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CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
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場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
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中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
SaaSとは「Software as a Service」の略称で、インターネット経由でソフトウェアを提供するクラウドサービスを指します。月額または年払いで費用を支払うだけで利用でき、自社でシステムを構築する手間や導入コストを抑えることができます。
また、SaaSにはさまざまな用途に対応したソフトウェアがあり、インターネットに接続されていれば利用できることや、複数のユーザーがアクセスして共同作業や共同編集ができる点も特長です。専門人材がおらずITシステムの導入に課題を感じている企業にとって、SaaSはDXを推進するための大きな武器となります。
DXの重要性は認識しているものの、さまざまな理由によってDXが進まない中小企業も少なくありません。
中小企業庁が公開している「中小企業のDX 推進に関する調査 (2023 年) アンケート調査報告書」をもとに、DXに取り組むにあたってどのような課題があるのかを解説するとともに、SaaSを導入することでそれらをどのように解決できるのかをご紹介します。
DXが進まない理由として特に多く挙げられたのが、「ITに関わる人材が足りない」という課題であり、全体の28.1%を占めています。
中小企業では情報システム部門やIT関連部署が設置されていないことが多く、ITシステムのメンテナンスに課題を感じている企業も少なくありません。
また、昨今ではサイバーセキュリティのリスクも高まっており、アンケート調査でも「情報セキュリティの確保が難しい」と回答した企業は10.6%にのぼっています。
専門人材の不足に次いで多かったのが「予算の確保が難しい」という課題です。24.9%もの企業が理由に挙げており、高額な初期投資を要するITシステムは後回しにされるケースが少なくありません。
その結果、業務のデジタル化が遅れ、効率化や競争力強化が進まない要因となっています。
「具体的な効果や成果が見えない」ことを挙げた企業も多く、全体の21.0%を占めています。
DXによってどのような経営課題を解決したいのか、明確な目標やビジョンを策定することが重要であり、これらが示されていないと具体的な取り組みも進んでいきません。
その結果、社内にDXが浸透せず、効果や成果が得られないまま終わってしまいます。
上記で解説した中小企業が抱える課題を解決するために、SaaSの導入は大きな武器となります。
具体的にどういった理由で課題解決につながるのか、詳しくご紹介しましょう。
SaaSはサービス提供者側がシステムの運用管理やアップデートを行い、常に最新のバージョンを利用できるため、自社内でセキュリティ対策を行う必要がありません。ITの専門家や技術者が社内にいなくてもシステム運用がしやすく、経営者や従業員は本業に集中できる環境が整います。
また、システム運用を担う専門人材を新たに採用したり、社内で育成したりといった必要もありません。
SaaSは従来のITシステムのように高額な初期投資が不要であり、毎月一定額の料金を支払うことで無理なく導入できます。
また、自社で構築したITシステムの場合、事業の見直しなどによりシステムが不要となってコストが無駄になる可能性もありますが、SaaSであればビジネス環境やニーズの変化に応じて容易にID数やプランの変更が可能なため、スモールスタートがしやすくコストを抑えながらDXを推進することもできます。
SaaSを導入することで、これまで手作業で行っていた業務を自動化し、作業時間の短縮や定型的な業務の工数を減らすことが可能です。人手不足に悩む中小企業でも、コア業務にリソースを集中させることができ、生産性の向上が期待できます。
自社の業務をどう改善していけばDXにつながるのか、具体的なイメージが湧かないという企業も多いのではないでしょうか。中小企業庁のレポートによると、DXの具体的な取組内容として「ペーパーレス化」と「ホームページの作成」、「営業・会議のオンライン化」が上位を占めており、まずはこれらに着手してみるのもおすすめです。
そこで、それらの取り組みにはどういったサービスが有効なのか、KDDIでお問い合わせの多いSaaSを例にご紹介します
ペーパーレス化の推進は印刷代の削減や業務効率化はもちろんのこと、重要書類の書き換えや改ざんを防ぎガバナンスを強化することにもつながり、幅広い業務においてDXの第一歩となります。
例えば、従来の経理部門では、紙で受領した請求書や領収証の内容を帳簿へ転記したり、会計ソフトへ手入力する作業が必要でした。しかし、ペーパーレス化が実現できれば転記の手間が省け、仕訳項目や金額の入力ミスも減らせる可能性があります。
「OPTiM Contract」は、スキャンした書類からAIが必要な情報を抽出し、台帳に自動的に入力する機能や、取引先との契約期間の終了や更新時期を担当者に自動通知する機能を備えており、ペーパーレス化に伴う管理工数の削減やミスの防止に役立ちます。
また、「OPTiM 電子帳簿保存」は電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しており、取引関係書類のデータ化や保存が円滑に進むため、業務の効率化が期待できます。
さらに、人事部門のペーパーレス化には、クラウド勤怠システム「KING OF TIME」の活用がおすすめです。インターネット環境があれば外出先からでも勤怠登録が可能なため紙のタイムカードが不要になるほか、勤務時間や残業時間を自動集計し部署別・個人別にグラフ化することもできます。
さらに、有給休暇や時間外勤務の申請・承認もオンラインでスピーディーに行うことができます。
ホームページの開設はオンラインからの集客力を高め、効率的な営業をサポートするための武器となります。
また、新商品や新サービスのリリース情報、キャンペーンやセールの情報なども即座に更新することで、最新の情報を素早く提供できます。
ホームページ作成ツール「ジンドゥー(※ 外部サイトに遷移します)」を活用すれば、HTMLやCSSなどの専門スキルがなくても、限られたコストと人手で見栄えのよいホームページを作成できます。
さらに、プロのディレクターやデザイナーによって高品質なホームページを制作する「ホームページ制作パック」も用意しており、ジンドゥーをベースに制作されるため、その後の編集や更新も簡単です。
また、オンラインからの集客を拡大するためには、最新情報やキャンペーン・セールなどの情報をメール配信する方法も有効です。
携帯電話番号宛てにテキストメッセージ (SMS) を送付できる「KDDI Message Cast」を活用すれば、メールアドレスの変更に伴う未着や、迷惑メールフォルダに格納される心配がなく、電子メールに比べて高い到達率が期待できます。キャンペーンやセールの案内はもちろん、臨時休業や店舗移転などの緊急連絡手段としても活躍します。
経営におけるさまざまな意思決定や情報の共有、営業活動など、あらゆる業務において緊密なコミュニケーションは欠かせません。社内の会議や商談をオンライン化することで、どこにいても緊密なコミュニケーションがとれるようになります。
ビジネス用途に特化したコミュニケーションツール「LINEWORKS with KDDI」は、チャットや通話はもちろん、ビデオ通話などの多彩なコミュニケーション手段が利用できます。
また、グループを作成することで部署やプロジェクトチーム内での情報共有を効率化できるほか、おなじみのLINEと同じ感覚で利用できるため、ITに苦手意識がある従業員でも使いやすく、スムーズに導入できる点も大きなメリットです。
SaaSはさまざまな用途に対応したサービスが存在し、ペーパーレス化や業務の自動化を実現することで経営の効率化につながります。
また、従来のITシステムは導入時に膨大な初期投資が必要でしたが、SaaSは導入時のコストを大幅に抑えられるほか、ID単位の契約によってスモールスタートがしやすく無駄なコストも抑えられます。
さらに、中小企業庁が実施している「IT導入補助金」の認定ツールも多いため、SaaSは中小企業でも導入しやすいというメリットがあります。
「自社の業務や課題を解決するために、どのようなSaaSが適しているのか分からない」、「コスト面や技術的なスキルに不安がある」と感じている方は、ぜひKDDIの「オンライン相談デスク」までご相談ください。