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法人トピックス

Nexa WareとKDDI、物流倉庫の課題解決を加速 ~物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」が 倉庫内自動化設備の稼働可視化・最適化に向けた機能を拡充~

  • 株式会社Nexa Ware
  • KDDI株式会社

Nexa Wareは2025年4月1日、物流倉庫向データ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer (以下サービス)」の倉庫内自動化設備稼働可視化最適化に向けた機能である「AGV稼働モニター」を高度化 (注1)、「ソーター稼働モニター」を追加し、SaaS (Software as a Service) として提供開始します。これらにより、倉庫内自動化設備稼働可視化最適化実現し、倉庫全体作業効率向上人員管理最適化貢献します。
なお、KDDIは今夏から、WAKONXのData Layerに含まれるデータ蓄積変換機能をNexa Wareに提供し、予実管理ボトルネック分析など倉庫内発生するあらゆるデータ活用することにより、本サービスのさらなる機能向上に向けた環境構築していきます。2024年8月に提供開始した本サービスは、倉庫内データ分析活用を通した作業工程全体最適化に加え、人員・作業量時間考慮した作業員シフトシミュレーション提案するなど、デジタル化による倉庫内業務効率化目指すものです。
今回、「AGV稼働モニター」では、倉庫内のAGVの稼働状況だけでなく、新たにネック工程作業者動線入荷時間可視化できるようになりました。また、新たに追加した「ソーター稼働モニター」では、過去作業実績に基づいて、実態に即した生産性作業完了予測算出し、ソーター理論上生産性実際成果ギャップ解消貢献します。

<Nexa Warehouse-Optimizer 構成図>

背景

  • 国内物流業界においては、人口の約3割が高齢者となり、あわせて出生率低下による生産年齢人口減少する2030年問題などの解決に向け、自動化デジタル化による物流倉庫業務効率化が求められています。
  • 物流倉庫DX推進におけるエンジニアリングからデータ分析ネットワーク運用保守を含めたソリューション展開するNexa Wareは2024年8月から本サービス提供し、お客さまの声をもとにサービス改善を進めてきました。主に、提供機能における高度化新規拡充サービス提供基盤改良を行い、お客さまへの提供価値向上に取り組んできました。
  • Nexa WareとKDDIは、本サービス機能向上のために、WAKONXのData Layerにおけるデータ基盤活用することを決定しました。WAKONXのData Layerに含まれるデータ蓄積および変換機能利用することで、倉庫内業務可視化最適化高度化すると同時に、従来よりも本サービス拡張性向上させ、コスト最適化していきます。

新機能について

AGV稼働モニターの高度化

本機能はAGVの渋滞作業者配置の偏りによるボトルネック工程作業者動線入荷時間などを分析します。これらをAGVの搬送連動し、間口での渋滞回避する方法提示します。これにより、繁忙時期時間帯に対する効率的人員配置実現し、AGVと人が協調して動く現場全体作業効率改善を支えます。なお、本機能は2025年2月より鈴与株式会社様先行導入しています。(注2)

ソーター稼働モニターの追加

物流現場ソーター運用課題である、①機械性能に基づいた能力実際生産性とのギャップ、②当日作業完了予測不正確さを解消する機能追加しました。本機能過去実績に基づいて算出された結果をもとに、お客さまの現場における期待性能提示します。さらに、ソーターデータリアルタイム連携により実現する作業完了予測で、経験技術関係なく誰でも同じように仕事ができる物流現場構築物流標準化貢献します。

<AGV稼働モニター:負荷集中の可視化イメージ>
<ソーター稼働モニター:期待性能対実績分析イメージ>

KDDIは本サービスをWAKONX Logisticsのアセットとして展開し、今後両社は、本サービスのさらなる機能拡充高度化を進め、さまざまな業界物流倉庫業務効率化貢献することを目指します。また今夏からは、WAKONXのData Layerに含まれる機能を本サービス活用し、さらなる機能拡充高度化を進め、AI活用を含めたデータ分析サービスとしての競争力強化していきます。

参考

Nexa Wareについて

Nexa Wareは、株式会社椿本チエイン (本社大阪市北区代表取締役社長COO:木村 隆利以下 椿本チエイン) とKDDIの合弁会社として2024年4月1日より事業開始しました。「物流未来をお客さまと共に創る」のミッションのもと、両社の強みを掛け合わせた次世代型物流倉庫自動化ソリューション提供により、物流DXの事業分野における新しい価値提供目指してまいります。
ベンダーフリー最適設計により、自動化システム構築から通信ネットワークデータに基づいたコンサルティング運用保守までをワンストップ提供することで、物流倉庫DXの推進とそれによる物流2024年問題などの社会課題解決寄与します。

WAKONX (ワコンクロス) について

WAKONX」は、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、日本デジタル化をスピードアップするというコンセプトから生まれたブランドであり、3つの機能群を有するAI時代ビジネスプラットフォームです。
WAKONXを通じて、最適化したネットワーク設計構築データ蓄積融合分析を行います。また、AIが組み込まれたサービスソリューション各業界最適化して提供することで、法人のお客さまの事業成長社会課題解決支援していきます。

WAKONX

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