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MDMとは?メリットは?必要ない?低コストで情報漏えいから企業を守るリスク対策とは

MDMとは?メリットは?必要ない?
低コストで情報漏えいから企業を守るリスク対策とは

2025 10/8
スマホやタブレットを業務に使う企業が増えるなか、仕事道具を気軽に持ち歩けるようになった反面、情報漏えいや紛失のリスクも年々高まっています。そんなときに役立つのが、会社がモバイルを管理できるサービス「MDM (Mobile Device Management) 」です。
しかし「MDMを導入するとよいことはわかっているけど、コストはかけたくない」という声も少なくありません。そこで、MDMが必要なのか迷っている方向けにその具体的なメリットについて、KDDIのサービスを例にわかりやすく解説します。

※ 記事制作時の情報です。

1.MDMとは?

MDMとは「Mobile Device Management」の略称で、企業所有するスマホタブレットノートPCなどのモバイルデバイス一元的管理し、セキュリティ強化するためのシステムサービスのことです。主にデバイス紛失盗難対策情報漏えい対策などを目的として導入されます。

このMDMを導入することで、デバイスリモートロック遠隔データ消去などが可能になり、万が一紛失盗難に遭った場合でも、企業側データ流出防止対策可能になります。そのことからも、法人契約デバイスだけでなく、BYOD (Bring Your Own Device:個人デバイス職場利用) でもデバイス安全利用できる環境を整え、万が一の事態にも迅速対応可能にするサービスとして注目されています。

MDM (Mobile Device Management) でスマホとノートPCを管理するイメージ

2.MDMは本当に必要?モバイルデバイスからの流出リスク例

では、このような管理システムがなぜ必要なのでしょうか。それはビジネスシーンにおいて、モバイルデバイスならではのリスク数多存在するからです。実際に起こり得る例をいくつか見ていきましょう。


ケース①:飲食店でスマホを置き忘れ、顧客情報が流出

酔って居酒屋のテーブルの奥にスマホを置き忘れるビジネスマン

営業担当者アポまでの時間調整カフェに入ったあと、社用スマホを席に置き忘れ。その後もスマホが見つからず、SNSへの不正ログインなど悪用された形跡があったことから、スマホ内の情報外部流出した可能性があるとし、会社報告報告を受けた会社側でもデータ遠隔削除などの手段がなかったため、情報漏えい事故として取引先など関係各所への報告と、再発防止策策定が求められることとなりました。

ほかにも電車タクシー、お酒に酔ったときなど、スマホの置き忘れによる漏えい事故は、もっとも起こりやすいリスクのひとつです。


ケース②:不正アプリによる情報流出

事務社員個人的ゲームアプリインストール。そのアプリ仕込まれたマルウェアにより、スマホ内の顧客データ社内メール内部資料外部サーバー自動送信される事態発覚。ほかにもフィッシングメールやなりすましSMSへのアクセスなど、不正アプリサイトからの漏えい事故は、今でもなくならない脅威のひとつです。


ケース③:電車内で置き引きに遭い、スマホが盗難の被害に

社員電車移動中に、荷物棚に置いていたカバン盗難に遭い、新商品情報取引先との契約書などの情報を含んだノートPCや社用スマホ第三者の手に渡る事態に。スリや置き引き、車上荒らしは海外の方がリスクは高いですが、日本でも被害に遭う可能性ゼロではありません。企業としては、個人注意だけでは防ぎきれないリスクにも常に備えておく必要があります。

これらのケースに近しい状況発生した場合に、MDMが導入されていると以下対策を行うことで情報漏えいの被害最小限にすることができます。

  • ケース①の対策例:スマホを紛失した瞬間に、会社の管理者に連絡し、MDMでスマホを遠隔ロック。
  • ケース②の対策例:MDMのアプリ制御機能により、承認されていないアプリのインストールを事前にブロック。マルウェア感染による情報抜き取りを根本から防止し、内部不正リスクを軽減。
  • ケース③の対策例:車上荒らしに気づいた瞬間、会社の管理者に連絡し、即座に遠隔ロックとデータ消去を実行。

このように万が一の事態対策可能にするのが、MDMです。MDMは1台当たり月額数百円という低コスト導入できるものもあり、紛失盗難という「発生してから対処が難しいリスク」から企業大切情報を守る現実的効果的解決策として推奨されています。

とはいえ、MDMサービス数多普及しておりどのサービスを選べば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?そのような方に向けて、緊急時だけではなく日常業務でも活用可能な「KDDI Smart Mobile Safety Manager」がおススメです。

次の章では具体的導入メリットをご紹介します。

3.「KDDI Smart Mobile Safety Manager」の導入メリットは?

「KDDI Smart Mobile Safety Manager」には、これまでご紹介したようなもしもの事態に備える機能だけでなく、日々の管理業務にも役立機能が含まれています。低コストながら、社員管理者もより安心して業務集中できる環境構築できますので、ぜひご活用ください。


①堅牢なセキュリティでリスクを最小化

MDM最大メリットは、セキュリティ強化です。「KDDI Smart Mobile Safety Manager」ではリモートロック・リモートワイプ対応し、万が一スマホやPCが紛失盗難に遭ったとしても、遠隔操作ロックをかけたり、端末内データ消去したりできます。ほかにもアプリ利用制限やWEBフィルタリング設定など、先ほどの事例のすべてに対応するセキュリティ管理機能を備えています。

リモートロック・ワイプ機能

端末紛失時に、管理者遠隔即座デバイスロックし、必要に応じてデータ完全消去第三者による不正アクセス防止し、機密情報の漏えいリスク最小限に抑えることができます。先ほどのケース1〜3で紹介したような状況でも、迅速対応により被害最小限に抑えることが可能です。

アプリケーション制御

業務必要のないアプリや、セキュリティリスクの高いアプリインストール制限できます。承認されたアプリのみを自動配信することで、セキュリティポリシー徹底可能です。

位置情報追跡

事前設定しておくことで、GPS機能活用して、紛失盗難された端末位置特定できます。早期発見により、情報漏えいの被害最小限に抑えることができます。

MDMサービスで紛失したスマホを遠隔ロックするイメージ

➁管理の一元化で業務を効率的に

複数モバイル端末利用している企業にとって、一元管理は大きなメリットです。「KDDI Smart Mobile Safety Manager」では、セキュリティに関する設定だけでなく、Androidスマホゼロタッチ登録にも対応し、総務担当者や情シス担当者少人数企業において、新しいスマホ導入時キッティング手間軽減します。

設定標準化

複数デバイスに対して、Wi-FiやVPNの設定セキュリティ設定アプリケーション設定一括適用できます。また、Androidスマホ電源を入れてネット接続するだけで、必要アプリ各種設定自動完了するゼロタッチ登録対応し、キッティング手間削減可能です。これにより個別設定手間がなく、設定ミスによるセキュリティホールを防ぐことができます。

複数端末一元管理

全てのモバイルデバイス状態一画面確認でき、アップデート配信ポリシー変更一括実行可能社内業務共有する連絡先共有アドレス帳として管理する端末配信を行うなど、管理している端末効率的運用支援します。

スマホを一元管理して初期設定しているビジネスマン

③初めてでも導入しやすい料金設定

MDMなどのセキュリティ対策システムは高額だというイメージがあるかもしれませんが、「KDDI Smart Mobile Safety Manager」は1ID当たり月額330円 (税込) (注1) から利用できます。

初期費用がかからず、必要な台数分だけを課金する料金体系となっているため、急な管理端末の増減にも柔軟に対応が可能。3週間の無償トライアルもあるため、少額でMDMを試してみたいという方にもピッタリです。

  • 注1) 基本プランの料金です。基本プランは、スマホ、タブレット、PCを管理するプランです。料金の詳細は、サービス紹介ページにてご確認ください。

4.導入事例から見るMDMのメリット

ではここからは、実際に「KDDI Smart Mobile Safety Manager」を導入した企業事例を見ていきましょう。


4-1.Global X Japan様の場合

Global X Japan様では、金融業界という高いセキュリティ要求がある中で、「スマホは常に持ち歩く必要があるため、どうしても紛失危険性がある」という情報漏えいリスクへの懸念を抱えていました。

導入前課題

業務使用するスマホには、トレーディングに関する重要情報保存されており、万が一の紛失盗難による情報流出は、金融機関として致命的リスクになる可能性がありました。まさに、先ほどご紹介したケース1〜3のようなリスクが、現実的脅威として存在していたのです。

◎「KDDI Smart Mobile Safety Manager」導入の決め手

KDDIの通話録音サービスとともにMDMを導入した理由については、通話録音機能業務使用しているauスマホ管理情報漏えいを防止する「KDDI Smart Mobile Safety Manager」など、ビジネス必要サービスのすべてをKDDIにワンストップで任せることができるため、管理運用負担軽減につながるという点でした。

特に重要だったのは以下の点です。

  • 録音機能を含めて、新たな設備投資が不要で導入できること
  • 既存のauスマホと連携して一元管理できること
  • KDDIという信頼できる事業者にワンストップで任せられること

導入後には、『「KDDI Smart Mobile Safety Manager」のリモートロック機能情報漏えいのリスクを抑えることができて助かっています』という声が寄せられています。

5.月額330円で始める安心のモバイル管理

スマホタブレット業務使用する企業にとって、情報漏えいリスク現実的かつ深刻脅威です。「うちの会社大丈夫」と思っていても、スマホ1台の紛失会社全体リスクになりうる時代です。まずは外出の多い社員スマホだけでも、低コストで始められるMDMの導入検討してみてはいかがでしょうか。

もしほかにMDMの機能について気になることや不明な点がある場合は、お気軽にKDDIまでお問い合わせください。事例のようにセキュリティにあわせてビジネス環境ワンストップ最適化するなど、貴社ニーズにあったソリューションをご提案させていただきます。

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