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Microsoft Teamsとは?初心者向けに使い方や生成AIとの連携をご紹介

Microsoft Teamsとは?
初心者向けに使い方や生成AIとの連携をご紹介

2025 9/5
「Microsoft Teams」とは、マイクロソフト社製のビジネス向けのコミュニケーションツールです。チャットやWeb会議、通話機能に加え、「Microsoft 365」のほかのアプリとの連携やファイル共有、チーム管理機能なども備わっています。本記事では「Teams」の便利な機能や基本的な使い方、そして最新の生成AIとの連携についてわかりやすく解説します。

※ 記事制作時の情報です。

1.「Microsoft Teams」とはビジネス向けコミュニケーションツール

「Microsoft Teams」とは、マイクロソフト社が提供する法人向コミュニケーションツールです。チャット機能や1対1の通話複数人でのWeb会議といった基本的機能に加え、「Microsoft 365」と連携することで「Word」や「Excel」ファイル共同編集、「Outlook」との連携による予定管理ファイル共有など、ビジネス現場役立多様機能を備えています。


1-1.無料版と有料版、「Microsoft Teams」ライセンスの違いとは

「Microsoft Teams」には無料版有料版があり、それぞれ利用できる機能に違いがあります。

無料版は、Web会議時間最長60分で、1会議当たりの参加者最大100人までです。また、チーム全体最大10GB分、ユーザーごとに2GB分までストレージ容量利用できます。チャット機能無制限利用でき、ファイル共有タスク投票機能も備わっています。Web版およびモバイル版のアプリ利用可能です。

一方有料版の「Teams Essentials」や「Microsoft 365 Business Basic」では、Web会議時間最長30時間参加者最大300人まで拡張されます。クラウドストレージ容量増加し、「Teams Essentials」ではユーザー1人あたり10GB、「Microsoft 365 Business Basic」ではユーザー1人あたり1TB利用できます。

さらに、有料版では会議レコーディング文字起こし機能利用でき、「Microsoft 365 Business Basic」ではWeb版とモバイル版のOfficeアプリが含まれる点も大きな違いです。サポート体制有料版の方が手厚く、24時間年中無休電話やWebサポートを受けられます。

特徴 無料プラン 有料プラン
プラン名 Microsoft Teams 無料プラン Microsoft 365 Business Basic (注1)
費用 無料 1,038円 (税込) /月/ユーザー
オンライン会議 参加者数の上限 100人 300人
会議の長さの上限 60分 24時間
会議のレコーディング ×
ファイルストレージ 10GB/チーム 1TB
チャットでの添付ファイル 2GB/ユーザー 1TB
Microsoft 365の追加サービス
(SharePoint Online、Yammer、Planner、Stream など)
×
Microsoft 365のすべてのアプリと
サービスへのシングルサインオン
×
24時間年中無休の電話/Webサポート ×
  • 注1) Microsoft 365 Business Basic (有料プラン) には、Microsoft TeamsのほかにMicrosoft Exchange、OneDrive、Microsoft SharePoint、Web版とモバイル版のWord、Excel、PowerPointが含まれます。

トライアル利用する場合無料版本格的業務活用する場合有料版ライセンス検討するとよいでしょう。

2つのプランを比較検討する男性

2.「Microsoft Teams」の基本的な機能の使い方

「Microsoft Teams」にはさまざまな機能がありますが、ここではビジネス現場での基本的な使い方と役立機能をご紹介します。


2-1.音声通話・ビデオ通話をする

「Microsoft Teams」では、インターネット回線利用した音声通話ビデオ通話可能です。オフィス外出先自宅など場所を選ばずに、同僚取引先ビジネスの打ち合わせができます。これにより、コミュニケーションコスト削減移動時間短縮につながります。

音声通話・ビデオ通話は、1対1での利用だけでなく、複数人参加するグループ通話にも対応しています。また、ボイスメール機能アクセスして、録音されたメッセージ確認することもでき便利です。


2-2.画面を共有する

「Microsoft Teams」で開催したWeb会議で、画面参加者共有することが可能です。資料アプリ画面を見せながら説明できるため、会議中情報伝達がより効率的になります。静止画だけでなく動画再生画面共有できるため、製品デモンストレーションなどにも役立機能です。

注意点としては、画面共有を行う際に画面単位選択した場合は、操作画面全体画面共有されるため、会議とは関係のない個人情報機密情報が映らないようにしましょう。


2-3.チャットをする

PCでチャットを行う女性

「Microsoft Teams」では、ほかのメンバーテキストベースチャットでやり取りができます。1対1での個別チャットはもちろん、複数メンバー参加するグループチャット作成可能です。チャット機能を使うことで、簡単情報共有やQ&Aをスピーディーに行えます。

ビデオ通話中チャット利用することも可能で、プレゼンテーション中断することなく質問をしたり、補足情報共有したりする際に役立ちます。


2-4.共同で編集する

「Microsoft Teams」では、複数ユーザー同時ファイル編集する共同編集容易に行えます。「Word」「Excel」「Power Point」といったアプリ作成されたファイルを「Microsoft Teams」上で共有し、チームメンバー一緒リアルタイム内容修正したり追記したりできます。ビデオ通話をしながら共同編集を行えば、同じ資料を見ながら変更点について話し合い、その場で修正確認ができるため、作業効率向上します。


2-5.チームとチャネルを活用する

「Microsoft Teams」における「チーム」は、特定プロジェクト部署ごとにメンバーを集めたグループ単位です。さらに、各チーム内では、特定話題業務内容特化した「チャネル」を作成できます。

チャネルを細かく分けることで、関係のないメンバー不要情報共有されることを防ぎ、より関連性の高い情報共有議論を行えます。1つのチームにつき、合計1,000個 (削除されたチャネルを含む) までチャネル作成できるため、目的に合わせた柔軟活用可能です。

例えば、「ビジネス事業本部」というチームの中に、「○○プロジェクト進捗」「週次定例会議」といったチャネル作成して活用することで情報共有進捗確認同時に行うことができます。

3.「Microsoft Teams」と生成AI「Microsoft Copilot」の連携

「Microsoft Teams」は、生成AI「Microsoft Copilot」との連携により、さらにその利便性を高めています。有料版の「Microsoft 365 Copilot」のライセンス必要となりますが、ビジネスメリットも大きいため、ここから紹介する具体例をもとに導入検討してみてください。


3-1.会議運営を「Microsoft Copilot」で効率化

「Microsoft Teams」と「Microsoft Copilot」を連携させることで、会議運営効率化が図れます。「Microsoft Copilot」は会議中発言リアルタイム文字起こしし、自動議事録作成することが可能です。これにより、参加者議論集中できるだけでなく、途中参加者へこれまでの議論要約共有するなど会議全体スムーズ運営することに役立ちます。

また、録音内容をもとに会議中決定されたアクションアイテム重要論点リスト化することも可能です。これにより、会議後タスク管理情報共有スムーズになり、業務効率向上につながります。

まとめ方や記載形式プロンプト指定ができるため、「Microsoft Teams」を活用したWeb会議をよく実施される方におすすめです。

効率的な会議を行うビジネスマンたち

3-2.タスク管理のサポート

「Microsoft Copilot」は、「Microsoft Teams」でのタスク管理サポートします。会議中に決まったタスク自動認識し、タスクリストとしてまとめることができます。これにより、会議での決定事項に基づいたタスクの抜け漏れを防ぎ、スムーズ業務遂行サポートします。

さらに、「Microsoft To Do」や「Planner」といったほかのタスク管理ツールとの連携可能です。


3-3.情報連携の効率化

「Microsoft Copilot」の活用は、コミュニケーション質向上に大きく貢献します。「Microsoft Copilot」に指示することでチャットチャネルで交わされる多くの情報の中から、会話要点重要決定事項素早抽出できます。これにより、長いスレッドを全て読む必要がなくなり、効率的情報把握可能です。

後から会話参加したメンバーも、「Microsoft Copilot」による要約確認することでスムーズ状況理解し、議論に加われます。この機能は、情報共有スピードアップチームメンバー間の認識齟齬軽減につながり、より円滑コミュニケーション促進します。

4.「Microsoft Teams」はクラウド電話としても使える

「Microsoft Teams」は、単なるコミュニケーションツールにとどまらず、クラウド電話としても活用できます。従来固定電話同様に、0AB-J番号 (03や06などで始まる市外局番付きの電話番号) や050番号での外線通話発着信可能です。これにより、PCやスマートフォンタブレットといった「Microsoft Teams」が利用できるさまざまなデバイスで、会社電話番号を使って社内外との通話が行えます。

オフィスだけでなく、自宅外出先からでも会社電話番号電話応対ができるため、電話番のために出社する必要がなくなります。また、固定電話機やPBX (構内交換機) といった物理的設備不要になるため、導入運用コスト削減にもつながります。さらに、内線通話可能になるため、従業員間コミュニケーション円滑になります。

ここからは、「Microsoft Teams」をクラウド電話としても利用している好事例紹介します。


4-1.導入事例:株式会社隈研吾建築都市設計事務所様

株式会社隈研吾建築都市設計事務所様は、世界中建築プロジェクトを手がけており、プロジェクトメンバーとの円滑情報共有コミュニケーション課題を抱えておりました。そこで「Microsoft Teams」を導入導入後は、プロジェクトごとにチーム作成することで、チーム内で進捗ファイル確認し、情報連携効率化実現しました。

また、併せて音声基盤見直しも行い、「Teams」をベースクラウド電話基盤構築所員スマートフォンに050番号付与したことで、内線外線問わず「Teams」で応対できるようになり、電話取次手間ストレス軽減されたとのことです。

動画で事例内容をご覧いただけます。(3分09秒)

導入事例の詳細はこちら

5.「Microsoft Teams」を導入するならKDDIへ

「Microsoft Teams」はチャットやWeb会議だけでなく、さまざまな用途活用できる非常便利コミュニケーションツールです。一方で、ライセンス体系導入計画など、実際導入検討している方にとって不安な点があるかと思います。そのような場合は、KDDIにご相談ください。KDDIは、マイクロソフト社認定の「ライセンシング ソリューション パートナー (Licensing Solution Partner : LSP) 」として、「Teams」をはじめとした「Microsoft 365」の導入から運用サポートまでをトータル提供しています。「Microsoft Teams」を軸としたコミュニケーション基盤構築サポートします。

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