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シャドーITとは?ビジネスでのリスクと「LINE WORKS」での対策を解説

シャドーITとは?ビジネスでのリスクと「LINE WORKS」での対策を解説

2025 9/30
報道番組などで企業の内部連絡とみられるLINEのスクリーンショットが公開される度に話題になる「シャドーIT」。シャドーITとは、社員が会社の許諾なしに個人契約のアプリやサービスなどを業務に導入・利用することで、企業がその内容を把握しきれていないことからも、セキュリティリスクや情報漏えいの温床となっているケースがあります。
そのなかでも特に深刻なのが、LINEなどの個人向けコミュニケーションツールの業務利用です。多くのチャットツールはその手軽さゆえに、会社側の許諾有無に関わらず業務に使われていることはないでしょうか。このシャドーITにはいったいどんなリスクや対策方法があるのか。多くの人が利用しているLINEを例に、管理部門である総務や情シス、経営者目線でわかりやすく解説します。

※ 記事制作時の情報です。

1.シャドーITとは何か?なぜ問題なのか

シャドーITとは、IT部門経営陣承認を得ずに、社員自身判断業務にITツールサービス利用することです。会社では利用禁止しているものの、業務効率アップのために個人利用している便利サービス無許可活用するケースが増え、この問題顕在化してきました。

このシャドーITによる最も深刻企業への影響は、セキュリティリスクです。企業管理していないツールには、適切セキュリティ対策が施されていない可能性があり、データ漏洩不正アクセス温床となり得るリスクがあります。ではいったいどんなリスクがあるのか。日本で最も利用されているチャットツールであるLINEを例に、詳しく見ていきましょう。

オフィスでシャドーITとしてスマホを利用するビジネスパーソン

2.個人用のLINE (以下、個人LINE) を会社で使うのはなぜ危険?


2-1.情報漏えいのリスクがある

1つめのリスクは、個人LINEや個人スマホからの情報漏えいリスクです。

誤送信による情報流出

個人LINEでは業務私的連絡混在するため、間違った相手重要情報送信してしまうリスクが常に存在します。

退職時データ持ち出し

個人LINEを業務利用している場合退職する社員個人LINEには、業務関連チャット履歴消去されず、そのまま残ってしまうリスクがあります。会社側データ回収したり削除したりする権限がないため、元社員無意識のうちに情報社外に持ち出されてしまう可能性があります。

オフィスでシャドーITとしてスマホでチャットを利用するビジネスパーソン

紛失盗難時対応リスク

個人スマホ紛失盗難にあった場合、そのスマホでやり取りしていた業務データ第三者の手に渡るリスクがあります。個人スマホのため、企業側遠隔ロックデータ削除することもできません。


2-2.データの所在と管理責任範囲の問題

2つめのリスクは、個人スマホ蓄積された業務データ管理問題です。万が一、情報流出トラブル発生した際、企業側無許可サービスを使っていることからも、その責任所在個人だという見解もありますが、企業がどこまで管理責任を負うのかという点については、境界線曖昧場合は、法的観点からも大きなリスクとなります。


2-3.コンプライアンス違反のリスク

3つめのリスクは、万が一個人LINEから情報漏えいが発生しても、個人スマホ内で行われたことのため、その詳細経緯追跡調査することが難しいケースがあります。特にシャドーITが常態化し、普段から公私区別がつきにくくなってしまうと、企業全体コンプライアンス意識低下を招く恐れも出てきます。

このように企業側セキュリティコンプライアンスデータ管理といったリスク重視する一方で、社員は「使いやすいから」「すぐに導入できるから」といった利便性重視する。この両者ギャップこそが、シャドーIT問題本質です。

ではこの問題解決するにはどうしたらよいのでしょうか。もちろん悪意を持って情報を漏えいさせようとする人への防御策はどんなツール使用しても完全ではありませんが、この対立解消するには、安全で使いやすい公式ツール提供が、もっとも有力選択肢となります。

オフィスにてスマホでチャットを利用するビジネスパーソン

3.知っておきたい「LINE WORKS」と個人LINEの違い

こうしたシャドーIT問題解決する対策として注目されているのが、法人向けの「LINE WORKS」です。「LINE WORKS」は、個人用のLINEの使い勝手をそのままに、法人必要管理・セキュリティ・証跡機能を備えた法人向ビジネスチャットツールです。2つの主な違いを比較してみましょう。

個人用LINE LINE WORKS
利用対象者 個人 法人
管理機能 なし あり (管理者によるアカウント統制、ログ管理など)
セキュリティ なし あり (監査ログ、アクセス制御、遠隔データ削除など)
外部連携 あり (限定的) あり (豊富なAPI連携、Bot対応など)
料金体系 無料 月額制 (プランによる)
データの所在 個人 (端末・アカウント) 企業管理下のサーバー
アカウント管理 個人 企業で一元管理
退職時 個人管理 企業で統制可能

この比較表からもわかるように、「LINE WORKS」は企業が抱えるシャドーITのリスク根本的抑制する機能を備えています。

4.「LINE WORKS」の法人で役立つ機能とは

あらためて「LINE WORKS」が提供する主要機能を、企業課題解決観点から詳しく見てみましょう。


4-1.強固なセキュリティ機能

「LINE WORKS」には、管理者によるアカウント一元管理や、スマホ制御機能があります。管理者ユーザーごとに、特定ファイル機能へのアクセス制限利用可能時間帯設定など、状況に応じて細かくアクセス権限設定できるため、情報漏洩リスク抑制可能です。


4-2.業務効率化機能 (統合的なグループウェア)

「LINE WORKS」には、カレンダータスク管理ファイル共有オンライン会議といったグループウェア機能統合されています。チーム全体資料スケジュール共有などが、「LINE WORKS」で完結するため、業務効率大幅向上します。


4-3.監査機能

先ほどのユーザーごとの権限設定に加え、トーク履歴監査ログ機能も備わっています。誰がいつ何にアクセスしたのか、業務上のやり取りが記録されるため、万が一の場合調査コンプライアンス遵守徹底などに役立てることができます。

5.シャドーIT対策はKDDIへご相談ください

個人用のLINEなどを業務利用するシャドーITは、今や無視できないリスク企業にもたらします。「うちの会社はまだ少人数だし、個人LINEで大丈夫」そう思っていてもトラブル突然やってくることもありますので、企業として責任所在明確にし、情報セキュリティ確保することは、企業安定的成長信頼を守るために不可欠要素です。

もし少しでも不安を感じた場合は、まずはシャドーITとして利用されやすい個人用のLINEへの対策として、「LINE WORKS」の導入検討してみてはいかがでしょうか。そして実際導入に際して不明な点や迷うポイントがある場合は、「LINE WORKS」の豊富導入実績のあるKDDIにご相談ください。KDDIがサポートし、提供する「LINE WORKS with KDDI」にはトライアル期間もありますので、安心してご利用開始できるよう、しっかり検討から導入までサポートさせていただきます。

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