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課題
無農薬での稲作は水管理に大変な手間がかかった
解決策
水田へ行かなくてもスマートフォンで水位が分かり水管理を約65%省力化できた
課題
従来の水田センサーは通信費が高く普及が困難だった
解決策
IoT向けの低価格小容量の通信規格「LTE-M」を採用。低コストの運用が可能に
課題
省力化だけでなく収量・品質向上も求められた
解決策
センサーデータの分析で稲作を見える化。栽培方法の改善が可能に
兵庫県豊岡市様では、『コウノトリ育む農法(無農薬栽培)』に取り組んでいるが、水田のこまめな水管理が必要であるなど、生産者の負担が大きいことが課題であった。そこで、地域活性化を目的とした包括協定を結んでいたKDDIと協力して『豊岡市スマート農業プロジェクト』を開始。山本様は「本市の農業者は、水田が広範囲に点在していることが多く、中山間地で無線通信の条件もよくありません。KDDIが、センサーの選定から低コストの通信システム導入まで、我々の要望に献身的に応えてくれて、大きな成果につながりました」と経緯を語る。
水田センサーとクラウドサーバーを活用したシステムにより、無農薬栽培に欠かせない水管理の手間を約65%削減。青山様は「雑草が生えないように水田の水位を深く維持しなくてはならず、毎日、約半日かけて水田の水位を確認して歩いていました。しかし今では、自宅に居ながらスマートフォンで水位が分かるようになり、他の作業に有効に時間を使えるようになりました。もうIoTなくして無農薬栽培はできません」と断言する。
水田センサーの通信規格には、低消費電力で通信エリアが広い「LTE-M」を国内初導入。通信料が抑えられ、バッテリーの問題も解決でき、普及への後押しとなった。山田様は「効果があっても、日本の農業に高コストの設備は入れられません。特に、中山間地ではスマート農業は難しいと言われますが、KDDIの提案には農家目線でのコスト意識があり、私たちが無理なく使えるシステムになっています」と語る。
省力化だけでなく、水位・水温・地温のデータを分析することで、収量や品質の向上も期待されている。山田様は「データ分析を重ねて、例えば最適な収穫時期の判断や、気温が高くても品質低下しにくい稲の育て方などを解明し、栽培方法の改良に役立てたいと思っています」と語る。また山本様は「これまで農業は『勘と経験』が頼りでしたが、データで見える化することで、新たな気づきが生まれます。コウノトリも暮らせる豊かな自然環境を育むとともに、農業の活性化へ向けて、今後もKDDIの技術に期待しています」と述べる。
KDDI株式会社 ビジネスIoT推進本部 地方創生支援室 マネージャー
田中 一也
プロジェクトには、「実証/実験」と「実装」という2つの狙いがあります。
多くの「実証/実験」の結果は機能的に問題がなくても、コストがネックとなり、「実装」フェーズに移しにくいのですが、KDDIは常に実装フェーズのコストを意識し、よりよいソリューションの提供に努めています。
KDDI 法人営業担当者が、導入へのご相談やお見積もりをいたします。
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