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プラチナバンドとは?特徴や5G (Sub6、ミリ波) との違いをわかりやすく解説

プラチナバンドとは?
特徴や5G (Sub6、ミリ波) との違いをわかりやすく解説

2024 10/23
今や生活必需品ともいえるスマートフォン。その安定した高速通信というニーズに応えるべく、各社がプラチナバンドや5Gで通信エリアを構築していますが、それぞれの電波の特徴について、KDDIが取り組んでいる通信エリアの拡大と品質向上に向けた取り組みを例に、わかりやすく解説いたします。

最近広告ニュースで見かけるようになった「プラチナバンド」。
プラチナバンドは「日本における700〜900MHz前後周波数帯」のことで、古くはアナログ自動車電話時代から、通信サービス提供している周波数帯です。

このように携帯電話周波数帯として私たちの生活になじみのあるプラチナバンドですが、いったいどのような特徴を持つのでしょうか。
プラチナバンド特徴メリットとあわせ、高速5G専用ネットワークSub6基地局数No.1 (注1) を誇るKDDIのエリアに関する取り組みについて解説いたします。

  • 注1) 総務省「第5世代移動通信システム導入のための特定基地局開設計画令和年度 第二四半期末時点。なお、Sub6とは5Gの高品質な (高速大容量低遅延) 通信寄与する周波数帯のうち3.7GHz帯/4.0GHz帯/4.5GHz帯の通称です。5Gは一部エリア提供しています。

プラチナバンドとは?特徴は?

プラチナバンドは、日本における700〜900MHz前後周波数帯のことです。
一般的電波高周波数帯になればなるほど通信速度が早く、大容量高速通信に適していますが、直進性が高く、障害物反射減衰し、遠くに届きにくいという性質を持ちます。

一方プラチナバンドなどの700〜900MHz帯は、高周波数帯に比べて通信速度はあまり早くありませんが、障害物を周り込みやすく、電波を届けやすいという性質を持ちます。
 

このようにプラチナバンド周波数帯は5Gなどの高帯域周波数に比べて電波波長が長いため、障害物があっても周り込みしやすく、安定して通信しやすい周波数帯であることから、「携帯電話利用価値の高い周波数帯」として「プラチナバンド」と呼ばれるようになりました。

700~900MHz: 4G LTE-5G (プラチナバンド)、3.5~1.5GHz: 4G LTE-5G、4.5~3.7GHz:5G (Sub6)、28GHz: 5G (ミリ波)

プラチナバンドと 5Gとの違いは?

先に結論を述べますと、プラチナバンド周波数帯通称で、5Gは通信規格名称ですから、並列存在ではなく、
5Gで活用している周波数帯のひとつがプラチナバンドという関係性です。

5Gは当初、28GHzのミリ波や3〜4GHz付近のSub6という高周波数帯中心に、高速大容量低遅延多接続という特徴を持つサービスとして開始しましたが、その周波数帯電波特性から、通信エリアを広げにくいという課題がありました。その課題解決するため、各通信会社では、プラチナバンドなど、これまで4Gで活用してきた周波数帯を5Gに転用すること (NR化) で、5Gのエリアを広げつつ、高周波数帯とあわせバランスよく配置することで、5Gとして快適に使える通信速度エリア両立を図りました。

【5G導入期】4G転用周波数(5G NR化)による、5Gエリアの面拡大と屋内環境の強化→【5G普及期】5G Sub6の周波数帯を拡大し、大容量・高速通信できるエリアを拡大

KDDIでも、5G導入期では4G転用周波数による5Gエリア面拡大屋内環境強化先行し、普及期に入った段階で、Sub6の周波数帯拡大し、大容量高速通信できるエリアを広げてきました。プラチナバンドなどの4G周波数帯利用した5Gエリア課題は、規格こそ5Gであるため低遅延という性質ではあるものの、データ通信速度は4Gの速度だということです。

そのため、5Gエリア品質を上げるには、高速大容量通信という特性を持ちながら、比較的広エリアカバーできるSub6帯 (4.5〜3.7GHz) の通信エリア拡大が、鍵を握るといわれています。

都市部の鉄道、駅周辺施設を中心としたau 5Gエリアの拡大

このSub6エリア拡大については、KDDIでは他社先駆け、2024年春には業界No.1 (注2) となるSub6基地局数約3.9万局展開
特にお客さまの生活動線となる鉄道路線商業地域において重点的エリア整備実施してきた結果、2024年5月末時点で、Sub6が利用できるエリアは、鉄道612駅と商業地域363スポットまで拡大しています。
 


各基地局
出力最大約100倍程度まで増幅した結果、Sub6エリアについては、全国では1.5倍 (注3)、特に関東では2.8倍 (注4) まで拡大し、通信速度エリアの広さを両立。このSub6電波を用いた通信では、約6割が下り200Mbps以上高速通信実現 (注5) していますので、プラチナバンドなどの4G周波数帯利用した5Gエリア (NR化) に比べて格段に早い通信速度実現しています。

  • 注2) 総務省「第5世代移動通信システム導入のための特定基地局開設計画令和年度 第二四半期末時点。なお、Sub6とは5Gの高品質な (高速大容量低遅延) 通信寄与する周波数帯のうち3.7GHz帯/4.0GHz帯/4.5GHz帯の通称です。5Gは一部エリア提供しています。
  • 注3) 2024年5月末時点 (同年1月末比) KDDI調べによる。
  • 注4) 関東エリア東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/茨城県/栃木県/群馬県。2024年5月末時点 (同年1月末比) KDDI調べによる。
  • 注5) 2024年4月時点のKDDI調べによる全国の下り通信速度分布。KDDI調べによる。

 

自宅やオフィスの電波改善を要望する「電波サポート24」

もちろん、大きなエリア対策だけでなく、身近電波問題対策も行っています。
KDDIでは、自宅勤務先などの電波のお困りごとに対し、要望が寄せられてから24時間以内電波サポーターから対策案をご案内する「電波サポート24」を実施しています。

すでに10年以上続けているこちらのサービスでは、具体的改善方法として、申込者インターネット回線利用した宅内向小型基地局の「auフェムトセル」の設置や、屋外良好電波を引き込み増幅させる「auレピータ」の設置など、現在電波状況に応じた解決策をご提案することで、日常での“つながらない”をなくす活動を続けています。


いつどこにいても安定した通信を提供するために

いまや生活必需品にもなっている携帯電話信頼性の高い通信環境提供することは、生活ビジネスを支える上で最重要の取り組みと考え、
今後もKDDIはどんな場所でも携帯電話快適につながるよう、取り組みを続けてまいります。

今後法人携帯導入の際は、ぜひauをご検討ください。
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