読み方 : スナップショット
正式名称 : Snapshot
スナップショットは「スナップ写真」を意味する英語で、開発中や運用中のシステムの特定の時点におけるファイルやディレクトリ、各種設定を記録して保存することでデータ保全を図る技術を指します。
特定の時点におけるストレージ内のすべてのファイルやデータベースの全データなど、データの集合をひとまとめに複製することにより、データの破損や喪失が発生した場合に過去の状態に復旧したり、別の機器への移転が可能になります。また、この技術は主に仮想化技術やデータベース管理において広く使用され、データベース管理システムでは定期的なバックアップやデータの復旧を容易にします。
さらに、ソフトウェア開発の分野では、開発中のソフトウェアやそのプログラムコード、関連データを一括りにしたものがあり、過去の状態を参照する手段としても役立てられています。こうしたことから、スナップショットはシステムの信頼性を高め、障害発生時の迅速な対応を可能にする重要な手法と言えます。