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SaaSとは?導入メリットやIaaSやPaaSとの違い、代表的なサービスをご紹介
Smart Workコラム vol. 52

SaaSとは?
導入メリットやIaaSやPaaSとの違い、代表的なサービスをご紹介

2024 4/8
SaaSには、インストール作業が不要で導入が簡単、高額なハードウェアの購入も不要で初期コストが安価、ネットワークにつながれば場所を問わず利用できるなどの長所があり、自社のDXを進めるための解決策として役立ちます。この記事では、SaaSの特徴やメリット・デメリット、自社に適したサービス提供事業者の選び方、代表的なサービスなどをご紹介します。

1.SaaSとは

SaaS (Software as a Service:サースもしくはサーズ) とは、インターネットなどのネットワーク経由して、自社必要ソフトウェアクラウドサービスとして利用できる仕組みのことです。

SaaSの特徴は、ソフトウェア稼働している場所にあります。
従来企業ソフトウェア導入する際には、DVDやUSBメモリーといった記録媒体自社パソコンに読み込ませ、インストールして動かす方法主流でした。

しかしSaaSでは、ソフトウェアサービス提供事業者サーバー上で稼働します。
導入者側ネットワークからアクセスするだけで機能利用でき、インストール作業不要です。また、ネットワーク環境があれば社外からでも接続できます。


1.1 「IaaS」や「PaaS」との違い

SaaSと混同されがちな用語に「IaaS (Infrastructure as a Service:アイアースイアース) 」や「PaaS (Platform as a Service:パース) 」があります。各提供形態の違いは以下のとおりです。

名称 概要
IaaS (Infrastructure as a Service) ITインフラ (例:サーバーやストレージなど) をオンラインで提供するサービス
PaaS (Platform as a Service) ITインフラだけでなくプラットフォーム (例:アプリケーションの開発支援ツールなど) もオンラインで提供するサービス
SaaS (Software as a Service) ITインフラとプラットフォームだけでなく、実行可能な状態のアプリケーションもオンラインで提供するサービス

PaaSはIaaSを含み、SaaSはPaaS (とIaaS) を含んでいます。少し複雑ですが、SaaSは「そのまま実行可能アプリケーションまで提供してもらえる、さまざまな機能パッケージになったクラウドサービス」と理解するとわかりやすいかもしれません。

2.SaaSのメリット

SaaSのメリットとして、導入手軽コスト安価な点と、保守運用手間が少ない点が挙げられます。


2.1 導入が簡単で導入コストが安価

ネットワーク環境があればインストール不要利用できるSaaSは、導入に関する手軽さやコストの低さに優れています。
社内でのプログラム開発特別事前準備不要で、サービス利用を申し込み、アカウント情報 (IDやパスワード) を提供してもらうだけですぐに利用開始できます。

また、SaaSは処理大部分サーバー側が担うため、利用にあたり高性能ハードウェア必要としない点も魅力です。
多くの場合デバイス追加購入なしに手元にあるパソコンからそのまま利用できるため、導入コスト比較的安価です。


2.2 保守運用の手間がかからない

導入後保守運用手軽さもSaaSの強みです。ソフトウェアバージョン更新セキュリティアップデート基本的サービス提供者側が担ってくれるため、導入者側では保守運用コストを割く必要がありません。

加えて、通常このような保守運用費用サービス月額利用料金最初から含まれています。自社保守運用を行う場合とは違って突発的費用発生しにくく、中長期的ランニングコスト見通しも立てやすいのが特長です。

3.SaaSのデメリット

手軽利用できるSaaSですが、一方以下デメリット把握しておきましょう。


3.1 カスタマイズ範囲やメンテナンス時期などをコントロールできない

SaaSは導入簡単保守運用手間もかかりにくい代わりに、自由度制限されています。例えば、提供されるアプリケーション大規模カスタマイズは難しく、メンテナンスなどの保守対応時期サービス提供者側依存します。

マイナー機能必要としている、あるいは臨時メンテナンスによる業務停止深刻問題となりえる業種である場合、より柔軟活用できるIaaSやPaaSのほうが適していることもあります。


3.2 社内でセキュリティ対策が必要

ネットワーク経由利用するSaaSは、情報流出などのようなITインシデントへの対策必須です。アプリケーション自体セキュリティ提供者側担保していても、運用上不備があってはトラブル原因となります。

外回営業リモートワーク時に信用できないネットワークには接続しない」「離席時にはパソコンロックをかける」といった明確利用ルールを定めるなど、社内でのセキュリティ対策を進めておく必要があります。


3.3 データの移行が難しい

利用するサービスにもよりますが、SaaSは別のSaaSやITツール運用を切り替える際のデータ移行が難しいことがあります。
これは、汎用性が低い独自形式数値情報加工しているケースがあるためです。

特に問題となりやすいのは、サービス突然終了してしまった場合です。対策として、信頼性の高いサービスを選ぶのはもちろん、可能であれば契約時に、「将来的契約終了時には別サービス円滑移行できるよう、互換性の高い形式データ提供を受けられるかどうか」などを確認しておくのがよいでしょう。

4.SaaSを選ぶ際のポイント

では、自社にぴったりのSaaSを選ぶためにはどのようなポイント意識すればよいのでしょうか。重要となるのは以下の4点です。


4.1 機能性

SaaSは製品ごとに機能が異なります。財務会計処理役立ツールもあれば、営業活動効率化顧客関係維持するうえで重宝するものもあり、種類はさまざまです。

そのため、まずは自社がSaaS導入検討している目的効率化したい業務などを洗い出し、それに適した機能を持つサービスを探しましょう。そのうえで、次の3つのポイントから候補を絞り込み、相見積もりや試用による選定を進めることが重要です。


4.2 コストと料金体系

事業効率化役立つSaaSの多くは、長期間に渡って運用を続けることで真価発揮します。無理なく継続的利用するためにも、想定されるコスト料金体系把握しておきましょう。

SaaSの料金は、「利用したい機能」と「利用人数・データ通信量」の2点から決まることが一般的です。
自社必要機能想定される利用人数データ通信量を基に、将来的コスト算出しておくことが求められます。

ただし、コストを抑えると必要機能利用できなくなる、欲しいオプション利用できなくなるケースもあります。
そのため、利用する機能優先度予算考慮しつつ検討するようにしましょう。


4.3 サポートの手厚さ

サポート面の充実度合いもSaaSの満足度左右する要素です。特にIT人材の少ない企業では、利用方法不明点電話チャットで速やかに相談できるかどうかが、SaaSの社内での浸透速度影響します。

SaaSによっては、「SLA (Service Level Agreement:サービス品質保証契約) 」と呼ばれる、サービス稼働率サポートに関する約束公表しています。 SLAにはサービス正常提供できなかった際の補償まで記載されているケースが多く、信頼性を図る指標となります。


4.4 セキュリティ対策

サービス提供者側実施されているセキュリティ対策についてもチェックしておきましょう。

一般的に、SaaSの利用時には顧客データなどの重要情報提供者側サーバー上で取り扱います。このようなデータ流出すれば、たとえ原因がSaaS側の不手際であっても、自社に対する風評被害は免れません。

そのため、データ暗号化されるのか、サイバー攻撃に対する対策十分か、万が一のインシデント時のデータ復元可能かなど、セキュリティ面での信頼性チェックしておくことが大切です。セキュリティ対策信頼性確認する際は、ISO27001やISO27017、ISO27018、ISMAPなどの規定 (注1) 認証されているかを確認するようにしましょう。

  • 注1) ISOとは、International Organization for Standardization (国際標準化機構) の略で、ISOが制定した規格のことをISO規格といいます。一方で、ISMAPとは、Information system Security Management and Assessment Program (政府情報システムのためのセキュリティ評価制度) の略で、セキュリティ要件を満たしているクラウドサービスなどを政府評価登録することを目的とした制度のことを指します。
  • 参考JQA 日本品櫃保証機構HP 「ISOの基礎知識」
  • ※ 外部サイト遷移します。

5.代表的なSaaS

最後に、企業業務効率化重宝する代表的なSaaSを4種類紹介します。


5.1 Microsoft 365

Microsoft 365」は、各種事務作業ミーティングといった日常業務効率化するためのSaaSです。オフィスソフト代名詞ともいえる「Word」や「Excel」を筆頭に、会議用ツール「Teams」やデータ管理ツール「OneDrive」などが含まれており、各種業務デジタル化をまとめて進めることができます。

パッケージとして数多くのアプリケーションが含まれているため、「信頼できる一社にSaaSの契約集約し、さまざまな業務効率化したい」という場合にもおすすめです。


5.2 Google Workspace

「Microsoft 365」と同様業務効率化活躍する多様アプリケーションをまとめて提供しているSaaSが、Google Workspace です。ビジネス用の「Gmail」やオンラインストレージ「Google ドライブ」のほか、表計算ソフト文章作成ソフトビデオ会議社内チャット役立コミュニケーションツールが含まれています。

選択するプランによっては1アカウントあたり月額数百円程度から利用できるため、高いコストパフォーマンス実現しやすいのも魅力です。


5.3 Zoom

言わずと知れたビデオ会議ツールZoom」もSaaSの代表例です。メールでURLを共有するだけで相手オンラインミーティング招待できる手軽さから、社内会議はもちろん、取引先との商談にも利用されています。

高品質映像音声送受信できることに加え、多人数参加映像チャットでの同時コミュニケーション画面共有会議レコーディング文字起こしといった便利機能一通搭載されています。パソコンだけでなくスマートフォンタブレットからも同じように利用できる点でも、SaaSならではの長所が活かされています。


5.4 LINE WORKS

LINE WORKS」は、月間ユーザー数9,500万人 (2023年6月末時点) を誇る最大手SNS「LINE」のビジネス版です。スタンプなどお馴染みの機能搭載されており、LINEとほぼ同じ使用感利用できるため、社内への導入スムーズに進められます。

LINEとの連携にも対応しており、LINE WORKSを導入していない相手にもLINE経由連絡可能です。また、トーク以外にも各人予定をお互いに確認できるカレンダー機能や、メンバーに対する情報一斉通知できる掲示板機能などもあり、社内コミュニケーションサポートしてくれます。

6.まとめ

ネットワークを通じてアクセスするだけで利用できるSaaSは、導入簡単初期費用安価です。しかし、ひとくちにSaaSといっても機能はそれぞれ異なるため、自社に適したサービスを見つける必要があります。

もし、どのようなSaaSが自社に適しているのか迷っている場合には、KDDIのクラウド(SaaS)サービスよりお問い合わせください。KDDIでは、お客さまに適したSaaSの選定から、導入計画立案実際運用まで円滑に進められるようサポートしています。

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