東洋計器株式会社様

概要：

LPガス業界が待ち望んだ100%自動検針を達成。
LPWAでガス事業者さまの業務改革を後押し。

導入サービス：

KDDI IoT通信サービス LPWA

社名

東洋計器株式会社

所在地

長野県松本市和田3967番地10

URL

https://www.toyo-keiki.co.jp/

業種

製造

従業員規模

101名～500名

掲載日

2023年01月

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お客さまインタビュー

事例概要

動画で事例内容をご覧いただけます。(4分57秒)

課題と解決策

課題

検針員の不足や負担軽減のため、検針作業の自動化が求められていた

解決策

LPWAを用いてメーター情報を遠隔取得することで、検針業務を自動化

課題

従来のテレメタリングサービスは、通信エリアに制限があり普及が進まなかった

解決策

ほぼ全ての世帯に設置できる通信エリアの広さで普及を支援

課題

通信料が従量制のため、通信回数が限定され十分なデータ活用ができなかった

解決策

通信料が定額になり日々の残量確認など多様なデータの高度活用が可能に

採用の理由と経緯

独自の通信端末開発など、KDDIの豊富な知見が必要だった

ガス・水道メーターと通信の融合を果たし、検針や残量把握などを遠隔で行うテレメタリングサービス (注) を提供する東洋計器様。1985年の電話回線に始まり、PHS、3Gなどさまざまな通信規格を積極的に取り入れてきた同社にとって、低消費電力・広いエリアカバレッジのLPWAは、従来からの課題を解決できる待望の通信規格だった。

土田様は「どの通信会社と組むべきか検討する中で、KDDIは当社のテレメタリングサービスに最適な通信端末の共同開発を快諾し、海外の技術者を弊社本社の松本に集結させ、一つのチームとして、さまざまな課題、困難を解決するなど、当社に寄り添った熱意ある提案をしてくれたことが採用の決め手になりました」と協業の経緯を振り返る。

注) テレメタリング : 業務用機器をはじめ車両やPCなど広範囲な製品に通信モジュールなどを組み込むことで、製品の稼働状況、位置情報などを取得して効率的に管理するソリューション。

導入後の効果

全戸導入が可能となり一挙に普及、200万回線を突破

「KDDI IoT通信サービス LPWA」が、従来の通信方式での課題を全て解決し、全戸導入が可能なテレメタリングサービスの開発に貢献した。

土田様は「低消費電力なので搭載電池を削減でき通信端末が安価になったことや、メーターへの取り付けが容易になったこと、そして通信エリアの広さによって普及が一挙に進みました。また、KDDIの協力で、時間帯別・用途別のガス使用量を把握できる当社独自の分計ロジックに対応させた『IoT-R』を開発でき、他社との差別化が果たすとともに、ガス事業者さまにもメリットの大きい端末を完成できました」と協業のメリットを語る。

メーター情報の活用でガス事業者さまの利便性を向上

「KDDI IoT通信サービス LPWA」は、通信料が定額制であることも大きなメリットになっている。

宇都様は「いつでもガス利用者さまのメーター情報を取得できるので、データを活用した多様なサービス提供が可能になりました。例えば、従来はベテラン従業員の勘に頼っていたLPガスボンベの配送計画も、ガス残量をリアルタイムで確認することで、誰でも無駄のない配送業務が可能になります。また、LPガスは山間部での利用が多いため、KDDIの通信エリアの広さが、ガス事業者さまの業務効率化に貢献できていると感じます」と利便性を語る。

ユーザーさまの評価・NX商事株式会社様

従業員を検針作業から解放、より生産性の高い業務へ

LPガス販売に60年の実績を有するNX商事・LPガス部門様は、東洋計器様の『IoT-R』をいち早く導入。

本郷様は「一番のメリットは、携帯電話の電波が届く場所なら、どこでも設置できることです。すでに、グループ子会社のお客さま約13万戸に設置を完了し、従業員を検針作業から解放できました。検針員は、営業活動やお客さま対応など、人でなくてはできない生産性の高い業務への配置転換を進めています。また『IoT-R』の導入を機に、Web明細のサービスも開始するなど業務のDXが目に見えて広がっており、新たな成長への期待も高まっています」と導入効果を説明する。