このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして、または対応ブラウザでご覧下さい。

中小規模のお客さま 個人のお客さま
閉じる
閉じる
閉じる

TKIP

読み方 : ティーキップ

正式名称 : Temporal Key Integrity Protocol

Temporal Key Integrity Protocolとは

TKIP (Temporal Key Integrity Protocol) とは、無線LANの暗号化に使われるWPAで採用された暗号化方式です。
WEPの脆弱性に対応し、セキュリティを強化する目的で開発され、多くの無線ネットワークで利用されています。

1999年に策定されたWEPは静的な暗号キーを使い、解析が容易だったため、TKIPが開発されました。初期化ベクター (IV:Initialization Vector) を24ビットから48ビットに拡張し、より多くのバリエーションを持たせることで、リプレイ攻撃やパケット解析のリスクを軽減しています。
また、TKIPでは、パケットごとに異なるキーを生成し、RC4という鍵暗号アルゴリズムを適用することで、暗号通信の安全性を高めています。

TKIPと比較されることの多いAES (Advanced Encryption Standard) は、ハードウェアを利用した暗号化アルゴリズムにより、RC4より強固なセキュリティを実現しています。なお、2004年に発表されたWPAの後継であるWPA2では、AESを用いたWPA2-AESが標準となり、TKIPからの移行が推奨されています。

関連用語