イリジウムは、地上780kmの位置に配置された66機の周回衛星で、極地を含む全世界 (注1) をカバーしています。衛星までの距離が短いため遅延が少ないことも特長です。イリジウムの衛星携帯電話端末は小型軽量で持ち運びに最適であり、特に衛星携帯端末同士は地上局を通さず通信できるため、地上の通信設備障害を受けずに利用できます。
イリジウム端末同士の通信は地上のネットワークを経由せず、衛星のみを経由して行われます。
イリジウム端末とほかの電話 (固定電話・携帯電話など) との通信は、
アメリカにある地球局を経由し、一般電話回線と接続します。
イリジウムは衛星を経由して通信するため、地上の通信手段がない場所でも利用できます。端末はコンパクトで持ち運びにも最適です。
災害時は固定・携帯電話が利用可能な場所でも規制がかかり使用できなくなる場合があります。衛星を活用するイリジウムなら影響を受けずに通話できます。
衛星携帯電話は、屋外でしか使えないと思っていませんか? イリジウム衛星携帯電話なら、上空360度に障害物がなく、同時に2基の衛星を捕捉できる場所であれば、建物の屋上に屋外アンテナを設置することで屋内でもご利用いただけます。そのため、緊急時の対策本部の通信手段としてもおすすめです。
屋上などに設置した屋外アンテナと屋内のイリジウム衛星携帯電話をケーブルで接続して屋内で使用します。アンテナケーブルは数種類の長さのセットを用意しています。また、ケーブルの長さにより、利用できるアンテナタイプが異なります。
屋内の所定場所にイリジウム衛星携帯電話Extreme (TM) または9555それぞれの専用ドッキングステーション『PotsDOCK』を設置し、屋外アンテナとケーブルで接続します。PotsDockに屋内用電話線を接続して外付けのアナログ電話機など (注1) で通話可能となります。
注1) デジタル電話機、IP電話専用の電話機はご利用になれません。また、交換機 (PBX) との接続は保証していません。
車内の限られたスペースにも設置いただけます。車載ホルダーでイリジウム衛星携帯電話をしっかり固定できるので、車両の揺れにも安心して通話を続けることができます。車載ホルダーからイリジウム衛星携帯電話を取り外して車外でもご利用いただくことが可能です。
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