ある広告代理店では、クライアントごとにネット広告週次レポート送付する業務営業アシスタントの方が担当していました。そこへRPAを導入したことで、管理画面から広告配信実績データコピーし、Excelでグラフ化してレポートを作り、メール作成して送付するところまでが完結します。

その後、作ったExcelシート外部ストレージサービスや Google ドライブ格納する際には、「BizteX Connect (注2)」が連携して保存するといった形で、クラウドRPAとiPaaSを組み合わせて利用することにより処理できる業務量が倍になったような例があります。

日比野 生産性が倍になったわけですね。

嶋田様 それだけではなく、重要なのは処理業務量が倍になったことで、案件獲得一層注力できるようになったという点です。それまでは案件を増やしたくても、アシスタントの方への負荷がかかるので新たに人を採用しなければならず、売上が上がっても粗利が増えないジレンマがありました。そこへRPAを入れることで、「人を増やさなくても案件数を倍にできる」という状態になったのです。

単にコスト削減するというだけでなく、トップラインを伸ばすために業務改善するという意味で、RPAの効果非常に大きいと思います。


RPAは未来の日本にどう貢献するか

日比野 今後、RPAはどのように発展していくのでしょうか。

嶋田様 いまコロナ禍でデジタルトランスフォーメーション (DX) が叫ばれていますが、もともと日本労働人口低下に対する懸念があり、デジタル化は急務と言われてきました。しかし一方で、そのデジタル化を推進するにはエンジニアリングリソース大量必要になり、人材確保課題です。

当社事業のRPAとiPaaSは、こうした日本全体労働に関わる課題裏側から支えるものです。エンジニアリングに関して言えば、実はAPI連携開発ひとつとっても、貴重エンジニアリソースを2〜3週間費やすことになってしまうと言われています。「BizteX cobit」、「BizteX Connect (注2)」を使えば、その分のリソースエンジニア本来の力を発揮できる開発業務注力できることになります。

また現在は、リモートだからこそ人間同士コミュニケーションを取り、発想を広げていく必要性に多くの方が改めて気付いていますよね。RPAとiPaaSの両方業務を任せることで、人間にしかできないことに注力するための時間を増やせます。だからこそRPAの果たす役割今後重要性が増していくはずです。

当社は「BizteX cobit」リリース以来、4万体以上ロボットで2,000種ものWebサービス連携することで、クラウド業務自動化し、デジタル労働力を培ってきた自負があります。労働未来を創るRPAを通して、これからもお客さまのさまざまな働き方をご支援していきたいと思います。

  • 注2) 2021年7月現在、KDDIから「BizteX cobit」をご利用いただく場合は、「BizteX Connect」の機能をご利用いただけません。


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