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社内研修「ゼロトラストアカデミー」の取り組みについて【実践編】
ゼロトラストブログ vol. 15

社内研修「ゼロトラストアカデミー」の取り組みについて
【実践編】

2024 8/20
KDDIでは、セキュリティ専門人財を育成するための社内研修制度「ゼロトラストアカデミー」(以下、ゼロアカ)を実施しています。セキュリティに関する指導やサポートをお探しの企業様に向けて、セキュリティ研修プログラムとしてゼロアカを提供することも検討しております。ゼロアカは、未経験からでも実践的なスキルを身につけられるように設計されており、セキュリティの専門家を効率的に育成するための最適なソリューションとなるでしょう。ゼロアカでは、企業全体にゼロトラスト型セキュリティを導入する際の課題と解決方法を基にした研修プログラムを開発しています。このプログラムは、受講者のニーズに合わせた人財育成プロセスを、生成AIを用いて分析しカスタマイズしています。このプロセスの有用性と実践方法について、ゼロトラスト推進部の藤井が解説いたします。この記事は、セキュリティに関する知識を深めたい方、特にゼロトラストセキュリティの導入に興味を持っているが、何から始めたらよいか迷っているIT部門やセキュリティ部門の方々に最適です。

前回の記事は、こちらの記事を参照ください



研修コンテンツの紹介

昨今、多くのお客さまがゼロトラストモデルへの移行興味を持たれていることから、ゼロアカ実践研修では以下研修コンテンツ学習必須としています。

ゼロアカでは、【図1】に示すようなやり方でコンテンツ向上に努めています。ゼロアカ受講後、「現場」で業務を行っている受講者対象に、研修内容業務活用できているかに焦点を当てたアンケート回答いただいています。この回答結果を「振り返り」として分析し、ゼロアカ不足している要素を洗い出します。そして、不足している要素を補うことでカリキュラム改善し、より良質コンテンツにしていきます。

[現場] コンサルティング、構築、運用支援 [振り返り] 受講者が研修内容をどれくらい活かせているか分析 [カリキュラムへの反映] 受講者へのアンケート分析結果を反映、習熟度を高めるための研修コンテンツ改善
【図1】現場経験を研修プログラムへ活用するサイクル

図で読み解く、研修プログラムの有用性

プログラムでは、ゼロトラストに関する提案未経験社員早期戦力化し、セキュリティ専門家育成目的としているため、「学習プログラム業務でどのように活かされたか」のアンケート実施しています (アンケート結果は図2-1、図2-2を参照) 。それらのアンケート調査を通して、受講者実践度把握し、研修内容充実度受講者経験値可視化しています。

本講座ではアンケートを主に2種類実施しており、お客さまへサービスをご提供するまでをフェーズごとに区切り、どの時点本講座が活かされているかを確認するアンケートと、個々人が行う対応ごとに区切ったアンケート実施しています。アンケートを別々の視点取得することで、受講者ニーズに合った内容ブラッシュアップしています。

  • アンケート詳細調査期間:2023年10月~2024年3月 (計6カ月間) サンプル数:110件 調査対象営業部門、SE部門

最後に

本記事では、研修コンテンツおよび研修プログラム有用性についてご紹介しました。受講者相互関係を築くことで、研修コンテンツの質は向上し、受講者業務に活かせる学習ができます。今後セキュリティ専門家育成し、お客さまの課題解決貢献してまいります。

プロフィール画像

執筆者プロフィール

ソリューション推進本部 ゼロトラスト推進部
藤井 新吾 (ふじい しんご)
公共部門において、プロジェクトマネジメント業務に15年間従事した後、モバイルソリューションの分野で4年間の経験。その後、2023年7月から最新のゼロトラストセキュリティ商材のプロダクト戦略に関わるセキュリティ専門人財の育成を目的とした「ゼロトラストアカデミー」の企画運営を担当。

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