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※ 記事制作時の情報です。
「Microsoft Office」とは、「Word」や「Excel」「PowerPoint」といったビジネスに不可欠なアプリケーションを含むソフトウェアです。これらのアプリケーションを使用するためのライセンスには、大きく分けて買い切り型とサブスクリプション型があります。
買い切り型のOfficeとしては、代表的なものとして「 Office Home & Business 2024」が挙げられます。ライセンス購入後から継続して使用できる永続ライセンスのため、同一のバージョンを継続して利用し続ける場合は、購入後の更新手続きや追加費用の発生がないというメリットがあります。
注意点としては、クラウドストレージサービスである「OneDrive」は含まれていないため、ファイルのバックアップや共有には別途ストレージを用意する必要があります。また、最新バージョンの「Excel」や「PowerPoint」を利用したい場合は、数年おきにライセンスを買い替えることが推奨となります。
サブスクリプション型のOfficeとしては、「Microsoft 365」が挙げられ、代表的なプランに「Microsoft 365 Apps for business」があります。このプランでは月額または年額の料金を支払って利用することで、契約期間中は常に最新バージョンのOfficeアプリケーションを利用できる点が大きな特徴です。
また、大容量のクラウドストレージである「OneDrive」が含まれており、ファイルの保存や共有が容易に行えるため、PCが故障した場合でも別の端末からデータにアクセスし業務を継続できます。加えて、管理者メニューがあるためIDの一括管理が出来る点もメリットです。ID追加はもちろんのこと、利用者の変更やアカウント停止が容易なため、利用状況に応じた管理が可能です。
「Microsoft Office」のライセンス購入にあたり、どちらのライセンスを選ぶべきでしょうか?前述の買い切り型「Office Home & Business 2024」と、サブスクリプション型「Microsoft 365 Apps for business」を例に、費用面と運用面から比較します。
2つのライセンスを費用面から比較してみましょう。
「Office Home & Business 2024」 (※ 外部サイトへ遷移します。) は、2025年7月現在、43,980円 (税込) となります。一方、「Microsoft 365 Apps for business」では、年契約の場合、2025年7月現在、月額1,427円 (税込) で利用が可能です。
純粋なライセンス費用で比較した場合、「Microsoft 365 Apps for business」を3年間利用すると、51,372円 (税込) となり「Office Home & Business 2024」を上回ります。ただし、「Microsoft 365 Apps for business」にはクラウドストレージ「OneDrive」も含まれています。
もし個別で契約した場合は、年間で最低でも10,368円 (税込) が必要な金額となるため、ストレージも含めたトータルコストでは買い切り型よりおトクな可能性があります。
Officeサービス自体だけでなく、ストレージなどの周辺コストも考慮したライセンス選定ができるとよいでしょう。
「Microsoft Office」の運用面から買い切り型とサブスクリプション型を比較すると、費用面よりも大きな違いがあります。特に1ライセンスで活用できる端末台数に差がある点に注意が必要です。「Office Home & Business 2024」では1ライセンスでPC2台に対して、「Microsoft 365 Apps for business」などのサブスクリプション型では、ユーザー1人あたり最大5台のモバイルデバイス、5台のタブレット、5台のWindowsまたはMacのPC利用が可能です。
また、共同編集の可否でも大きな違いがあります。買い切り型では、ローカル環境でのPC利用が主となるため、データの共有をする際は都度送信を行うか、別途クラウドストレージを契約の上、格納が必要となります。一方、サブスクリプション型ではファイルを「SharePoint」上に格納すれば、同じファイルをほかの人と同時編集できます。誰がどこを編集しているのかもリアルタイムで確認できるため、作業の手戻りが大幅に削減されます。
どちらのライセンス形態を選ぶかは、作成したデータやファイルをどのように管理・共有しているか、現行のプロセスを確認するようにしましょう。
今回は、「Microsoft Office」の導入にあたり、多くのお客様が悩まれる買い切り型とサブスクリプション型の違いについてご紹介しました。実際には、どちらの方式を選ぶかだけでなく、さらに細かい料金プランの選定についてもご不明点やご不安を感じるかもしれません。
もしご自身での判断が難しい場合や、導入に関してお悩みのことがございましたら、ぜひお気軽にKDDIまでご相談ください。お客様のご要望やご利用状況を丁寧にお伺いしたうえで、最適なプランをご提案させていただきます。