読み方 : エーシーエル
正式名称 : Access Control List
ACLとは「Access Control List」の略で、システムやファイル、ネットワーク上のリソースに対するアクセス権を詳細に設定するためのリストです。
特定のユーザーやグループ、デバイスに対してどの操作を許可または拒否するかを明示することで、セキュリティを強化します。
ネットワークにおいては、宛先や送信元のIPアドレス、ポート番号を条件にして通信の可否を設定します。これにより、特定のサーバー宛てのパケット許可したり、特定の送信元からのパケットを拒否したりする設定が可能になります。
なお、ACLはファイアウォールやルーターにおけるアクセス制御だけでなく、Linuxなどのオペレーティングシステムでも広く使用されています。
企業がさまざまなリソースに対してセキュアなアクセスを実現する中で、ACLは不可欠な存在です。特にクラウドコンピューティングやIoTデバイスの普及に伴い、その重要性は一層増しています。
将来的には、より高度なセキュリティ対策として機械学習を活用した動的ACLの導入が期待されています。