WAKONX SmartCity

街データとauデータを活用してスマートシティを実現するソリューションです。

WAKONX SmartCityとは
ソリューション
スマートシティを実現する取り組み
取り組み

WAKONX SmartCityとは

街の持続的な発展を推進

「WAKONX SmartCity」は、あらゆる場所に点在するデータを収集・分析し、AIを活用することで街や人、業種業態をまたがる企業をつなぎ、街の持続的な発展を推進します。
2025年3月27日、JR東日本様との共創プロジェクト「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちびらきを迎えました。
このプロジェクトで培ったノウハウをほかの街にも拡大し、人口減少や労働力不足など、まちづくりにおける事業者共通の課題解決や、賑わい創出、地域活性化に貢献していきます。

街への提供価値

スマートシティのイメージ。住居、オフィス、ホテル、スマートスタジアム/アリーナ、駅/商業施設、スマートビル、駅を含んだ周辺エリアを含む。

駅/商業施設。歩きながら街のおすすめ情報をまちアプリで取得している様子のイラスト

訪れる人：
改札やセキュリティゲートを通過したり、お店の近くを歩いている際に、適切なタイミングでその人に合った街のおすすめ情報をまちアプリで通知できる。

街でのイベントへの参加など活動をポイントで可視化し、街とのエンゲージメントを高める仕組みを実現できる。

働く人：
デリバリーロボットがお店からオフィスの自席までランチを届けることで、購入時間をほかのことに充てられる。

一人ひとりの興味関心に合った街の情報を、フラッパーゲート通過時などの最適なタイミングでおすすめ情報を受け取れる。

オフィステナント：
オフィス入館前に執務室の混雑状況を確認できる、離れた場所でも一体感を感じられる空間を提供するなど、先進的なオフィス環境により、従業員の出社意義や生産性向上につなげる。

スマートビル、駅を含んだ周辺エリア。デジタルツインで防災計画やイベントの売上計画など街のシミュレーションと計画立案を行うイラスト

不動産ディベロッパー
・エリアマネージメント：
街の状態の可視化だけでなく、有事の防災計画や平時のイベント計画をデジタルツイン (注1) 上でシミュレーションし、最適な計画を立案できる。

デジタルツインプラットフォームと連携し、カメラデータからロボットに入れている商品のターゲット層が多い場所を把握し、自立的に移動して商品を販売できる。

スマートスタジアム/アリーナ。試合前やハーフタイム中にデジタルチケットを使って飲食やグッズを購入し、混雑を避けてスムーズに購入している様子のイラスト。「スムーズに購入できるので試合開始に間に合いそう」の文言を含む

訪れる人：
キックオフ直前やハーフタイム中の飲食・グッズ購入にデジタルチケットを利用することで、混雑回避しやすくなるほか、店舗の需要予測ができることで売り切れを防ぎ欲しい商品を購入することができる。

スマートスタジアム/アリーナ。スタジアムやアリーナの運営において、試合前・中・後の各段階で商業施設、ホテル、飲食店と連携し、観戦者の回遊を促進する仕組みを示すイラスト。試合中はスタジアム／アリーナを中心に、試合前後は商業施設やホテル、飲食店と連携し、地域の活性化と経済効果の向上に貢献する流れを表現

スタジアム/
アリーナの運営事業者：
プロクラブやパートナーの連携により、スタジアム/アリーナ周辺の賑わいを創出。観戦者の商業施設や飲食店、ホテルへの回遊を促進し、地域全体の経済効果の向上に貢献できる。

※ スマートシティとは、情報通信技術 (ICT) を活用して都市のさまざまな課題を解決し、人々の豊かなくらしを実現する都市または地域のこと。
※ スマートスタジアム/アリーナとは、データドリブンによって建物の運用、利用者の体験価値や快適性を継続的に向上させる仕組みを持つ施設のこと。
注1) デジタルツインの意味の詳細はこちら

WAKONX SmartCityのソリューション

街の設備や人に関するデータを収集・分析するデータ基盤 (以下デジタルツインプラットフォーム) を構築し、データを活用したサービスを提供します。
また、サービス追加や環境変化に対して柔軟に拡張・対応可能なネットワーク環境を構築し、その上に高セキュリティ・高拡張性かつ災害に強いサーバー基盤を構築することで、デジタルツインプラットフォームや各サービスのデータを安全に連携します。

街の持続的な発展に関する内容で、暮らす人、働く人、訪れる人を対象とした都市運営やエリアマネジメントに関する情報です。サービスにはまちアプリ、データダッシュボード、空間自在ワークプレイス、ロボット、ロボットプラットフォームが含まれます。データには連携基盤、都市データ基盤 (デジタルツインプラットフォーム)、都市データ、auデータ、パートナー企業データ、その他データ、「KDDI Data Clean Room」があり、サーバーやネットワークにはパブリッククラウド、プライベートクラウド、統合ネットワークも記載されています。これらのデータ基盤 (デジタルツインプラットフォーム) を構築し、データを活用したサービスを提供します。さらに、サービス追加や環境変化に対応できる柔軟なネットワーク環境や、高セキュリティ・高拡張性、災害に強いサーバー基盤を構築し、デジタルツインプラットフォームや各サービスのデータを安全に連携します。

スマートシティを実現する取り組み

デジタルツインプラットフォームが提供するサービス

防犯カメラの映像や入退館など街の設備を通じて収集した街データ、位置情報・属性情報・興味関心データなどのauデータ、そのほか街から取得可能なさまざまなデータを、デジタルツインプラットフォームに集約します。
防犯防災、イベント、商業、オフィス、など異分野の膨大なデータ同士を、「WAKONX」のData Layerに位置づく「KDDI Data Clean Room」で個人情報保護に配慮しながら融合し分析することで、新しい施策を創出し続けるスマートなまちづくりを推進します。

一人ひとりの興味関心にあった情報をタイムリーに提供するまちアプリ

・デジタルツインプラットフォームに集約された街データ、auデータ、入退館データなどさまざまなデータを掛け合わせ、お客さまの嗜好性に合った情報を適切なタイミングでレコメンドします。

・生成AIを活用し、リアルタイムな街の状況を地図上で発信するマップ機能を提供します。

・街のイベント参加など活動をポイントで可視化し、人と街とのエンゲージメントを高める参加型のスマートシティを実現します。

・まちアプリの登録情報や街での活動 (購買やイベント参加など) から属性を取得し、属性に応じた回答の分析を行うことができます。

状況に合わせて自律的に行動するロボットサービス

異なるメーカーのロボット制御や街の設備と協調するロボットプラットフォームと、デジタルツインプラットフォームを連携することで、街のデータに連動した高度なロボットサービスを実現します。

・リアルタイムな街の混雑情報を基に最適なルートでお客さまへ配送します。

・防犯カメラのデータなどを基に、属性情報から推定した商品をロボットに搭載し、これらの商品を求める人が多く集まる場所を把握した上で、ロボットが自律的に移動してサンプリングや販売をします。

・セキュリティゲートやエレベーター設備と連携し、「商業施設とオフィス」「ビルの中と外」など、街中をシームレスにロボットが移動します。

街全体のリアルタイムデータから未来をシミュレーションするダッシュボード

デジタルツインプラットフォーム上の街の人流データや設備データなどをリアルタイムに取得し、有事平時の両面で活用可能な、高速シミュレーションを実行するダッシュボードを提供します。

・街で開催されるイベントをシミュレーションし、危険な箇所や人流滞留が発生するエリアがないように未然に防止策を策定します。イベント当日も1分間隔で人流を予測し、不測の事態でも迅速な対応が可能です。イベント終了後は、生成AIが売上計画と実績の差分や人流などを基にイベント改善点の示唆を出し、次回イベントの安全性・収益向上に貢献します。

・イベントだけでなく、災害時における街区全体の避難計画も3D都市モデル上で事前にシミュレーションし、防災計画を策定することが可能です。