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法人トピックス

プロバスケチーム 富山グラウジーズと運営省人化・体験価値向上に向け、ロボット活用実証を実施 ~3種類のロボットが約200人のホームアリーナ来場者を応対~

  • KDDI株式会社

KDDIは2024年12月14日、プロバスケットボールチーム 富山グラウジーズホームアリーナである富山市総合体育館 (以下アリーナ) において、3種類ロボット活用した、運営業務省人化と本アリーナ体験価値向上目指実証実験 (以下本実証) を実施しました。

<実証の様子>

本実証では、人に代わり、自律走行型かつ大型ディスプレイ搭載案内誘導ロボット、AIカメラ表情認識来場者に合ったカクテル提供するロボット、AIカメラ表情カクテル認識最適なおつまみを提供するロボットの3種類最新ロボット活用することで、本アリーナ運営業務省人化体験価値向上につながることを確認しました。当日は、ロボットが約200人の来場者案内応対し、実施した満足度評価アンケート回答者の約70%が「非常満足」もしくは「満足」と回答しました (注1

また、デジタルチケットサイトを通じて、事前飲食物注文決済ができるサービス提供し、本アリーナ混雑緩和飲食物在庫リスク解消にも取り組みました。

なお、KDDIは2024年9月26日、富山グラウジーズ協業契約締結し、本アリーナでの体験価値向上による平均来場者数増加と、企業地域との共創促進による賑わいの創出目指しています (注2)

本実証について、株式会社富山グラウジーズ 代表取締役社長 高堂 孝一氏は次のように述べています。

富山県において、人口減少高齢化は大きな課題となっております。このような課題解決のため、ホームゲーム会場でAIやロボットを使うことで省人化につながる取組を実施でき、よかったと考えております。今回実証結果を踏まえて、KDDIのサポートを受けながら、今後もよりよいサービス提供実現していきたいと考えています。」

KDDIは2024年5月から、お客さまの事業成長社会課題解決貢献するため、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX (ワコンクロス)」を始動しました。WAKONX SmartCityでは、人々の生活改善する新しいサービス開発強靭なまちづくりの推進を通じて、人口減少労働力不足などの社会解決目指しています。
本実証企画設計推進を通じて得られた知見をもとに、ほかのアリーナスマートシティでのロボット活用推進していきます。

背景

  • 国内では、2030年にサービス業を中心に644万人労働力不足すると推定されています (注3) 。また、プロスポーツクラブでは、試合日来場者対応などの会場運営従事するスタッフ不足喫緊課題となっています。
  • 特に試合当日は、来場者数増減などによりスタッフ業務の量や対応内容変動するためスタッフ一人当たりの負担が大きくなり、提供するサービス品質低下を招く懸念がありました。
  • KDDIは2024年9月に富山グラウジーズ締結した協業契約に基づき、ロボット活用によるスタジアム・アリーナ運営省人化目指しています。これらの取組を通じて、プロスポーツクラブ業界共通課題解決来場者体験価値向上貢献します。

本実証について

1. 日時

  • 対象試合:2024年12月14日 (土) 富山グラウジーズライジングゼファーフクオカ
  • 実施時間:15:00~17:35

2. 実証概要

(1)省人化よび体験価値向上に向けた3種類のロボット活用

アリーナ来場者案内誘導から飲食提供までを3種類ロボット実施

  • 本実証は、LGとブリヂストン両社支援を受けて実施しています。
     

(2)デジタルチケットサイトの活用

デジタルチケットサイトから、飲食物提供時間帯別体験チケット事前に申し込めるサービス提供

<デジタルチケットの注文画面>

3. 実証の成果

  • 人に代わって、3種類ロボットが約200名の来場者案内誘導飲食物調理提供を行い、省人化実現することに成功
  • 表情認識して最適カクテル提供するロボットなど、最新ロボット活用し、来場者体験価値向上貢献当日実施した満足度評価アンケートで、回答者の約70%が「非常満足」もしくは「満足」と回答しました。
  • 試合当日ロボット体験にかかる待ち時間平均約5分以内短縮。これにより、来場者行列に並ぶことなく、スムーズロボット体験ができたことを確認
  • 試合の1日前までに注文を受けることで、商品需要量適切把握することができ、従来に比べ、効率的在庫管理運営オペレーション最適化を実現。

4. 各社の役割

  • 富山グラウジーズ実施施策検討試合日試合会場における施策運営
  • KDDI:本実証企画および推進公式アプリ・デジタルチケットシステム提供および運用ロボット向けネットワーク回線提供

参考

富山グラウジーズについて

富山グラウジーズは、富山県富山市本拠地とするプロバスケットボールチームです。2006-07シーズンより日本プロバスケットボールリーグ (通称: bjリーグ) に参入し、現在プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」の B2 リーグ所属しています。グラウジーズ (GROUSES) というチーム名は富山県県鳥として県民から親しまれているライチョウ (GROUSE) にあやかり命名されました。2026年にスタートする新トップカテゴリ「B.LEAGUE PREMIER」に参入決定しています。

WAKONXについて

「WAKONX」は、KDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」の実現に向け、日本のデジタル化をスピードアップするというコンセプトから生まれたブランドであり、機能群を有するAI時代のビジネスプラットフォームです。「WAKONX」を通じて、最適化したネットワークの設計・構築から、大規模計算基盤による企業間データの蓄積・融合・分析を行います。また、AIが組み込まれたサービスやソリューションを各業界に最適化して提供することで、法人のお客さまの事業成長と社会課題の解決を支援していきます。

WAKONX

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