映像統合管理サービス「KDDI Video Management Service」にAI映像解析メニューを追加 ～記録するための映像から意思決定のための映像へデータの価値を高め、企業のDXを推進～

KDDIは2023年4月4日、監視カメラの映像データをクラウド上で管理・可視化する映像統合管理サービス「KDDI Video Management Service」(以下 本サービス) のオプションメニューとして、AIを活用した映像解析メニュー「OPTiM AI Camera Enterprise」(以下 本メニュー) を提供開始します。

本メニューでは、本サービスで保存した監視カメラの映像データをAI映像解析します。防犯・防災などのコーポレート活用のほか、事業設備の点検・異常検知やマーケティングなどのビジネスで活用することで、お客さまの課題解決やDX実現の推進、新規ビジネス創出や既存ビジネスの付加価値向上など、幅広い映像データの利活用を支援します。

本サービスではKDDIグループのDXGoGoがAIアグリゲーターとしての役割を担っています。AIメニューの第1弾として株式会社オプティム (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 菅谷 俊二) が提供する本メニューの提供に至りました。
今後もDXGoGoが本サービスのAIアグリゲーターとして、お客さまのあらゆるニーズにお応えするため、お客さまの各種経営資源に関する映像解析モデルをAIパートナー各社と連携し、サービスラインアップの拡充を進め、お客さまの映像の利活用によるDX実現を推進します。

• 工場や倉庫における安全管理、店舗や施設における防犯対策など、監視カメラは幅広い目的や用途で導入が進んでいます。一方で、これまでの監視カメラを活用した防犯・防災、状況確認、行動監視は、記録された膨大な映像データを目視で確認し判断することが多く、作業ミスや作業員による判断基準のばらつきが発生しやすいことなどが課題でした。
• このような状況の中、AI映像解析を導入することで、作業の効率化や作業に関わる人的コストの削減を目指す企業が増えています。

• 監視カメラの映像データからAIが人を認識・解析することで、「侵入検出」「滞在時間検出」「混雑検出」「属性分析」「特定人物検出」を可能とし、防犯・防災対策やマーケティングの高度化を支援します。
• 本メニューを活用いただくことにより、お客さまがAI映像解析を導入する際に最も時間とコストのかかる学習プロセスを削減することができ、お客さまが保有する秘匿性の高い経営資源 (従業員や事業設備など) の映像データに対しAIを活用した映像利活用が可能となります。

• 監視カメラの映像データを高セキュリティなクラウド上で管理・可視化する映像統合管理サービスです。
• 監視カメラの映像伝送・映像閲覧時は全てKDDIが提供中の閉域ネットワークKDDI Wide Area Virtual Switch (KDDI WVS) 経由でプライベートクラウド上へ保存されるため秘匿性の高い監視カメラ映像もセキュアな環境で安心してご利用いただけます。
• クラウド上に保存する映像データはKDDIの国内複数データセンターに分散保存されるため、ストレージの破損などによるデータ消失の回避や運用品質の向上、映像データの高保全性を実現します。自然災害や火災発生時などにおいても映像データの閲覧・保全が可能です。
• オープンプラットフォームなサービスであるため、監視カメラを新設する必要はなく、お客さまがすでに使用しているネットワークカメラも利用可能です。

2023年4月4日

• ベーシックプランは人物検出を元に人数カウントや滞在時間分析、導線分析、侵入検出などが可能です。
• マーケティングプランはベーシックプランの機能に加え、年齢・性別の属性分析が可能です。
• セキュリティプランはベーシックプランの機能に加え、特定人物の検出が可能です。
• マルチプランは3プランのすべての機能が利用可能です。

KDDIは今後もDXGoGoと連携し、企業のさまざまな用途におけるAI映像解析を実現するべく、AIパートナー各社と連携し、お客さまの映像の利活用によるDX実現を推進します。