株式会社 全農ビジネスサポート様
- 情報通信
- 101名~500名
「KDDI DIGITAL GATE」を活用し、『守りのITから、攻めのIT』へ
通信と多様なケイパビリティを活用し、DXと事業基盤サービスでお客さまビジネスを支援します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
データセンターからネットワークまで、業務に最適なソリューションをトータルで提供します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
注) Volatility (変動性)・Uncertainty (不確実性)・Complexity (複雑性)・Ambiguity (曖昧性) の頭文字を取った造語で、将来の予測が困難で、不確実な状態であることの意味。
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課題
社内で打ち出した新規事業のアイデアを、ユーザー視点で検証する必要があった
解決策
KDDI DIGITAL GATEのリーンスタートアップで試作・検証を繰り返し、ユーザーの求める価値を明らかに
課題
新規事業の第一歩として商用アプリ開発を成功させたかった
解決策
KDDIアジャイル開発センター株式会社のエンジニアもチームに参加しアジャイル開発を伴走
課題
アジャイル開発を社内に定着させるための人材育成と体制構築が求められた
解決策
アプリ開発の成功体験を通してマインドセット、スキルセットの向上を実現
時計事業で培った『小型化』『精密加工』『低消費電力』の技術を生かし、工作機械、デバイス、健康機器などの事業を展開するシチズン時計様。将来の環境変化に備えて、長期ビジョン『シチズングループビジョン2030』を策定するとともに、新規事業創出へ向けた『デジタルヘルスケアプロジェクト』を始動。不確実性の時代のなか、真にユーザーの求める価値を提供するため、KDDI DIGITAL GATE (以下、KDG) とKDDIアジャイル開発センター株式会社 (以下、KAG) の支援を受け、デザイン思考とアジャイル開発に挑戦した。
KDDIに伴走を依頼した理由について経営企画部 室次長の古屋様は「以前から、アジャイル開発のための人材教育に関してKDDIのサポートを受けており、実際の開発プロジェクトでの伴走も提案されていました。KDDIはサービスデザインとアジャイル開発で豊富な実績と実践的スキルがあることはもちろん、当社に対して熱意ある伴走サポートを提案し、アプリ開発だけでなく、その後のグロースを見据えてワンストップで支援してくれる体制に魅力を感じたため、パートナーとして選定しました」と経緯を話す。
ヘルスケア領域での新規事業開発を目指す挑戦は、健康機器開発に長年の実績を重ねるシチズン・システムズ ヘルスケア事業部様とシチズン時計様によるグループ横断プロジェクトとしてスタート。KDDIにプロジェクトの伴走を依頼したのは、社内で事業コンセプトを打ち出し、サービスデザインフェーズに入る段階でのことだった。
篠﨑様は「私たちのアイデアが本当にユーザーに価値を提供できるものなのか、KDGの支援を受けて、プロトタイプを作り、ユーザーに体験してもらい、検証・改善を繰り返しました。ユーザーの反応が悪ければ1からやり直しです。本当に出口があるのか不安に陥ることもありました」と振り返る。
川田様は「そんななかで、KDDIのファシリテーターがさまざまなフレームワークやワークショップを通してチームを導いてくれました。生みの苦しみはありましたが、熱い議論を戦わせる中で、目指すべきユーザー価値やサービスは“これだ ! ”と、みんなが自信をもって言えるものにたどり着いたのは大きな成果でした」と話す。
目指すべき新規事業の形が明確になると、その実現へ向けた第一歩として商用アプリケーションの開発がスタート。KAGのスクラムマスターやエンジニアとチームを組み、支援を受けながらアジャイル開発に挑戦した。
黒川様は「初めてのことだったので不安の中でのスタートでしたが、スクラムマスターが心理的安全性を重視したチームづくりをしてくれたのが印象的でした。自由に意見を言い合える雰囲気のなかで、課題解決の方法を議論することは自分の成長につながりますし、自信をもって開発できました」と言う。
浅原様は「スクラムの5つの価値基準である、確約・勇気・尊敬・公開・集中がすべて揃った、お手本のようなスクラムチームを体験させてもらいました。とくに、尊敬が大事ですね。短期間でスプリントを回していくのでスピード感が求められますが、よい雰囲気の中で、やるべきことも明確なため、自分でも驚くくらい開発に集中できました」と振り返る。
また、坂井様は「KAGのエンジニアのスキルが高いので、自分の足りない部分に気づくこともでき、貴重な学びの機会になりました。さらに、アジャイル開発では、自動化できるものはどんどん自動化するという考え方があり、今回のプロジェクトでも、必要に応じてアプリの品質テストなどを自動化するシステムを構築し、結果的に約1,000時間の作業を自動化できました。こうした仕組みは、他の開発でも生産性向上に役立てられると感じています」と話す。
今回のプロジェクトは、シチズン時計様にとって、サービスデザインやアジャイル開発の人材育成と、不確実性の高い新規事業創出に向けた社内体制構築のノウハウ獲得につながった。
入様は「組織横断的なチーム編成だったこともあり、今後グループ全体へもたらす波及効果も大きいと思います。私たちの成功を見て、デザイン思考やアジャイル開発に半信半疑だった人たちの意識も大きく変わり始め、徐々に仲間が増えつつあるように感じています」と言う。
野口様は「私は、アプリと健康機器との連携を担当したのですが、今回学んだ手法はシチズン・システムズが担うハードウェア開発の分野でも生かせるのではないかと思い、製品開発の仕様検討にデザイン思考を活用する挑戦を始めています。デザイン思考もアジャイル開発も、書籍などで学ぶだけでなく、実際に体験してこそ得られるものがたくさんあります。その成果が、今後グループの各所で花開くことでしょう」と期待を述べる。
KDDIアジャイル開発センター株式会社 開発戦略本部
岡澤 克暢 (左)
KDDI株式会社 ビジネスデザイン本部 営業5部
矢野 翼 (中) 高山 仁志 (右)
新規事業の立ち上げからサービスリリースまで、ワンチームとなって伴走支援してもらえないかとご相談いただきました。KDDI内で10年間培ったサービスデザインからアジャイル開発までの一連の実践知でご支援することで、新規ビジネスやエンジニア育成など幅広く貢献できたことを大変嬉しく思います。今後も一層の信頼関係を築いてまいります。
KDDI 法人営業担当者が、導入へのご相談やお見積もりをいたします。
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