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会社携帯を海外利用する際の注意点は?海外定額プランなど高額請求を避けるための知識と対策を解説

会社携帯を海外利用する際の注意点は?
海外定額プランなど高額請求を避けるための知識と対策を解説

2025 1/22
グローバルビジネスの拡大に伴い、会社携帯の利用シーンは日本国内に留まらず多様化しています。しかし、海外に関する携帯電話利用に関しては、思わぬ高額請求に悩まされることも少なくありません。特に会社携帯においては、請求元が会社となるため、個人の場合より費用の意識が甘くなり、知らないうちに請求額が大きくなるケースもあります。海外利用に関する高額請求については、事前の準備と適切な利用方法を知ることで回避することができます。本記事では、会社携帯を海外利用する際に注意すべきポイントと対策について、auの会社携帯を例に詳しく解説いたします。

海外利用時の高額請求の原因

携帯電話海外利用に関しては、2つの利用シーンが考えられます。自分海外にいるときに現地通信網電話データ通信をする「海外ローミング」と、日本もしくは海外にいるときに国をまたいで電話をする「国際電話」です。それぞれの場面料金通常より高額になる可能性がありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

海外ローミング (国際ローミング) と国際電話の違いを説明した図

1. 海外ローミング

海外ローミング」とは、海外現地通信網利用して通話データ通信を行うことを指します。
この場合現地通信網を介して発生した利用料金が「ローミング費用」として加算されるため、通話通信利用するたびに国ごとに設定された料金従量課金され、思わぬ高額請求になることがあります。

海外ローミング中は、現地通信網利用するため、発信だけでなく着信にも料金発生する場合があります。例えば、海外渡航先日本からの同行者電話をする場合発信者だけでなく着信者にも現地通信網使用した費用が課されることがあります。さらに、データ通信についても日本国内向けの料金プラン (例:データ定額) は適用されず、国や地域ごとに決められた従量課金適用されることがあります。そのため、アプリ自動更新などで無意識のうちに通信費高額となる可能性もあるため、注意しましょう。
 

2. 国際電話

日本国内から海外、もしくは海外から別の国へ電話をかける「国際電話」では、かけ先の国や地域ごとに設定された国際電話料金適用されます。
こちらも普段日本利用している国内向けの料金プラン (例:かけ放題プラン) は国際電話には適用されず、予想外高額請求になることがありますので、高額請求を防ぐには、電話を控えるか、国際電話専用オプションプラン加入するという選択肢となるでしょう。

そのため、海外滞在中高額請求を避けるには、電話を控え、インターネット利用したチャット音声通話アプリといったデータ通信連絡メイン手段とし、後述する対策専用オプションプランに入ることが有効手段として挙げることができます。

海外ローミング時に高額請求を避けるための対策

グローバルビジネスで商談するビジネスマン

では、海外渡航した際に会社携帯高額請求を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。「できるだけ渡航先通信会社電波を使わない」という消極的対策から、一定金額利用できるサービスまで、対策方法紹介いたします。


1. ローミング機能をOFFにする

ローミング費用がかかる原因は、海外通信網利用することです。飛行機海外渡航した際に、着陸後機内モード解除すると海外ローミングが始まる可能性があります。これらを防ぐために渡航前通信機能設定で「ローミングオフ」にし、海外では会社携帯をあまり使用しないようにしましょう。
 

2. 現地Wi-Fiスポットの利用

もうひとつの対策は、ホテルカフェなど現地のWi-Fiを利用することです。空港のある都市周辺ビジネス街ではWi-Fiが整っているケースもあるため、Wi-fiが使えるエリアのみデータ通信を行うことで高額請求を避けることができます。ただし、無料公共Wi-Fiを利用する際は、通信暗号化されておらず、その内容を覗き見られるリスクがありますので、IDやパスワード必要とするサイト機密情報などは閲覧しないようにしましょう。
 

3. 海外用Wi-Fiルーターのレンタル

ここからはできるだけ利用制限しない方向での対策です。空港などで見かけたことがある人もいるかもしれませんが、Wi-Fiルーターレンタルするという方法もあります。利用できるデータ容量上限があるプランから容量無制限プランまで、サービス提供会社によってさまざまな料金プラン用意されていますので、渡航先通信網対応しているWi-Fiルーターレンタルしておくのもよいでしょう。

モバイルWi-Fiルーターと携帯電話 (スマートフォン)

4. 現地通信会社のSIMの活用

少しハードルが上がりますが、渡航先電波ローミング利用するのではなく、現地通信会社でSIMカード契約利用することも可能です。渡航先コミュニケーションが取れる言語スキルプラン機種などに関する知識なども必要ですが、長期にわたり海外滞在する場合は、現地携帯電話会社料金プラン利用するほうがおトクになるケースもありますので、滞在期間長期場合は、選択肢として認識しておくとよいでしょう。
 

5. 海外専用料金オプションの申し込み

最後は、海外専用料金プランのご紹介です。契約している会社携帯によっては、事前海外でも定額データ利用できるプランに入ることで、ローミング機能オフにすることなく、Wi-Fiルーターレンタル必要なく、高額請求心配もなく、持っている携帯電話をそのまま海外利用することができます。

海外ローミング用データ定額プラン (au)

例えばau法人携帯であれば、以下のような2つの海外ローミングデータ定額プランがあります。

  1. au海外放題
  2. 海外ダブル定額(5G/4G LTE)

それぞれの特徴と、法人利用におけるメリット利用シーン解説していきましょう。
 


1. au海外放題

  • いつもの携帯電話そのままで、海外でのデータ通信が使い放題 (注1)利用可能プラン
  • 1日単位定額制
  • テザリングオプション活用することで、同行者利用可能
  • アプリ事前予約すれば、簡単4ステップ利用開始OK。

注1) 一定期間内 (24時間単位) に大量データ通信があった場合通信速度制限することがあります。また、海外での音声通話、SMSのご利用には別途料金がかかります。
※ より詳細設定方法注意事項などプラン詳細au海外放題」のサービスページにてご確認ください。
※ auホームページへ遷移します。

定額制データ通信量を気にせず利用可能なので、海外出張中オンライン会議を行ったり、大容量資料ダウンロード・共有するなど、データ通信量が多い利用見込まれる場合に適したプランです。1日あたりの料金固定されているため、コスト管理がしやすく、予算内に収めやすい点も法人利用に適しています。
 


2. 海外ダブル定額(5G/4G LTE)

  • いつもの携帯電話そのままで、海外使用したデータ量に応じて課金される従量制プラン (料金上限設定あり)
  • 利用データ量に応じた従量課金で、2段階料金上限設定あり。
  • テザリングオプション活用することで、同行者利用可能
  • 事前加入しておけば、スマホで「データローミング」をONにしておくだけでOK

渡航先現地時間ではなく、日本時間の1日 (0:00~23:59まで) の通信に対する課金です。また、月額制定額料ではありません。
※ より詳細設定方法注意事項などプラン詳細は「海外ダブル定額(5G/4G LTE)」のサービスページにてご確認ください。
※ auホームページへ遷移します。

海外でスマホを利用するビジネスウーマン

少量データ通信だけで済む場合コストを抑えながら利用可能プランです。出張先での連絡手段が主にWi-Fiで補える場合や、メール確認程度に留まる利用シーンでは、海外ダブル定額(5G/4G LTE)の方がコストを抑えることができます。データ通信量が増えるとau海外放題のほうが割安ですが、軽い利用で済むなら海外ダブル定額(5G/4G LTE)のほうが割安です。
 


また、国際電話に関しても専用通話定額プランがありますので、そちらもあわせて利用すると安心です。


3. au国際通話定額

  • au (日本国内) からの世界23カ国・地域宛国際電話定額料金最大900分 (115分以内×60回) まで利用可能
  • お申し込み月の翌月適用となるため、会社携帯管理サービスMy KDDI Biz」で事前申し込み。
    (1) My KDDI Biz内メニュー契約内容変更」で、料金プラン選択
    (2) 対象電話番号入力
    (3) 料金プラン選択 (変更がなければ継続も可)
    (4) 必要オプションがあれば選択

金額適用条件など詳細au国際通話定額」のサービスページにてご確認ください。
※ auホームページへ遷移します。

いずれの対応を取る際も、会社携帯個人携帯とは違い、あくまで会社管理物ですので、事前会社携帯管理者連携し、準備することを心がけましょう。

利用シーンに応じて最適な選択を

海外会社携帯利用する際は、事前対策することで高額請求回避できます。
会社携帯管理者連携し、適切プランオプション選択することで、安心して海外でのビジネスを進めることができますので、企業としても社員への周知管理体制を整えることで、コスト最適化効率的運用を心がけると安心です。

海外での利用機会が多い場合は、ぜひau会社携帯をご検討ください。幅広対応した海外関連サービス中心に、貴社ニーズにあった環境提案させていただきます。


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