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PHSやトランシーバーが使えなくなる?電波法改正の影響とその代替手段とは

PHSやトランシーバーが使えなくなる?
電波法改正の影響とその代替手段とは

2025 1/22
2024年12月1日から施行された電波法の改正により、一部のトランシーバーやPHSの使用が制限されることが発表されました。この改正は通信技術の進化に伴う周波数帯域の整理や効率化を目的としたものですが、これまでPHSやトランシーバーを業務やイベントで活用していた方にとっては、頭を悩ませる問題です。この変化にどのように対応すればよいのでしょうか。あらためて簡単にこの背景を解説するとともに、代替手段について紹介いたします。

電波法改正による影響とは

まずはあらためて電波法改正内容を見ていきましょう。今回電波法改正目的は、電波は限られた資源であることから、5GやIoTなどの拡大する需要対応できるよう、古い技術に割り当てられていた帯域整理し、新しい技術対応する形で再分配することです。

その整理として、一部のトランシーバーやPHSの周波数使用できなくなりました。これらの機器使用し続けた場合は、違法通信として罰則対象になる可能性があるため、速やかな移行が求められています。

工事現場においてトランシーバーで会話する現場監督

トランシーバーやPHSの代替手段とは

工事現場においてスマートフォンで会話する男性作業員

では、移行先としてどのような手段が考えられるでしょうか。有力候補として挙がるのが、現代ビジネスで広く活用されているスマートフォンです。実際スマートフォントランシーバーやPHSの代替手段として利用する場合にはどのようなメリット注意点があるのか、詳しく見ていきましょう。


1. スマートフォンの活用


【スマートフォンのメリット】

  1. 通信可能エリア拡大
    モバイル通信やWi-Fiを活用することで、これまでのトランシーバーのような距離制約がなくなり、PHSが利用できるエリアに比べても全国利用できるエリア格段に広がります。

  2. コミュニケーション機能拡大
    トランシーバーやPHSではできなかった高画質画像動画共有ビデオ通話グループチャットスケジュール位置情報共有など、多彩コミュニケーション可能になります。
     


【スマートフォン活用時の注意点と対策方法】

  1. 利用コスト増加可能性

    トランシーバーでは通話料金発生しませんが、スマートフォンでは通話通信量利用する料金毎月かかります。また、料金プランによってはPHSよりも維持費が高くなる可能性があります。そのため、すでに持っている会社携帯活用する場合はよいですが、あらたにスマートフォンに置き換える場合は、毎月料金プランに関しても利用に応じた最適なものを選択しましょう。
    参考:au法人スマホの最安料金は?割引条件やお得なプランなど解説

  2. バッテリー持ち時間の違い
    トランシーバーPHSに比べるとスマートフォン多機能であるぶん、バッテリー消耗時間が早い場合があります。バッテリー容量連続使用時間選択する機種によっても変わってきますので、できるだけ大容量バッテリー搭載している機種を選ぶか、途中充電できるようモバイルバッテリー用意しておくと安心です。
    参考:au法人携帯のおすすめ機種は?スペックや特長など使い方ごとに解説

  3. 通信環境の悪い場所での利用
    トランシーバーやPHSに比べ、圧倒的通信エリアが広いスマートフォンですが、山間部地下施設など基地局からの電波が届きにくい場所に関しては、トランシーバーのほうが有利シチュエーションもあります。なお、屋内に関しては、au法人携帯であれば、オフィス環境屋内環境電波状況改善要望できる窓口用意されているため、レピータなどの設置により改善する可能性があります。
    オフィス電波サポート24 (法人)
    電波サポート24 (個人)
    ※ auホームページへ遷移します。

また、主に事務所オフィスなど屋内中心とはなりますが、屋外でもWi-Fiなどインターネットにつながる環境があれば、クラウドPBXとの連携によるスマホ内線化可能です。

イベント会場においてトランシーバーで会話する男性スタッフ

2. クラウドPBXの活用によるスマホの内線化


クラウドPBXは、従来のPBX (Private Branch Exchange=構内交換機) をインターネットを通じてクラウド提供するシステムで、物理的交換機必要とせず、固定電話のような内線機能スマートフォン利用することができます。

クラウドPBXのメリットとしては、インターネットにつながる環境があれば、オフィス内外を問わず外出中でもスマホ同士内線連絡が取れるようになり、トランシーバーやPHSでは利用できなかった通話履歴確認ボイスメール転送機能通話録音など、ビジネスシーンにあると便利機能活用できるようになることです。

注意点としては、スマホ料金とは別にクラウドPBXの利用料金必要になることに併せ、光回線やWi-Fiなどのインターネット安定して接続できる環境必要なことです。そのため、基本的には屋内利用想定したサービスですが、Wi-Fiやモバイル通信など、ネットにつながる環境さえ用意できれば、イベント会場工事現場事務所周辺など、屋外でも利用することができます。

参考:ホワイトペーパー


迷ったら通信のプロにご相談を

トランシーバーやPHSの利用停止は大きな変化ですが、それを新しい通信手段への移行好機ととらえることで、業務日常連携をより豊かなものに変更することも可能です。時代変化対応しつつ、よりよい環境構築するために、ぜひ参考になさってください。

ほかにも、トランシーバーやPHSに代わる屋内環境整備のご相談や、会社携帯クラウドPBXの導入にあたっての確認事項具体的相談などございましたら、お気軽にKDDIにお問い合わせください。通信のプロとして、長年数多くのサービス提供してきたノウハウを基に、貴社最適サービスをご提案いたします。

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