(Identity and Access Management)
「つなぐチカラ」をよりシンカさせ、あらゆる社会課題に立ち向かう。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
KDDIは、グローバルビジネスの成長をお客さまと共に実現します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
ソリューションパートナー認定に関しては、こちらの記事を参照ください。
Microsoft AI Cloud Partner Programにおける最上位の資格で、特定の分野に関する深い知識を持ち、第三者機関の審査に承認されたパートナーだけが取得できる制度です。
ビジネスアプリケーション 、データとAI、デジタルおよびアプリイノベーション、インフラストラクチャ、モダンワーク、セキュリティの6つの領域、 計46項目 に分かれており、項目ごとに審査・認定が行われます。対象領域のソリューションパートナー認定を取得した上で、構築の実績および保有資格の要件を達成することでSpecialization認定を取得することができます。
領域 | 概要 |
---|---|
ビジネスアプリケーション | Microsoft Dynamics 365およびMicrosoft Power Platformを活用した ソリューションの能力を評価する分野 |
データとAI | 複数のシステムにわたるデータ管理、分析や AIソリューションを構築するための能力を評価する分野 |
デジタル/ アプリイノベーション |
複数のクラウド、オンプレミス、エッジにわたるアプリケーションの構築、実行、管理などの能力を評価する分野 |
インフラストラクチャ | 主要なワークロードのMicrosoft Azureへ移行するための能力を評価する分野 |
セキュリティ | 重要なシステムやデータに関して、セキュリティ、コンプライアンス、IDソリューションを用いて保護する能力を評価する分野 |
モダンワーク | Microsoft 365を使用した顧客の生産性向上、ハイブリッドワークへ移行するための能力を評価する分野 |
KDDIでは以下の2つの領域でSpecialization認定を取得しており、以下を取得している会社は 日本では18社 、通信キャリアでは弊社のみとなっております。(2025年8月時点)
今回Specialization認定を獲得した「IDおよびアクセスの管理」「エンドポイントの最新化」では、Microsoft 365 のEntra ID、Intuneの機能を活用して、以下のような課題の解決が可能です。
SaaSアプリケーションごとのパスワード管理を簡略化したい場合、シングルサインオンでMicrosoft 365の認証情報を用いて、連携したSaaSアプリケーションに個別認証をなくし、シームレスにログインさせることができます。アプリケーションごとのパスワード設定、管理が不要となるため、ユーザーの利便性向上を図れます。
PCの状態によってSaaSへのアクセスを許可/ブロックしたい場合、IntuneとEntra IDを組み合わせて通信を制御することが可能です。
例えば暗号化されていないPCをIntuneで非準拠と判定させ、Entra IDの条件付きアクセスで非準拠状態のPCからSaaSへの通信をブロックとすることで、セキュリティリスクのある端末からのアクセスを防ぐことができます。
課題 | 製品 | 機能 | 概要 |
---|---|---|---|
ユーザーアカウントの乱雑化を防ぎ、グループ管理したい | Entra ID | ユーザー管理 | Entra ID上でユーザーアカウントの作成/更新/削除、ユーザー属性や用途に応じたグループの作成/管理が可能 |
オンプレミスADとクラウドのユーザー情報を統合させたい | Entra ID | Entra Connect | Entra Connectを用いてオンプレミスのID情報をEntraと同期し、ユーザーの一元管理が可能 |
SaaSアプリのアカウント管理、ユーザーのパスワード入力を簡略化させたい | Entra ID | シングルサインオン (SSO) | M365のログイン情報で多数のアプリケーションにシームレスなアクセスを可能にする機能 |
認証時のセキュリティを強化したい | Entra ID | 多要素認証 (MFA) | 認証時にユーザーID/パスワードに加えた認証要素を追加する機能。SMS/電話/アプリによる確認コードを利用できる |
ユーザーやデバイスに応じたアクセス制御をかけたい | Entra ID | 条件付きアクセス | ユーザーの状況に基づいてクラウドアプリへのアクセスを制御する機能。デバイスやロケーションに応じた制限が可能 |
端末の一元管理、紛失対策を実施したい | Intune | 端末管理/ リモート制御 |
Intuneにデバイス登録を行うことで端末の一元管理および紛失時のリモートロック/ワイプを行うことが可能 |
アプリケーションを管理したい | Intune | アプリケーション管理 | Intuneのアプリケーション管理にてユーザーやデバイスを指定してのアプリケーションの強制配信や、必要な時にユーザー自身でインストールできる任意配信が可能 |
KDDIではMicrosoft 365を含めたゼロトラストソリューションの一括提案が可能となります。こちらの図では、ID、エンドポイント管理、およびSSEソリューションを導入し以下を実現しました。
これによりエンドポイントからインターネットセキュリティ、ID管理までを網羅的に活用した、社内外を問わない安全な通信環境を提供することが可能となりました。
本記事では、Specializationの概要やMicrosoft 365を活用した課題解決の事例についてご紹介しました。
KDDIでは、今回のSpecialization認定を受け、お客さまにより専門性の高いソリューションを届けられるよう、サービス品質の向上に努めてまいります。
IDおよびエンドポイント管理の課題やMicrosoft 365の導入・利活用、ゼロトラストセキュリティに関するお悩みがございましたら、弊社ではコンサルティングから構築・運用まで一貫して対応いたします。どうぞお気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール
KDDI 法人営業担当者が、導入へのご相談やお見積もりをいたします。
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