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法人トピックス

山口県山口市とKDDI、行政DX推進に向けKDDIデジタル人財を派遣 ~地域活性化起業人に関する協定を締結、市民サービス向上や地域課題の解決を推進~

  • KDDI株式会社

KDDIは2025年10月8日、山口県山口市 (市長: 伊藤 和貴以下 山口市) と、行政DXを通じた「地域活性化起業人に関する協定」(以下 本協定) 締結しました。両者本協定によりデジタル技術活用した市民サービス向上地域課題解決地域活性化などを推進するために、相互連携強化を図ることを目指します。

KDDIは本協定と併せて、2025年11月1日からデジタル技術精通した専門人財山口市に1名派遣します。今後公民連携の取り組み、防災観光分野などにおける取り組みについて、KDDIのデジタル技術精通した専門人財が自ら行政現場に入り、自治体職員とともに解決策実践していくことで、山口市のDX推進加速していきます。

<本協定の締結式の様子>
※ 左から山口市長 伊藤 和貴、KDDIビジネス事業本部 ビジネスイノベーション本部長 高木 秀悟

本協定締結の背景

1. 山口市の自治体DX取り組み概要

山口市は、令和5年に「第二次山口市総合計画後期基本計画」を策定公表し、「ずっと元気山口」の実現に向けて、市民地域企業などの皆さまの未来に向けたチャレンジ大学などの高等教育機関を始めとした多くの関係者行政との連携のもとで支え、地域課題解決や、市民の皆さまの暮らしの質の向上地域経済活性化を図っていくこととしています。

こうした未来に向けたチャレンジを支える基盤として、「人材育成」・HX (ヒューマントランスフォーメーション) 、「デジタル技術活用」・DX (デジタルトランスフォーメーション) 、「地域脱炭素推進」・GX (グリーントランスフォーメーション) の3つのトランスフォーメーションの取り組みを一体的に進め、地域社会を守り、市民生活をより良いものへと変革していくことで、山口市の持続的発展につなげます。

そうした中、山口市ではスマートシティ推進を通じた山口市の目指すまちの姿や取り組みの方向性を示した「山口スマートシティ推進ビジョン」を策定公表し、「~スマートライフシティ山口実現~」を目指し、市民生活視点第一に考えたデジタル化などを通じて、市民の皆さまの安全安心や、生活の質の向上、幸せづくり、地域経済活性化実現する取り組みを進めています。

2. KDDIにおけるDXの強み

KDDIは通信を核としたDXにより人と地域の想いをつなぎ、情報格差地域課題解決することで、地域共創実現することを目指しています。各自治体連携し、自治体におけるデジタルトランスフォーメーション (自治体DX) を推進することで、自治体職員教職員業務生産性向上、および市民サービス利便性向上に取り組んでいます。また、社内人財育成機関である「KDDI DX University」を2020年に設立し、DX人財育成にも力を入れています。今後各自治体連携自治体DXの実現貢献していきます。

さらに、KDDIは2024年5月からお客さまの事業成長社会課題解決貢献するため、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX (ワコンクロス)」を始動しました。WAKONXを通じて、日本デジタル化のスピードアップ推進します。

3. 山口市とKDDIのこれまでの取り組みについて

山口市とKDDIは、旧国際電信電話 (KDD) の「山口衛星通信所」が1969年5月に開所されてから、50年超に渡る深い関係にあり、2020年には5Gなどを活用した地域活性化連携協定 ()締結しています。

今回、新たにデジタル人財派遣に関する協定締結することで山口市における地域DXおよび行政DXの推進をさらに加速させていきます。

本協定について

1. 協定締結の目的

デジタル技術活用により、山口市地域課題解決地域活性化などを図っていきます。

2. 協定締結日

2025年10月8日

3. 連携事項

以下4項目について、連携協働します。
(1) DXを活用した公民連携の取り組みに関すること
(2) DXを活用した防災分野の取り組みに関すること
(3) DXを活用した観光分野の取り組みに関すること
(4)その他本協定目的達成するために必要事項に関すること

参考

山口市の今後のDX推進施策について

(1) DXを活用した公民連携の取り組みに関すること
山口市の地域課題解決地域活性化に向け、大学企業などとの連携を図り、DXを活用した公民連携の取り組みを進めます。

(2) DXを活用した防災分野の取り組みに関すること
災害時におけるKDDIの通信技術活用をはじめ、KDDIグループが持つノウハウネットワーク活用することで、防災機能の向上に向けデジタル技術などの検討を深めます。

(3) DXを活用した観光分野の取り組みに関すること
観光分野におけるさまざまな主体が持つ観光情報人流データなどを活用した分析を行い、観光施策企画立案を行うことで、観光誘客に取り組みます。

(4) その他本協定目的達成するために必要事項に関すること
その他の分野においても必要に応じてDX推進に取り組んでいきます。

KDDIグループのDXの取り組み

KDDIは通信を核とした注力領域の1つとして、DXを設定しています。通信が溶け込む時代最適通信基盤・IoTの運用管理知見をさらに進化させ、パートナーとともに新たな価値創造していきます。

  1. KDDIが目指すDX
    KDDIが持つネットワーク・インフラ基盤ベースとし、IoT関連サービスデータセンターマネージドなど強みの領域にAIやデジタル付加価値を合わせて提供することでお客さまのDXを推進します。
    今後も、WAKONXを通じて、日本デジタル化のスピードアップ推進します。

  2. KDDIのDXを支える人財
    KDDIは2020年度社内人財育成機関である「KDDI DX University」を設立し、全社員におけるDX基礎スキル研修受講を進め、2023年までに約1万人修了しました。また、データベースビジネスデザインができる変革リーダーをDXコア人財と定め、約1年間200時間におよぶDXコア人財育成するプログラムを「KDDI DX University」で実施し、のべ800名が受講しています(2024年10月時点) 。現在は、高度なAI人財確保に向けたAI人財へのリスキリングにも注力しています。

  3. KDDIのDXの支援体制
    2023年3月、データエンジニアリング専門スタートアップであるフライウィール業務提携締結し、データ活用による企業のDXの推進企業所有するデータ安心安全につなぐことで企業間データ連携推進しています。また、2024年3月、大規模言語モデル (LLM) の社会実装を進めるELYZAと資本業務提携締結し、ELYZAの持つ国内トップクラスのLLMの研究開発力とKDDIグループ計算基盤ネットワーク資源などのアセットを組み合わせ、生成AI関連サービス提供企業自治体向けに進めています。

WAKONX (ワコンクロス) について

WAKONX」は、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、日本デジタル化をスピードアップするというコンセプトから生まれたブランドであり、3つの機能群を有するAI時代ビジネスプラットフォームです。
WAKONXを通じて、最適化したネットワーク設計構築データ蓄積融合分析を行います。また、AIが組み込まれたサービスソリューション各業界最適化して提供することで、法人のお客さまの事業成長社会課題解決支援していきます。

WAKONX

※この記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。