「つなぐチカラ」をよりシンカさせ、あらゆる社会課題に立ち向かう。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
KDDIは、グローバルビジネスの成長をお客さまと共に実現します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
※ 記事制作時の情報です。
OpenAIとは、アメリカ合衆国のサンフランシスコに拠点をおく人工知能の研究開発機関で、2015年に非営利団体として設立されました。2024年には日本法人として、「OpenAI Japan合同会社」を設立しています。「AGI (汎用人工知能) が全人類に利益をもたらすようにすること」をミッションに掲げ、AI技術の研究開発とその普及を目指しています。
OpenAIは、ChatGPTに代表される多様な生成AIサービスを提供しています。これらのサービスは、テキスト生成だけでなく、画像生成や音声認識、プログラミングコードの生成など、多岐にわたる種類があります。代表的なモデルであるChatGPT・DALL-E・Whisper・Codexについて解説します。
ChatGPTは、対話に特化した生成AIです。テキストベースの会話をはじめ、質問への回答、文章作成、要約、翻訳など多彩なタスクに活用できます。2022年11月にGPT-3.5を搭載してサービスを開始し、テキストや画像、音声など複数の情報形式 (マルチモーダル) に対応した「GPT-4o」や、複雑な課題に対しても一貫した思考プロセスで優れた回答を導き出せる「o3」など、順次進化を遂げてきました。
2024年7月には、GPT-4oの軽量版となる「GPT-4o mini」が登場し、ビジネス現場でのコンテンツ生成や業務効率化への活用が一層拡大しています。2025年には、「o4-mini」が提供開始されるなど、今後もさらなる活用の幅が広がることが期待されています。
DALL-E (ダリ) とは、画像生成AIシステムで、2025年現在ではDALL-E 3が主流モデルとして広く利用されています。連続したデータの関係を追跡することで文脈や意味を学習するTransformerモデルを基盤としており、自然言語の理解力に優れているため、長文の指示や複雑で詳細な指示にも高精度で応答し、画像を自在に生成できるのが大きな特長です。例えば、「早起きがつらい若手社会人」といった具体的なプロンプトにも的確に対応し、高品質なイラストや写真風画像を瞬時に生み出すことが可能です。
ビジネス利用にあたっても、ChatGPTなどから手軽にDALL-E 3を利用できるようになっており、クリエイティブ業務を中心に活用がますます広がっています。
Whisper (ウィスパー) は、音声の文字起こしやリアルタイム翻訳、複数言語間での言語変換が可能な生成AIモデルです。Web上の多種多様な音声データを学習しているため、アクセントやノイズの多い録音にも強く、日本語を含めた各国語の認識精度が非常に高い点が特長です。
Whisperはオープンソース版とAPI版の両方が提供されており、ビジネス現場では会議やインタビューの議事録作成、動画やウェビナーの字幕生成、カスタマーサポートの自動化など、さまざまな用途で実用的に活用されています。
Codex (コーデックス) とは、自然言語による指示から多様なプログラミングコードを自動生成できるAIモデルです。OpenAIの大規模言語モデルを基盤とし、大量のコードを学習しているため、Pythonをはじめとした多くの言語に対応し、コメントや説明文から最適なコードや関数を素早く提案します。GitHub Copilotなどのコーディング支援ツールでも活用されており、開発の効率化に大きく貢献しています。
OpenAIが提供している生成AIモデルは、ビジネス現場での活用が急速に進んでいます。生成AIをどのように業務活用すればよいか分からないといった方々に向けて、具体的な活用方法をご紹介します。生成AIを業務活用する第一歩として試してみましょう。
ChatGPTを活用することで、会議の議事メモ作成やタスク管理などにおいて、業務を効率化することができます。
例えば、会議の事前準備ではChatGPTを使って効率的に議題を整理し、準備段階から内容を明確にすることが可能です。会議中は、Whisperを活用して録音データを自動で文字起こしすることで、論点の可視化や議論の脱線防止にも役立ちます。
さらに、会議後にはChatGPTにアクションアイテムの抽出やタスクの登録、振り返りポイントの提案まで任せることができるため、会議にかかる全体の負担を大幅に軽減し、生産性の向上に貢献します。
会議の効率化について、より具体的な方法を知りたい方は関連記事もご確認ください。
企画書の作成業務では、各種生成AIモデルを用途ごとに活用することで、大幅な効率化と業務負担の軽減が実現できます。
例えば、ChatGPTは、企画書の構成案や章立てを考えたり、各セクションの文章を自動で生成したりすることに優れています。これまで時間がかかっていた初稿や下書きの作成作業を短縮できるため、担当者は全体のアイデア出しや内容のブラッシュアップなど、より付加価値の高い作業に集中できます。
さらに、DALL-Eを利用すれば、企画書に挿入する図表やイメージ画像を用途に合わせて生成できます。例えば、サービスイメージや提案内容を視覚的に伝えるためのオリジナル画像や、イラスト、アイコンなども短時間で作成できるため、より説得力のある企画書を作成することができます。
このように、各生成AIモデルを適切に組み合わせて活用することで、企画書作成プロセスのあらゆる工程を効率化し、より高品質なアウトプットを実現できます。
企画書の作成について、より具体的な方法を知りたい方は関連記事もご確認ください。
記事作成においても、さまざまな作業が格段に効率化されます。まずChatGPTを活用すれば、記事のテーマや構成案を自動で提案してもらうことができ、効率的にアウトラインを作成できます。また、見出しごとにChatGPTへ依頼することで、本文の執筆をゼロから考えたり言い回しを悩んだりする手間が大幅に減ります。
Whisperを使えば、取材やインタビュー、会議などの音声データを自動でテキスト化できるため、議事録やインタビュー記事の下書きを作成する作業が楽になります。録音内容を文字起こしする手間が省け、重要な発言やポイントをおさえることができます。
このように複数の生成AIモデルを組み合わせることで、より多くの時間をコンテンツの質向上や編集作業に充てることができます。
記事の作成について、より具体的な方法を知りたい方は関連記事もご確認ください。
技術進化とともに、生成AIを活用できるビジネスシーンは急速に増えています。一方で、「まだ導入していない」「自社でどのように活用できるのか分からない」「導入手順や運用方法が不安」といった声も少なくありません。KDDIでは、社内業務での生成AI活用を積極的に推進しており、そこで培った豊富なノウハウをもとに、お客さまそれぞれの課題やニーズに合わせた導入支援から運用サポートまで、一貫したサポートを提供しています。生成AIの導入をご検討中の際は、ぜひお気軽にKDDIまでご相談ください。