読み方 : さいがいようでんごんばん
正式名称 : Disaster Message Board System
災害用伝言板 (Disaster Message Board) は、大規模災害時に電話回線の混雑を避け、安否情報や重要な連絡を共有するためのサービスです。多くの通信事業者が提供しており、Webや携帯端末を通じて情報を登録・確認できます。
この仕組みは、災害発生時の通信輻輳を緩和し、安否情報の検索や登録を効率化します。大手通信会社のサービスでは、震度6弱以上の地震などの条件で自動的に開設され、多言語対応 (日本語・英語・中国語・韓国語) や検索機能を備えています。一部サービスでは、クラウド基盤や冗長化設計により高い信頼性を確保しています。
企業や自治体においては、災害用伝言板の活用はBCP (事業継続計画) の重要な要素です。事前に利用方法を周知し、設定や運用を整備することで、緊急時の円滑な情報伝達と安全確保につながります。