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モバイルWi-Fiルーターとテザリングは、どちらもPCやタブレットとWi-Fi接続してインターネットができるということに違いはありませんが、接続先がスマホかモバイルWi-Fiルーターかという点で、以下のような違いがあります。
テザリング | モバイルWi-Fiルーター | |
---|---|---|
通信速度 | 4G・ 5G の通信速度に準じる | 4G・ 5G の通信速度に準じる |
データ量の上限 | スマホで契約した料金プランの データ量上限に準じる |
モバイルWi-Fiルーター契約時の データ量上限に準じる |
最大接続数 | iPhone: 5台 Android: 10台 |
10台以上〜 ※ 上限数は機種による |
バッテリー | スマホのバッテリー量に準じる | モバイルWi-Fiルーター単独のバッテリー量 |
料金 | スマホの料金+テザリング利用料 ※ テザリング利用料に関して無料の通信会社もあり |
モバイルWi-Fiルーター専用の料金プラン |
持ち運び | スマホだけでOK | スマホを利用する場合は モバイルWi-Fiルーターと2台持ち運びが必要 |
ポイントを詳しく見ていきましょう。
ひとつめの大きな違いは、月に利用できるデータ量の違いです。テザリングはスマホの機能であることからも、そのデータ容量はスマホの利用分と共有であり、スマホで契約している料金プランのデータ通信量が上限となります。また、スマホの使い放題プランに入っていても、テザリング利用分は別カウントで容量の制限があったり、通信速度に制限があったりしますので、テザリングの利用前には自分が契約している料金プランを確認しておくとよいでしょう。
一方、モバイルWi-Fiルーターは、スマホとは別の回線として専用の料金プランを契約する形になりますので、当然ながらスマホのデータ利用量に左右されません。その専用料金プランも、大容量プランから小容量プラン、使い放題プランなど、通信会社ごとにデータ通信専用プランが用意されていますので、自身の利用意向にあわせて上限を設定できます。
特にたくさんのデータ通信を必要とする人の場合、スマホとの共有ではすぐに上限値に達する可能性がありますので、別カウントとなるモバイルWi-Fiルーターを選ぶほうが安心して利用できるでしょう。
ふたつめの大きな違いは、バッテリーの持ち時間です。特にWi-Fiでテザリングする場合はスマホの電池の消費が早く、数時間で電池残量がレッドゾーンに入る場合もあります。モバイルWi-Fiルーターの場合は、もちろん機種ごとに差分はあるものの、基本的にはデータ通信専用の機器としてある程度の連続通信時間に耐え得る設計になっている機種が多いので、長時間の利用を見込む人は、スマホとは別バッテリーとなるモバイルWi-Fiルーターのほうが良いでしょう。
このようにデータ量やバッテリーの面ではスマホと別になっていることがモバイルWi-Fiルーターのメリットとなりますが、料金と持ち運びに関しては、モバイルWi-Fiルーターのほうがスマホとは別であるがゆえに、新たに月額費用がかかり、持ち運ぶ機器が増えることになりますので、スマホだけで完結するテザリングのほうが、おトクで手軽だといえます。
比較表にある残りの項目、通信速度や最大接続数に関しては、外出先でPCやタブレットをつないで通信するケースにおいてそこまでの違いを感じる機会が少ないと思いますので、上記の点を踏まえ、テザリングとモバイルWi-Fiルーターがおすすめの人を解説していきましょう。
おすすめな人
テザリングに関しては、やはりスマホだけで利用できるところが一番のメリットです。
また、利用に関する手軽さについても、テザリングに対応したスマホさえ手元にあれば、専用のオプションプランに申し込みするだけで利用開始できるため、その場ですぐに利用できるところもメリットのひとつです。
auの「テザリングオプション」を例に挙げると、多くの料金プランでオプション料金無料 (注1) 、au Style/auショップ店頭でのお申し込み、またはMy auで9時から20時までにお申し込みいただいた場合は、5〜10分後にスマホを再起動するだけで当日から利用できます。(注1) その手軽さから、個人だけでなく、法人契約のスマホでも多くの企業さまが利用しているオプションです。
おすすめな人
モバイルWi-Fiルーターの一番のメリットは、やはり電池持ちの長さと、専用のデータ通信料金が用意されているところです。
auの法人向けモバイルWi-Fiルーターの料金プランを例に挙げると、「モバイルルータープラン 5G」であれば、月間データ容量の上限がない (注2) ので、データ残量を気にせずに外出先でもインターネットに接続できます。
電池持ちに関しても、auの法人向けデータ通信端末「Speed Wi-Fi 5G X12 NAR03」であれば、約9時間 (注3) の連続通信が可能なため、勤務時間内での使用に十分耐えうるバッテリー性能があり、安心です。
テザリングはスマホのデータ容量を使うことに加え、バッテリーへの負担が大きいという注意点がありますが、スマホさえあれば外出先でもWi-Fiに接続できますので、外出先でのWi-Fi使用頻度が少ない人には手軽で便利な機能といえます。一方で、日常的に外出が多く、移動先でのPC作業時間が長い人や、動画や高画質写真など重いデータのやり取りが多い人には、Wi-Fi機能に特化したモバイルWi-Fiルーターがおすすめです。
具体的な自分の利用ケースであれば、テザリングとモバイルWi-Fiルーターのどちらのほうが良いのか。判断に迷った際は、ぜひKDDI法人営業担当者または法人お客さまセンターにご相談ください。ご希望に応じた料金プランやおすすめの機種など、貴社のニーズにあったデータ通信環境をご提案させていただきます。