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AI (人工知能) とは?意味や種類、仕組み、ビジネスの活用例をわかりやすく解説

AI (人工知能) とは?
意味や種類、仕組み、ビジネスの活用例をわかりやすく解説

2025 3/3
AIは、コンピューターに人間のような知的活動を再現させる技術です。近年、AIが幅広い分野で活用されるようになり、ビジネスにおいても重要な役割を果たしています。AIの機能はさまざまで、企業のAI活用は絶大な効果をもたらします。本記事では、AIの基本的な知識について説明し、AIの種類や機能、活用事例、導入の効果と課題も詳しく解説します。

目次

  1. AIとは?人工知能に関する基礎知識
  2. AIとAIモデルの種類
  3. AIの機能とビジネスでの活用例
  4. AIの活用事例
  5. AIの導入効果と課題
  6. まとめ

1.AIとは?人工知能に関する基礎知識

AIとは「Artificial Intelligence」の略称で、日本語に訳すと「人工知能」となります。これは人工的に作られた知能システムであり、人間のように自然言語理解し、論理的推測して、経験から学習する能力を持つプログラム意味します。

AIは、与えられたデータからパターンルール学習し、処理実行します。単純作業自動化複雑タスク効率化実現できます。

ただし、AIは万能ではありません。人間のような総合的判断力柔軟思考を持たず、設定された目的指示範囲内でのみ効果発揮します。

そのため、ユーザー側がAIの特徴理解したうえで、適切活用する必要があります。

以下、AIの特徴とその社会的影響について説明します。


1-1. AIの特徴と生成AIとの違い

AIの中でも、特に注目を集めている先端技術が「生成AI」です。生成AIと従来型AIとの本質的な違いは、その名のとおりコンテンツを自ら生成できる点です。

従来型AIは与えられたデータ範囲内分類予測を行いますが、生成AIは少ない条件から、見出したパターンを組み合わせて新しいテキスト画像を創り出します。この技術革新によって、AIは単なる自動化ツールから、特定創造的タスク支援するツールへと進化しました。

ただし、生成AIの学習量非常に多く、生み出されるコンテンツの幅が広いため、必ずしも期待どおりの出力が得られるわけではありません。望ましい結果を得るには、適切なプロンプト (指示文) を与える必要があります。


1-2. 身近で活用されているAI

AIは私たちの生活のさまざまな場面活用され、利便性効率性を高めています。

  • 注1) 自動運転レベル3とは、特定走行条件下において、システム運転操作の全てを担う自動運転技術

1-3. AIの歴史と発展

AIの歴史は、人工知能概念登場した1943年にまでさかのぼります。その後、さまざまな技術革新を経て、発展を続けてきました。

AI黎明期 (1940~1950年代) 1943年 機械学習「ニューラルネットワーク」の概念提唱
1950年 チューリングテストの考案
1956年 「Artificial Intelligence(人工知能)」という用語の誕生
第一次AIブーム (1950年代後半~1960年代)
単純な推論や探索が可能になる
1965年 エキスパートシステム (注2)「Dendral (デンドラル) 」開発
1966年 最初の対話型プログラム「ELIZA (イライザ) 」開発
冬の時代 (1970年代) (注3)
第二次AIブーム (1980年代)
エキスパートシステムの活用拡大
1986年 深層学習 (ディープラーニング) の基礎となる誤差逆伝播学習法「Backpropagation」発表
冬の時代 (1990年代) (注4)
第三次AIブーム (2000年代~現在)
自動運転やロボットなどへの応用・実用化の進展
2000年代 機械学習の実用化
2010年代 深層学習の提唱

2.AIとAIモデルの種類

「AIの種類」は、知能範囲応用性により、以下のように分類されます。


なお、生成AIは自意識を持たず、特定指示タスクに対して学習した範囲内動作するため、弱いAIに区分されます。

AIは人間知的活動模倣する技術であり、そのベースとなるのが「機械学習」や「深層学習」といったAIモデルです。

次に、AIモデル種類について詳しく説明します。


2-1. 機械学習

機械学習とは、データからパターン規則性見出し、その情報を基に自動的学習して、タスク実行できるコンピューター技術を指します。主に3つの手法分類されます。

機械学習は2000年代から実用化が進み、医療診断金融リスク管理製造業品質検査など、多岐にわたる分野活用されています。


2-2. 深層学習 (ディープラーニング)

深層学習とは、人間の脳の神経回路を模したニューラルネットワークを用いて、データから特徴自動的抽出学習を行う技術です。

ニューラルネットワークは、入力層、隠れ層 (中間層) 、出力層という階層構造構成されています。深層学習では隠れ層が多層化 (一般的には3層以上) され、データ抽象的特徴段階的学習させる仕組みです。これにより、画像音声などの複雑データから高次元特徴自動的抽出できます。

活用例:画像認識音声認識自然言語処理自動運転株価予測不正検知など

  • 注5) データが持つ特性性質を表す数値パターンのこと

3.AIの機能とビジネスでの活用例

4. AIの活用事例

KDDIは「WAKONX (ワコンクロス) 」というAI時代ビジネスプラットフォーム活用し、お客さまはもちろん、さまざまな業界課題解決やよりよい社会への変革目指した取り組みを加速させています。「WAKONX」は、3つの機能群「Vertical Layer」(注6)「Data Layer」(注7)「Network Layer」(注8)構成されているのが大きな特徴です。

「WAKONX」で、KDDIの顧客基盤、AI、クラウド大規模計算基盤、さまざまなネットワークなどのアセット活用し、モビリティ物流倉庫など業界別プラットフォームパートナー企業共創しています。モビリティ分野では、グローバル通信プラットフォーム構築し、コネクティッドカーから収集した膨大データ分析活用して、新たな価値を持つモビリティサービス提供します。

また、水空合体ドローン導入物流DX、AIオンデマンド交通サービスなど、幅広技術を通じて移動運搬概念再定義するのも「WAKONX」の役割です。地域公共交通維持効率化にもAIを活用し、社会課題解決や新しいモビリティ体験創出目指します。

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  • 注6) 業界DXに必要なAIサービス業界ごとに最適化自由に組み合わせて活用し、業界課題解決競争領域への投資・リソース集中両立実現
  • 注7) 高セキュリティ環境プライバシー保護しながらデータ融合実現し、企業地域間データ蓄積融合分析
  • 注8) 業界ニーズに応じた最適ネットワーク提供し、お客さまの業務を含む運用/保守業務や、AIによる業務効率化支援

5.AIの導入効果と課題

企業のAI導入効果として、「業務効率向上」「精度品質向上」「コスト削減」「新たな価値創造」の4つが挙げられます。

ただし、AIの導入には、既存システムとの統合品質担保セキュリティ対策運用コスト人材確保など、複数課題があります。また、AIの判断ミスによるトラブル発生した場合ソフトウェアエラー学習データ問題など、原因特定が難しく、責任所在不明確になることが少なくありません。

これらの課題は、導入前段階慎重検討しておく必要があります。

6.まとめ

AI技術画期的進歩により、企業での活用急速に広がっています。画像音声認識自然言語処理予測異常検知といったAIの機能は、すでにさまざまな分野実用化され、業務効率化品質向上コスト削減などの成果を上げています。

 特に近年注目を集めているのが生成AIです。従来のAI技術と比べて導入ハードルが低く、業務効率化アイデア創出など、より幅広用途での活用期待されています。ただし、企業での本格導入には、インフラ整備セキュリティ対策など、解決すべき技術的課題存在します。

生成AI活用をご検討中の方はKDDIへ

KDDIでは、生成AIの導入必要インフラシステム環境提供し、コンサルティングから設計構築活用までを一気通貫サポートしています。豊富知見を活かし、お客さまの目的に応じた導入活用をご提案いたします。


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