通信と多様なケイパビリティを活用し、DXと事業基盤サービスでお客さまビジネスを支援します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
データセンターからネットワークまで、業務に最適なソリューションをトータルで提供します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
SIMカードとは、通信契約の契約者情報を記録したICチップの付いた小さなカードのことです。「Subscriber Identity Module=加入者識別モジュール」の頭文字を略して「SIM」といわれています。携帯電話が発売された当初は契約者情報を端末内に記録していましたが、契約者情報をICカードに記録することで、携帯電話の買い替えの際でもSIMカードを新たな機器に差し替えるだけで契約者情報を引き継ぐことができるようになりました。
近年ではSIMの小型化によってその活用範囲も広がり、スマートフォンやタブレット端末だけでなくPCや家電製品にも利用され、今やありとあらゆるモノにインターネットへの接続機能が搭載されつつある時代です。
そのSIMカードの種類には、どのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
このようにSIMはその時代のデバイスの設計や通信ニーズに合わせて進化してきました。
また、eSIMの登場によってデュアルSIM対応したスマホなど、1つの端末で2つの通信を切り替えて利用することができるデバイスも登場してきています。
今後eSIMやiSIMの普及で搭載できる製品の幅が広がり、新たなIoT製品やサービスとして私たちが目にできる日もそう遠くないかもしれません。
実際に、携帯電話やPCなどの通信機器に組み込むほか、ビジネス現場では、以下のようなサービスが提供されています。
SIMを組み込んだ機器の状況を遠隔でデータ収集・管理することができます。
例えば、自動販売機の在庫管理や製造業の機械メンテナンスにおいて、リアルタイムで状況をモニタリングすることで、定期巡回から随時対応に運用を変更することができ、業務効率アップとコスト最適化を実現しています。
SIMを組み込んだドライブレコーダーなどのデバイスを車両に搭載することで、車両の位置や運行状況をリアルタイムで追跡・管理することができます。
GPSと通信機能を組み合わせた管理システムは、効率的な運行管理や安全性の確保に貢献します。
小売業やサービス業において、決済端末にSIMカードを入れてPOSシステム (注1) として利用する事例があります。
店舗外や移動中の決済にも対応できるため、顧客の利便性向上や販路拡大などが期待できます。
また、上記のようなサービス事例のほかにも、ビジネスシーンにおいてはデュアルSIM (注2) を活用することで、サービスの冗長化や使用エリアの拡大に役立てている例もあります。
山間部や地下街など通信エリアが限られている場所において、2つの通信会社の電波エリアを切り替えることで利用できる範囲を増やしたり、海外出張が多い時期は海外用の料金プランに対応した通信会社のSIMを用意しておいたり、決済や電子チケットなど通信が必要なデバイスにおいて、万が一の際のバックアップ回線を確保しておくなど、SIMの進化により、さまざまな恩恵が生まれています。
KDDIでも、2枚のSIMカードで冗長化するデュアルSIM対応機種の取り扱いに加え、1枚のSIMカードでほかの通信会社の通信エリアが利用できるよう冗長化し、既存回線のバックアップ回線としての利用も可能なSIMの提供を開始しました。万が一、メイン回線が切断したときもバックアップ回線への切り替えにより、信頼性の高いネットワーク構築を実現し、企業における緊急事態時でも事業を継続・復旧させるための事業継続計画 (BCP) の強化に貢献しています。
SIMカードは、スマートフォンやタブレットでの通信に留まらず、PCやIoTデバイスへの活用、さらには冗長化 (副回線) 対応など、ビジネスでの可能性を広げてきました。SIMカードの多様な活用方法を取り入れることで、ビジネスの成長と安定を促進し、変化する市場ニーズにも素早く対応できるでしょう。
今後のビジネス拡大やBCP観点での通信の冗長化をご検討の際は、ぜひKDDIにご相談ください。貴社の通信を支えるパートナーとして、お気軽な相談から、総合的なビジネス環境整備のご提案まで、希望に沿ったプランをご提案させていただきます。