読み方 : シグネチャ
正式名称 : Signature
シグネチャ (Signature) とは、「署名」「サイン」「記号」「特質」を意味する英語で、IT分野ではデータや通信を一意に特定するための識別情報を指します。
シグネチャの一つである、デジタル署名 (Digital Signature) は、データの真正性や送信者の確認を保証する役割を持ち、データの改ざんを防ぎ、送信者の身元を確認します。
一般に広く知られている電子メールの署名 (シグネチャ) は、名前や連絡先などの送信者情報を末尾に記載したもので、ビジネスの基本的なマナーとされます。
一方、セキュリティ分野におけるシグネチャは、ウィルスや不正アクセスを検知するためのデータのパターンを示します。ウィルス対策ソフトはこれを基に脅威を検知し、システムを保護します。この機能は、ネットワークやデバイスの安全性を保つために欠かせない要素です。
プログラミングにおけるシグネチャは、関数やメソッドなどを識別する情報であり、同名の関数でも異なるシグネチャがあれば別物として扱われます。これにより、プログラムの柔軟性や拡張性を高めることができます。