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キッティングとは?用語の意味や手順をスマホの初期設定を例に解説

キッティングとは?用語の意味や手順をスマホの初期設定を例に解説

2024 11/29
キッティング (Kitting) とは、PCや携帯電話などの機器を購入したあとに、使用者がすぐに利用できるよう行う一連の準備作業のことです。キッティング作業のひとつひとつは簡単なものが多く、作業も単純ですが、その工数は多く、また企業内で十数台〜数十台に及ぶこともある機器をキッティングするには、多くの労力と時間を必要とします。このキッティングについては、最近では業務役割には書いていない「可視化しにくい業務」のひとつとして、工数の割に会社に評価されにくいという課題も出てきています。また、小規模の会社では、その工数に少数精鋭となる人員を割り当てることは、かえって大きな負担や損失となる場合もあるため、導入時にアウトソーシング (外注) する会社も増えてきました。実際にキッティングにはどんな作業があり、どれくらいの工数がかかるのか。会社携帯を例にした解説に合わせ、代行サービスのメリットや注意点をご紹介します。

キッティングの作業内容は?

キッティング作業内容は、PCやスマホタブレットなど、そのデバイス機種によって実施する内容は異なりますが、キッティング機会の多い会社携帯を例に挙げると、一般的以下のような作業内容メイン項目となっています。
 

会社携帯キッティング内容例
  • SIMカードの差し込み (eSIMの設定) 、通信できるかどうかの開通確認
  • Wi-Fiの設定
  • 本体初期設定 (データ移行)
  • 最新OSへのアップデート
  • 企業アカウントメールアプリインストール設定
  • セキュリティサービスなどその他必要アプリインストール設定
  • パスワードロック設定
  • 管理台帳への記入管理用ラベル添付


なかでもパスワードロックセキュリティアプリ設定は、会社情報保護という面からも、事前一律設定しておきたい項目です。ほかにも最新OSへのアップデートなど、不正アクセス外部からの攻撃を抑える意味でも、漏れなく対応しておきたい項目があります。
 

このように必要手順を洗い出すと、会社携帯におけるキッティング作業項目が多く、データ移行初期設定内容によっては一連作業だけで1時間以上を要することもある大変作業です。
企業規模によってはその作業十数台数十台行わなければならないこともありますので、実際作業者としても、社内依頼する上席者としても、それだけの時間労力がかかることを理解しておくことが必要です。

会社携帯・法人スマホの設定に苦戦するビジネスマン

また、実施項目が多いということは、それだけ作業漏れや作業ミス可能性があります。どうしても人が手で行う作業が多いため、漏れやミス発生しないよう、事前キッティング内容リスト化したり、アウトソーシング活用するなど、抜け漏れを防ぎやすい環境準備しておくことも重要です。

キッティング実施時の注意点

自社キッティングを行う際の注意点としては、先に述べた作業の抜け漏れ確認を含め、以下のような項目が挙げられます。


1. 設定ミスや作業の抜け漏れがないか

項目ごとに作業者スキルによって実施内容の抜け漏れがないよう、事前必要手順を洗い出し、リスト化にあわせ作業手順書としてマニュアル化しておくことが大事です。


2. 作業時間を十分に確保できているか

キッティング台数が1台〜2台であればよいですが、ある程度まとまった台数キッティングする場合は、作業完了までに数時間を要するケースが多く見られます。日常業務並行して実施するとなると、1人の作業では1日の大半もしくは数日単位稼働時間必要とする場合があるため、作業手順書作成時に、実施見込時間見積もっておき、スケジュールを立てておきましょう。


3. キッティング場所や保管場所を用意できているか

会社携帯・法人スマホの設定に苦戦するビジネスマン

こちらも数台であればあらためて大きな場所確保する必要はないですが、多くの台数キッティングする場合は、ある程度の広さの会議室倉庫などの作業場所必要です。
セット内容紛失したり作業後に入れ間違えたりしないよう、スケジュール調整に合わせて、できるだけ作業スペース確保できる場所も抑えておきましょう。

アウトソーシング (外注) のメリット

このように自社キッティングをする場合は、その契約台数が多ければ多いほど、多くの時間労力がかかり、また抜け漏れの可能性が増えてしまうことが懸念されますが、それを解決する選択肢となるのが、キッティングアウトソーシング (外注) です。

委託費用はかかりますが、自社担当者に変わってキッティングしてくれるため、人的ミス担当者作業負荷軽減作業場所確保など、自社実施するキッティング課題点回避することができます。

例えばKDDIでは、auの会社携帯のお申し込み時に店頭スタッフキッティング作業一部を請け負うサービスや、会社携帯管理業務自体アウトソーシングできるサービスがあります。

会社携帯・法人スマホの設定をサポートする携帯電話ショップの女性スタッフ

  • 携帯電話データ移行アプリアカウント設定保護シート貼りなどのサポートを行います。
  • サポート内容によって選べる料金形態 (継続サポート必要な方への定額プラン都度課金など)
  • 設定だけでなく、操作説明なども受けることができます。

事前予約必要です。
※そのほか、サポートできる項目料金詳細などはauホームページでご確認ください。
※ auホームページへ遷移します。


さらに、ある程度多くの会社携帯契約する場合は、キッティングだけでなく、故障紛失時受付窓口など、その後の会社携帯管理業務自体アウトソーシングできるサービスもご用意しておりますので、自社状況に応じてご利用いただくことが可能です。
 

  • 会社携帯納品した後から利用開始するまでのキッティングのほか、故障紛失盗難時受付窓口業務など、日々の運用管理までKDDIが代行するBPO (ビジネスプロセスアウトソーシング) サービスです。

※ WEBでのみお申し込み可能です。

限られた自社リソースの有効活用にはアウトソーシングを

自社社員工数を考えると、会社携帯契約時には、本体購入だけでなくキッティングまで外部委託することで、会社携帯をすぐに使える状態手元用意することが可能です。そのぶん社員リソースをほかの業務に割り当てることができるため、委託費用以上メリットを手にできる可能性もあります。

会社携帯をご検討の際は、ぜひキッティングから日々の運用管理までサポートもできるauの会社携帯をご検討ください。キッティングだけでなく、最適料金プランやほかの業務効率化貢献するサービスなど、貴社パートナーとして最適ソリューションをご提案させていただきます。

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