会社携帯のセキュリティリスクと対策方法とは？
事例や原因、防止策など詳しく解説

ビジネスで利用する会社携帯において起きうるセキュリティリスクには、どのようなものがあるでしょうか。

リスクの最後は、公共のWi-Fiを利用する際に、通信内容が第三者に盗聴されるというリスクです。
こちらも発生報告数については多くはありませんが、公共Wi-Fiはその通信が暗号化されていないことが多く、悪意のある第三者に覗き見られるリスクがあります。会社携帯の残データ容量や業務上の都合でカフェや乗り物の公共Wi-Fiを利用する際は、ID・パスワードが必要なサイトの閲覧や機密情報のやり取りは避けたほうが良いでしょう。

このように、会社携帯におけるリスクは、直接的なサイバー攻撃だけでなく、Webサイトの閲覧やアプリのインストールなど利用方法に起因するものも多く、状況に応じたセキュリティ対策が必要です。利用する社員へセキュリティに対する意識を高めることはもちろんのこと、こうしたリスクをシステムでいかに防ぐかの視点を加えて、対策例について解説します。

また、会社携帯でのWeb閲覧は、業務に利用するURLのみアクセスを許可し、業務に不要なカテゴリに属するサイトへのアクセスを制限することも、対策のひとつです。フィッシングサイトへの対策だけでなく、そのほかの利用者によるうっかりアクセスを防ぐという視点でも、Webフィルター系のサービスに対応している会社携帯を選ぶことも対策のひとつになるといえます。

信頼性の高いウイルス対策ソフトをインストールし、定期的なスキャンと更新を行うことも、対策のひとつです。

アプリケーションのインストールを業務で必要なものだけに絞り、その他のアプリケーションのインストールを制限します。
このアプリケーションの管理や「3のWebサイトのアクセス」については、運用ルールを決めることで対策することも可能ですが、ルールで防げる範囲にも限界があるため、インストール自体を制限するツールを導入することも次のステップとして検討しておくとよいでしょう。

最後の対策は、MDMの導入です。
上記の1〜5に関しては、後述のMDMサービスを導入することで、端末の管理を一元化し、全ケータイにセキュリティポリシーを適用できるという利点があります。人的ミスをシステムでカバーするという意味でも、会社携帯を管理する上での有効な手段として導入を検討してもよいでしょう。

今やビジネスシーンでの必須ツールである携帯電話。
その携帯電話に入っている情報を守るには、社員一人ひとりの意識を高め、適切な管理とルールを徹底することも大事ですが、人のミスは必ず起きるものとして、あらかじめ対策機能に対応した携帯電話を用意することも重要です。セキュリティリスクに備えた会社携帯をお探しの際は、ぜひauをご検討ください。
各種セキュリティサービスに対応した一括管理サービスのご用意だけでなく、PCや通信全般のセキュリティリスクに対しても対策を揃えておりますので、貴社が総合的に安心してご利用いただけるビジネス環境づくりに協力させていただきます。