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退職を防ぐには、まず社員が退職を決断する理由を把握し、それに対処することが重要です。厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、以下の項目が離職理由として多く挙げられています。
給与や待遇だけでなく、労働環境や評価制度が退職の要因になることも多いため、これらの改善が退職防止に効果的です。
例えば、長時間労働やサービス残業が原因で離職が増えている場合には、労働時間の適切な管理はもちろんのこと、育児・介護休暇の充実やフレックスタイム制、テレワークの導入により、柔軟な働き方を可能にし、離職のリスクを軽減できる可能性があります。
福利厚生とは、企業が社員に提供する給与以外の報酬やサービスを指します。福利厚生には「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」があり、それぞれ以下のような違いがあります。
福利厚生制度を充実させることで、社員の経済的負担を軽減したり、働きやすい環境を整備することができ、従業員満足度の向上につながります。
その結果、「今後も今の会社で働き続けたい」と感じる社員が増え、退職を防ぎ、企業の安定化に貢献します。
従業員満足度を向上させ退職を防止するためには、どういった福利厚生制度が有効なのでしょうか。いくつかの具体例をご紹介します。
ワークライフバランスの向上を目指す企業が導入しているのが、フレックスタイム制やリモートワークといった柔軟な勤務体系です。
子どもの送り迎えや通院が必要な社員にとっても働きやすい制度であり、通勤ラッシュを避けて出勤できるというメリットもあります。
また、リモートワークを導入することで、社員は家庭環境を考慮しつつ仕事を続けやすくなり、結果的に離職リスクが減少します。
給与水準が低く、生活費の負担が大きいと感じる社員は、転職を考えやすくなります。住宅手当や通勤手当を支給することで、特に若年層の社員に対して経済的な支援を行い、結果として離職率の抑制につながります。
都市部では家賃が高額になることが多く、郊外では通勤費用が重荷になるため、これらの大きな出費に対応する手当は効果的です。
定期的な健康診断や人間ドックの費用を補助することで、社員の健康管理を支援し、長期的に働ける環境を整えます。
最近では、骨密度測定や大腸内視鏡検査、マンモグラフィなどのオプション検査費用も福利厚生として負担する企業が増えています。
ライフステージの変化に伴い、結婚や出産、親の介護などの事情が発生することがあります。
育児や介護と仕事を両立するのは容易ではなく、これが退職理由になることも少なくありません。近年では、こうした問題に対応するため、育児休業や介護休業制度を充実させる企業が増えています。育児や介護を抱える社員も、これらの制度を活用して仕事を続けやすくなり、離職防止に効果を発揮します。少子高齢化が進む中、特に若年層の社員を確保しやすくするためにも、手厚い育児休業制度を整えることが有効です。
法律で定められている年次有給休暇に加えて、独自の休暇制度を設ける企業もあります。
例えば、誕生日休暇やリフレッシュ休暇、さらには離婚や失恋の際に取得できる休暇など、ユニークな休暇制度が社員にとって魅力的です。
こうした制度は、社員のワークライフバランスの改善につながり、離職防止にも貢献します。コストが少ないため、中小企業でも取り入れやすい福利厚生の一つです。
中小企業でも比較的手軽に始められる福利厚生として、朝食や軽食、ドリンクの無料提供が挙げられます。無料で朝食を提供することで、忙しい朝でも健康を保ちつつ、社員の仕事の効率を高めることができます。また、日々の軽食やドリンク代が社員の負担になることが多いため、これを無料で提供すれば、社員の満足度向上が期待できます。
飲食店やレジャー施設、フィットネスジム、さらには介護や育児サービスなど、さまざまな業者と提携して優待特典を提供する企業も増えています。
優待サービスを利用することで、社員は通常料金よりも低価格で各種サービスを受けられ、仕事以外の生活面も充実させることができます。これにより、社員の満足度が高まり、離職防止に寄与します。
福利厚生制度の中には、中小企業でも導入できる施策が多くありますが、コストや管理の負担が大きいと感じる場合も少なくありません。特に、飲食店やレジャー施設などの優待特典は、大企業向けに提供されることが多く、中小企業では手が届きにくいと感じることもあります。
そんな中で、KDDIが提供する福利厚生アウトソーシングサービス「まとめて福利厚生」を活用すれば、中小企業でも大企業と同等の充実した福利厚生を簡単に整備できます。このサービスでは、旅行やレジャー、グルメ、ショッピングに加え、介護や子育てまで、幅広いジャンルで約140万点以上の優待・特典が用意されています。これにより、企業規模にかかわらず、社員の多様なニーズに応えた福利厚生を提供することが可能です。
「まとめて福利厚生」は、1社あたりの入会金が55,000円 (税込) で、月額会費は1IDあたり440円 (税込) から利用可能です。
これにより、中小企業やスタートアップ企業でも、コストを抑えながら充実した福利厚生制度を導入することができます。
中小企業で一人の社員が退職すると、残された社員に過重な負担がかかり、さらなる退職者を生む悪循環に陥る可能性があります。
これが続くと業務が滞り、最悪の場合には経営が立ち行かなくなるリスクも生じます。
こうした状況を防ぐためには、社員一人ひとりの働きやすさを重視した対策が不可欠です。
ワークライフバランスの改善や人事制度の透明化はもちろん、福利厚生制度の充実も大きなカギを握ります。福利厚生は従業員満足度を高め、経済的な不安を軽減するだけでなく、健康面や生活面をサポートすることで、社員の定着率向上に直接的な効果をもたらします。
今回ご紹介した「まとめて福利厚生」のようなサービスを活用することで、中小企業でも大企業並みの福利厚生制度を整えることが可能です。
福利厚生の見直しを通じて社員の退職を防止し、長く働ける職場環境を作り上げていくことが、中小企業の持続的な成長にもつながります。
まずは自社に合った施策を少しずつ導入してみてはいかがでしょうか。