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レジリエンス

読み方 : レジリエンス

正式名称 : Resilience

Resilienceとは

レジリエンス (Resilience) とは、元々は心理学用語で、困難な状況に対してしなやかに適応し、回復する力を意味します。
近年、この概念がITやビジネス分野にも浸透し、予期しない変化や危機から迅速に立ち直り、事業を継続する力として重視されています。

特にITシステムでは、障害や災害、サイバー攻撃に対処し、影響を最小限に抑え、迅速に正常状態に戻すことが求められます。また、サービスを継続するためには、単なる障害対策を超えて、新たな脅威に適切に対応し、より強固なシステムを整える必要があります。
具体的には、機器の二重化やデータバックアップなどの対策を講じることが重要です。これにより事業継続計画 (BCP) や事業継続計画マネジメント (BCM) を実行する技術基盤として機能し、サイバー攻撃への有効な対策となります。

現代のビジネスはITシステムへの依存度が高まり、システム停止は企業の信頼失墜に直結します。自然災害やサイバー攻撃が増加する中、企業にとってITレジリエンスの強化は避けて通れない経営課題です。多層的な防御と回復の仕組みを構築し、システム全体の回復力と適応力を向上させることが不可欠です。

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